「おなら」は何の略?
人間の生理現象のひとつ、おなら。口に出したくないくらい、恥ずかしいですが、実はこの言葉は略語です。
どんな略か知っていますか?
答えは「お鳴らし」
おならは、「お鳴らし」が略された女房詞です。女房詞については下で紹介していきます。
女房詞(にょうぼうことば)とは、室町時代に宮中に仕えた女性たちが使っていた隠語。その後、町に住む人たちにも派生して、一般語になったものがあり、おにぎりやおひや(水)、おでん、などがその類です。
そんな女房詞の「おなら」は、「鳴らし」に接頭語「お」が付けて、遠回しに表現した言葉。「お鳴らし」の「お鳴ら」部分だけが定着していき、「おなら」となったと考えられています。
ちなみに、屁で音がなったものが「お鳴らし」と言い、音がしないものを「すかしっ屁」と言い、この「すかしっ屁」は、江戸時代にできた言葉なんだとか。
おならを調べていくと、ロシアにはオナラ通り、バヌアツにはオナラ湾などありました。日本語で考えるとくすっと笑ってしまいそうですが、現地では普通のことで、言葉ってなんだか不思議ですね。
いかがでしたか? 日本には知っているようで知らない略語がたくさんあります。正式名称など、こちらでまとめているので、トライしてみてください。
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