勲章・褒章制度のこと知ってる?
秋の叙勲・褒章のニュースが話題になりましたね。
そもそも叙勲・褒章ってなぁに? 秋のってことは他の季節にもあるの? そんな勲章・褒章制度について疑問を持つ人も多いのではないでしょうか。
早速確認してみましょう!
叙勲、褒章は明治から続く制度
勲章制度は明治8年(1875年)、褒章制度は明治14年(1881年)に創設された制度です。
国や公共のために功労のあった方、社会の各分野において優れた行いのあった方などに対し、国としてその功績や業績を表彰し、その栄誉のしるしとして勲章や褒章が授与されるんですよ。
毎年、4月29日(昭和の日)と11月3日(文化の日)に授与されています(一部の勲章・褒章でそれ以外のタイミングで授与されるものもあります)。
春と秋の2回、授与の機会があるんですね。
勲章と褒章はどう違うの?
勲章は国家または公共に対する功労のあった方に贈られ、褒章は特定の分野についての優れた行いのあった方などに贈られます。
勲章
褒章
よくニュースで耳にするのが紫綬褒章ですが、そのほかにもさまざまな褒章の種類があるんですね。
受賞者はどうやって決まるの?
受賞の候補者は、有識者の意見を聴取した上で各府省の大臣などから内閣総理大臣に推薦され、審査を経て、閣議で決定されたのち、天皇陛下の御裁可を得て発令されます。
春秋叙勲では、春と秋それぞれ約4,000名の方に勲章が授与され、春秋褒章では、春と秋それぞれ約800名の方に褒章が授与されるんですよ。
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いかがでしたか? 受賞の候補者には私たち国民から春秋叙勲の候補者としてふさわしい方を推薦する方法もあるんです。
昨今は褒める文化の醸成に力を入れている企業も多く、そういう中に未来の候補者がいるかもしれませんね!
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鶴田初芽
都内在住のOLライター。マナーインストラクターであり、実用マナー検定準一級や敬語力検定準一級など、ビジネスにおけるマナーや、マネーに関する資格(2級ファイナンシャル・プランニング技能士、金融コンプライアンスオフィサー、マイナンバー保護オフィサー)などを保有。丁寧な暮らしに憧れ、断捨離修行中!