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2023.08.07

マーガレットの花言葉|別れを意味する怖い意味もある? 色や本数の違いも解説

「マーガレット」は、一重咲きで可憐で可愛らしい花を咲かせるため、見ている人の心を和ませてくれますよね。贈り物としても人気がありますが、贈る本数によってはネガティブな意味もあるので注意が必要です。ここでは、「マーガレット」の花言葉について紹介していきます。

マーガレットの花言葉

「マーガレット」全般の花言葉は、「恋占い」、「心に秘めた愛」、「真実の愛」、「信頼」、「真実の友情」、「私を忘れないで」、「優しい思い出」、「誠実」、「貞節」です。

また、「マーガレット(Margaret)」の英語の花言葉は、日本の花言葉と同じく「secret love(秘密の恋)」、「faith(信頼)」です。これらの花言葉のなかから、いくつかピックアップして由来を紹介します。

「恋占い」

「マーガレット」の花びらを一枚一枚ちぎりながら、「好き、嫌い、好き、嫌い…」と恋占いをしたことはありませんか? これが「恋占い」という花言葉の由来です。ちなみに、「マーガレット」の花びらの枚数はたいていが奇数。そのため、「好き」から始めると「好き」で終えることができるんです。想いを寄せている相手が「自分のことを好きなのかもしれない」と前向きな気持ちを与えてくれる花なんですね。

「真実の愛」

この花言葉は、ギリシャ神話に登場する月と狩りの女神・アルテミスが由来とされています。女神であるアルテミスに捧げられていた花が「マーガレット」であったことから、女性の幸せ=「真実の愛」という花言葉がつけられたそうです。

「心に秘めた愛」

夫を持たない処女神であることを誓っていたアルテミスですが、巨人の狩人・オリオンと恋をします。しかし、それを良く思わなかったアルテミスの兄・アポロンは、海から出ていたオリオンの頭を、黄金の岩と嘘をつき、アルテミスにオリオンを射させてしまうのです。悲しい結末ですが、この物語が「心に秘めた愛」の由来といわれています。

「真実の友情」「信頼」

アルテミスは、処女神でしたが、そのことを周囲の従者にも要求していました。しかし、いざ従者が愛する人と結ばれたときには、暖かく送り出していたことから、「真実の友情」や「信頼」という花言葉がつけられたそうです。

マーガレットの花言葉には怖い意味はある?

すでに紹介したように、「マーガレット」には特に怖い花言葉はありません。しかし、「私を忘れないで」という、悲しいとも、怖いともとれる花言葉があるため、そうした噂が出てしまったのかもしれませんね。実際には、「私を忘れないで」という花言葉は、ネガティブなものではなく、引越しや転職、卒業などのとき、「ありがとう」や「また会おうね」といった意味合いとして使われているようです。

マーガレットを贈る本数によって意味が変わる?

「マーガレット」は、贈る本数によって特に意味は変わらないので、一般的な本数別の意味を参考にするといいでしょう。まずは、片思いの相手に贈るときに使える本数を紹介します。1本は「あなたが運命の人」、3本は「愛しています」、5本は「あなたに出会えたことが心からの喜びです」、6本は「あなたに夢中です」、10本は「あなたは完璧です」、12本は「恋人(奥さん)になってください」などがあります。

また、プロポーズするときやパートナーに贈るときには、4本「一生愛し続けます」、8本「思いやりに感謝しています」、11本「最愛」、12本「恋人(奥さん)になってください」などがいいでしょう。

ちなみに、ネガティブな意味のものもあるので、紹介しておきます。それは、15本の「ごめんなさい」や、16本の「不安な愛」、17本の「絶望の愛」です。本数別の意味を知っている方は少ないと思いますが、念のため、贈る本数も気をつけておくといいかもしれませんね。

マーガレットの花言葉は色別に違う?

