【目次】
・「押しつけがましい」の意味は?
・「押しつけがましい」人の特徴とは?
・「押しつけがましい」人の心理とは?
・「押しつけがましい」⼈の対処法や、付き合い方を紹介
・「押しつけがましい」の英語表現
・最後に
「押しつけがましい」の意味は?
知らず知らずのうちに「押しつけがましい」人になっていませんか? どこまでが気配りや親切で、どこからが「押しつけがましい」になってしまうのか、その線引きって難しいですよね。
今回は、そんな「押しつけがましい」人の特徴や心理、付き合い方を紹介します。
意味
「押しつけがましい」人とは、自分の気持ちを押し通そうとして、相手や周りの気持ちを無視し、考えや主張を押し付ける人のことを指します。
また、そういう人は親切心から、相手のことを思っているつもりで行動しているため、提案を拒否したり、断ったりすることがなかなか難しいのが「押しつけがましい」人の難点です。
両親や恋人など、あなたが大切だからこそ、「なにかしてあげたい」「自分に出来ることは無いだろうか」とあれこれしてあげたくなってしまいます。
「押しつけがましい」人の特徴とは?
「押しつけがましい」人には、悪気が無い場合が多い分、より厄介だと思われてしまうことが多々あります。では、具体的に「押しつけがましい」人には、どのような特徴があるのか見ていきましょう。
周囲の人だけでなく、自分にも当てはまる節が無いか確認してみてください。当てはまれば当てはまるほど、要注意です!
1:主観で物事を捉えがち
「押しつけがましい」人は、主観で物事を捉えます。そして、周りが見えていないことが多いです。視野が狭いため、「自分の考えが正しい」と思い込んでいます。そして、主観でアドバイスをしてくるため、上から目線かつ、的を射ていない場合が多くあります。
2:一方的な親切をしたあとに、見返りを求めてくる
「押しつけがましい」親切をしてくる人の中には、見返りを期待している人もいます。「折角○○してあげたのに」と逆になじられてしまい、トラブルに発展することも。時にはしっかり断ることも重要です。
3:人の話を聞くより、自分の話をしたがる
自分の話ばかり盛り上がって、他の人の話にはあまり興味を示さないのも、「押しつけがましい人」の特徴といえます。相手がどう思っているのか構わずに押し付けてしまう「押しつけがましい」人は、つまり、実は相手のことをきちん見ていないのです。
したがって、相手が求めていないことを押し付けてしまい、それにも気がつけなくなっています。
4:自分のやり方を譲らない
「押しつけがましい」人は、頑固な一面を持っています。「主観で物事を捉えがち」であると先に紹介しましたが、「自分=絶対正しい・正義」の構図が出来上がってしまっているので、周りの人が他の意見や提案を述べても認めません。「正しい」か「正しくない」かで物事を判断しようとするのです。
本人にとっては最善でも、人にはそれぞれあったやり方があるということに気がつけないため、自分の理想とは違うやり方で物事が進められると、不機嫌になってしまうところも厄介に思われてしまいます。
「押しつけがましい」人の心理とは?
では、どうしてこのような視野狭窄や固執した考え方になってしまうのでしょうか。行き過ぎた親切をしてしまう、「押しつけがましい」人の心理に迫っていきましょう。
1:承認欲求が強い
「押しつけがましい」人は、承認欲求が非常に高い傾向にあります。他人から認められたいという思いが先行するあまり、周りが見えなくなっているのです。
2:相手を思う気持ちが強すぎる
「押しつけがましい」人は情に厚く、好きな人や大切な人に対して、「何でもしてあげたい」という心理が極端に働きます。
しかし、相手にとって、かえって迷惑になってしまうこともあるので注意が必要ですね。
3:使命感に駆られている
「押しつけがましい」人は、時に「自分が何とかしなきゃ」と思い詰めてしまうことがあります。「きっと誰かが何とかしてくれるだろう」と、物事を、なあなあにしないところは良いところですが、それが行き過ぎてしまうと、「押しつけがましい」人になってしまうのです。
そして、使命感に駆られて、あれこれとお節介をしてしまいます。
「押しつけがましい」⼈の対処法や、付き合い方を紹介
先に紹介した、「押しつけがましい」人の特徴や心理を見てみると、なるべく関わりたくないな… と思ってしまうのではないでしょうか。
しかし、時には、どうしてもコミュニケーションを取らなければならない場合ってありますよね。そんな時に上手く、「押しつけがましい」人と付き合っていくための対処法を紹介します。
1:理由を述べてしっかり断る
「押しつけがましい」人は、相手のためを思って、親切心からお節介をします。自分が正しいと思っているため、ただ断るだけだとなかなか引き下がってくれません。そこで、相手にも分かりやすいように、明確で的確に、「この場合は○○が向いているから、こっちの方がいいと思う」というように、言葉を選びながらお断りするように心がけましょう。
2:感謝の気持ちを述べる
提案や意見を断りたいけれど、うまく出来ない場合や言いにくい相手の時は、まず感謝の気持ちを伝えてみましょう。「私のために考えてくれてありがとう」という感謝の気持ちを伝えることで、「押しつけがましい」人は、自分が役に立てたことが実感できるからです。そして、その後に、やんわりと「大丈夫だから」と断るようにしましょう。
3:こちらからお願いをする
「押しつけがましい」人は、頼まれなくても自分から首を突っ込んできます。一度意見すると、そのことをどうしても通したくなってしまうので、そうなってしまう前にこちらから、「○○をして欲しい」とお願い事をしましょう。
相手は、自分が頼られたことに満足するため、衝突するのを防ぐことが出来ます。
「押しつけがましい」の英語表現
ところで「押しつけがましい」は、英語ではどのように表現するか知っていますか? いくつか単語があるのですが、例えば「instrusive」で、「でしゃばりの」「じゃまをする」という意味の単語があります。「He is benevolent but sometimes instrusve」で、「彼は優しいが、時々押しつけがましい」という意味です。
他にも「pushy」という単語を用いて、「You are pushy」と表すことも出来ます。この例文は、「あなたは押しつけがましい」という意味です。
最後に
人には親切でいたいですが、やりすぎると「押しつけがましい」人になる。だからバランスが難しいですよね。相手が何を求めていて、何をしてあげれば喜んでもらえるのか見極めるためには、自分の話だけでなく、相手の話に耳を傾ける余裕と、周りを見渡せる広い視野が必要です。
今回紹介した特徴に、うっかり当てはまってしまわないよう、気をつけましょう!
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