職場で感じる「この人、感じがいい」と思う人ってどんな人?
前回記事▶︎見習いたい!「あ、この人は育ちがいい」と感じた職場エピソード5
職場や身の回りでの何気ない振る舞いや、会話の中で好印象な人には「さりげない気遣い」ができる人だと思います。
さりげない気遣いは簡単なようで意外と難しいもの。普段からわざとらしくなく、自然に声掛けやサポートができる人に憧れます。
今回は、職場で見た「この人、感じがいい」と思う人について職場のみんなに聞いてみました。
◆初めての人でも仲間に誘ってくれる
・新入社員や異動してきたばかりの頃、職場でなじめるかどうか不安でした。
「私が新入社員で配属された部署でのことです。知らない人ばかりで緊張していましたが、向いに座っていた先輩が何気ない雑談のときに『Hさん、猫か犬を飼ってる?』と話題を振って仲間に入りやすく誘ってくれました。緊張していた私もすっかりリラックスできて、職場で打ち解けることができました」(20代/Hさん)
・派遣社員で働き始めたときのこと。お昼ご飯の時、どうしようか迷っていたら。。。
「派遣先で初めてのランチタイム。まだ友達もいないし、お昼ご飯どうしようかと周りをキョロキョロしていると、『一緒にどう?』と声をかけてくれた同僚。一緒にランチして、みんなと顔見知りになれて楽しかった! さりげなく気遣ってくれたことが、うれしく感じました」(30代/Nさん)
・退社時のたった一言。それだけで認めてもらえた気分に。
「初出勤日。右も左も分からないまま、言われるとおりに必死に仕事を覚えて緊張した一日を過ごし、初日を終えて帰る準備をしていたら、教育係のO先輩が帰り際にこちらを見て『また、明日ね!』と声をかけてくれました。何もできなかった1日だったけど、『明日も来てね』といわれたような気分になり明日らかも頑張ろうと思えた瞬間でした」(20代/Yさん)
◆経験と観察力で、すばやく察知
・もう出かけなきゃ、なのに電話が!
「取引先へ出かけようとして席を立った瞬間、自分あての電話が鳴ったのを見て「うわ、このタイミングで電話出たら遅れる!」と思っていたら、隣の席の後輩が電話を取って『○○さんからのお電話ですが、もう出かけますよね? メールで連絡してもらうように伝えておきましょうか?』と機転を利かせてくれました。
おかげで、無事に会社を出て、先方の用件も移動中に確認できてとても助かりました。ナイスアシスト!」(40代/Mさん)
・エレベーターで何も言わなくても、わかってくれる
「社内エレベーターに、両手いっぱいに荷物を抱えて乗り込もうとしていたら、同じ社内の女性が開放ボタンを押して待ってくれた。乗り込めば何も聞かずに自分と私が降りるだろうフロアのボタンをそれぞれササッと押し、『お先です!』と自分のフロアでさっそうと降りて行った。乗る前から、降りるまで、僕は一度もボタンに触れずにオフィスへ戻れました。
顔見知りだからできることだけど、あまりにさりげなくて好印象でした」(30代/Kさん)
・探し物をしていたら、察して差し出してくれる
「職場で探しものをしていたら、『これですか?』と探しているものを取り出し、手渡してくれた後輩。よく観察していて、何に困っているのか、何が必要かをよく察してくれるので本当に好印象。
究極はオンライン会議用のPCが不具合でつながらず、会議を始められずにこまっていたら、彼女は持参していたipadを取り出し『これでつなぎましょうか?』と機転を利かせ、無事会議をスタートできました。先の先を読んでの準備、彼女は神がかっていると感じた瞬間でした」(50代/Tさん)
◆ピンチのときこそ優しいフォロー
・支払い処理の締め日にトラブル。時間が迫るなか焦っていると。。。
「どうしても振込入金が拒否される事案が発生し、『人の目を変えて点検しましょう』と先輩が書類のチェックを申し出てくれました。じっくりと点検していくと、銀行名が似ている他行へ誤って振込をしていたことが発覚。すぐに修正してなんとか間に合いました。
冷静に、素早くフォローしてくれた先輩に『すみませんでした』と謝ったら、『え? なんで? 間に合ってよかったじゃない! 今、みんなハッピーでしょ?』と笑顔でそう言われた時は、感動しました」(20代/Hさん)
・印刷にミスが! 失敗して大量のミスコピーを作ってしまい。。。
「お客様へ送るチラシの文章中に、ミスが発覚して、上司に報告をしに行った時のことです。
『よかったじゃない、まだお客さんの手元に届いてなくて。やり直せるんでしょ?』とミスを責めず、次に何をすべきかを指示するだけでした。
落ち着いて、すぐにやり直しに取り掛かることができ、上司への好感度が急上昇しました」(30代/Wさん)
◆見える気遣いよりも、見えない気遣い
・会社の飲み会後に見た、後輩のさりげない気配り
「会社の飲み会で、上司や先輩を先に送り出したあと一度戻ってきた後輩。私と一緒に席を後にしようと歩き始めたとき、後輩がついて来ず、振り返ると、テーブルの上や椅子などにみんなの忘れ物がないか『よし! よし!』と、一人で指差し点検していました。
料理のとりわけや、お酌などのわかりやすい気遣いもありますが、本当の気配りとはこういうことだなと思いました」(40代/Sさん)
・給湯室や手洗い場の水ハネ
「みんなが使う給湯室や手洗い場が、水はねでベタベタになっているところを一生懸命ペーパータオルで拭き上げている女性スタッフを目撃しました。見えないところで、きちんとしている姿を見たときに『この人、いい人だな』と思いました。
みんなが気持ちよく使えるようする姿勢に感動、自分もきれいに使おうと思いました」(30代/Aさん)
◆嫌なことでも、進んで取り組む
・取引先でトラブル! 私の代わりに謝罪に
「新人だったころ、自分の担当している取引先で商品のトラブルが起きて、先方からクレームがきました。私には代替品の手配をするように指示して先輩が謝罪に向かってくれた。
誰でも怒られるのは嫌なのに、後輩のミスを率先してケアしてくれる姿に、尊敬しました」(30代/Yさん)
・面倒な作業を気持ちよく引き受ける
「会議終了後は、使用後の会議室のレイアウトに戻して、テーブルをきれいに清掃するのが社内のルール。でも誰もが自分の仕事にすぐに戻りたいので、進んでやりたがらないのが現実。
そんな時、いつも進んで片づけをしてくれる2人組の先輩。「手伝います!」と申し出ても『ここは任せて! 自分の仕事して~』」気持ちよくいつも楽しそうに、テキパキと済ませてしまいます。次は先輩よりも早く取り掛かって引き受けたいと思いました」(20代/Oさん)
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みなさんの職場にも「あ、この人いいな」と好印象な人がたくさんいると思います。自分が目にして素敵だなと思ったこと、してもらったりしてうれしかったことを、自分も真似していきたいと思います。毎日の職場が柔らかい雰囲気に包まれるといいな。
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ライター ayaka
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