上記で「マーガレット」全般の花言葉は紹介しましたが、色別にも花言葉があります。白やピンク、黄色など一つひとつ見ていきましょう。

白の「マーガレット」の花言葉は、「心に秘めた愛」、「恋占い」、「信頼」です。純白の色は結婚式にふさわしいため、ブーケなどでも使われることが多いようです。結婚のお祝いはもちろん、恋人への贈りものにもぴったりですね。

ピンク

ピンクの「マーガレット」は「真実の愛」という花言葉です。花言葉が「真実の愛」だからというよりは、女性らしく可愛らしいため、ピンクの「マーガレット」は、母の日の贈り物としても人気ですね。

(c)Shutterstock.com

黄色・オレンジ

黄色・オレンジの「マーガレット」の花言葉は、「美しい容姿」です。「美しい」と言われて嫌な気持ちになる女性はほとんどいないので、黄色・オレンジの「マーガレット」は女性へのプレゼントに最適ですね。

(c)Shutterstock.com

赤・紫

「マーガレット」の色は白、ピンク、黄色、オレンジが一般的ですが、最近では赤や紫のものも見られるようになってきました。しかし、赤や紫は新しい品種なので、色別には特に花言葉はありません。そのため、「マーガレット」全般の花言葉を参考にしてみてくださいね。

マーガレットの基本情報

「マーガレット」は、カナリア諸島(アフリカ大陸北西)が原産のキク科の植物です。和名は「木春菊」で、英名は「Marguerite」、「Paris daisy」。3〜4月の冬から春にかけた時期に開花し、花持ちは5〜10日程度です。一般的には一重咲きですが、現在ではさまざまな品種が生まれているため、八重咲きや丁子咲きのものも見られます。

名前の由来

「マーガレット」という名前は、ギリシャ語の「Margarites(マルガリテス)」が由来です。「Margarites(マルガリテス)」は、「真珠」という意味で、「マーガレット」の花が純白で丸く、美しいようすから、その言葉がつけられたようです。

(c)Shutterstock.com

次に、和名の「木春菊」の由来を紹介します。現在では、「マーガレット」という名前が一般的ですが、明治初期に日本に伝わってきたときには、「木春菊(モクシュンギク)」と呼ばれていました。これは、「マーガレット」の葉が春菊に似ていることと、「マーガレット」はしばらく経つと根っこが木のように固く、茶色くなることが由来だそうです。

最後に、英名の由来について見ていきましょう。「Marguerite」は、すでに紹介したギリシャ語の「Margarites(マルガリテス)」が由来です。「Paris daisy」は、「マーガレット」が、パリで園芸用として品種改良されていたことからつけられた英名だそうです。

種類

世界中で愛されている「マーガレット」は、約100種の品種があります。一般的な一重咲きのもの以外にも珍しい花を咲かせる品種もあるので、いくつか紹介します。

チェルシーガール

一般的な「マーガレット」といえば、「チェルシーガール」です。一重咲きの白い花に、細くて繊細な葉が特徴。そよ風に吹かれながら咲くようすは、可憐でかわいらしい印象の品種です。

サマーメロディー

八重咲きのピンク色の花を咲かせるのが「サマーメロディー」です。「マーガレット」といえば、一重咲きで可憐なイメージですが、この「サマーメロディー」は八重咲きのため、豪華で、より一層の華やかさを放つ品種です。

キバナマーガレット

黄色い大きな花を咲かせるのが「キバナマーガレット」です。生き生きとした花の黄色と、葉っぱの緑のコントラストが美しい品種です。

イエローサブマリン

一重咲きの花びらの中央に、さらにもう一つ花があるように咲く丁子咲き。その丁子咲きのなかでも人気なのが「イエローサブマリン」です。「キバナマーガレット」よりは薄い黄色の花を咲かせます。

最後に

恋占いでも使われていたように、乙女にふさわしい花「マーガレット」。可憐で可愛らしい花を咲かせるため、見ている人の心を和ませてくれますね。切り花でも日持ちがするため、ぜひお家に飾って、「マーガレット」の花を楽しんでみてはいかがでしょうか?

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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Oggi12月号で商品のブランド名に間違いがありました。114ページに掲載している赤のタートルニットのブランド名は、正しくは、エンリカになります。お詫びして訂正致します。
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