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2021.09.06

妊娠に備え、私生活を変え鍼治療も。その後、思わぬ事態が…<元テレビ朝日プロデューサー転職実録#36>

仕事と自分の人生を見つめ直す社会人10年目。今回は、妊娠前後で私の身に起こった様々なことの話。元バラエティ番組の女性プロデューサー 古瀬麻衣子が考える「理想の人生」への近づき方。

古瀬麻衣子

30代後半の私が妊娠のために本気で取り組んだこと…

これまでの連載はこちら

さてさて今回は、妊娠前後で私の身に起こった大小様々な衝撃のエピソードをご紹介していきます。妊活中の方も、いつか妊活をするかもしれない方も、興味ない方も、「この人、必死だったのね」という目線で読んで頂ければと思います。

妊娠のために私生活でやったこと

(c)Shutterstock.com

まずは初級編。

1回目の受精卵移植で妊娠していないことが発覚した後についてです。

私は即座に2回目の移植をトライすることを決めたわけですが、1回目と同じように過ごしていては変化を起こせない気が勝手にしまして、傾向と対策を死ぬ気で練りました。大学受験が得意だったからかな(笑)。

医学的根拠がある対策というよりは、妊娠への気運を高めるために実行したというイメージで読んでください。

まずはこの時点から葉酸のサプリを摂り始めました。妊娠する前から飲んだ方がいいというネット情報をただ信じて。

さらに、色んな方のブログで紹介されていた女性ホルモンのバランスを調整するとかいうハーブティーも急に飲み始めました。水道水か、ビールが主な飲料だった私が。人間変わるもんです。

食事に関しても、すでに妊娠していると仮定して、栄養素のバランスを異常に気にかけました。

どの食材も「○○ 妊娠」と検索して、良さそうなものばかりを急に食べ始めたので、夫が「そんな気にする必要あるのか」と毎日食卓で笑っていました。お酒を楽しく飲むことにフォーカスした食生活を平気で何年も送っていた私にとっては、急激すぎる、極端すぎる変化です。

私が妊娠のために通った場所

(c)Shutterstock.com

そして次は上級編。

ネットでやたらと引っかかってくる、妊活や不妊の方に向けた医療機関と併設している鍼灸などを専門とする治療院に通い始めました。広告戦略に踊らされているかもしれないと懐疑的な気持ちもありつつ、やってみて損はないだろう、東洋医学の力も借りてみようという、単純な思考でした。

その治療院に行ってみると、不妊に悩んでいる多くの女性を10年近く施術してきたセラピストの方が担当になってくださり、1時間もかけて私の話を聞いてくれました。

彼女との出会いは私のメンタルの安定にかなり影響しまして、「何だか古瀬さん、2回目で妊娠しそうだね」と何気なく言われたひと言に妙な安堵を覚えたのを記憶しています。

また、現実も教えてくれました。今36歳で、2回目もうまくいかず、アメリカに1度戻ることになるのであれば、そこで時間のロスが発生するので、可能であれば、今のうちにもう一回新しい受精卵を作ることも考えてみては? と。

30代後半の場合、生殖医療の領域では、1歳でも若い卵子で妊娠することを勧められます。私にとって、この提案はプランEくらいのハイレベルな考え方でしたが、受精卵は確実に減っているわけなので、可能性を少しでも増やすという方法論に納得もしました。

さらに妊娠判定が陽性と分かった後の話ですが、無事に赤ちゃんが育つかどうかも大きな壁になります。妊娠したと分かっても、早期流産の確率が思った以上に高いことに怯える毎日でした。

早期流産はほとんどの場合は染色体の異常だとされていますが、なるべく赤ちゃんにとって母体をいい環境に整えたく、対策として私が選んだのは、その治療院での会陰への鍼治療でした。そう、膣と肛門の間に鍼を刺すのです。

医療機関が運営している施設でなければ許可されない施術。想像するだけで冷や汗が出そうですが、実は対して痛みもなく、施術時間はあっという間。そんなところに刺すの!? という気持ちを乗り越えるだけです。

少しでもホルモンをいい状態にして、身体が安定するように必死でした。

結局、何が効いたかなんて全く分かりませんが、とにかく子供を出産することは奇跡だと思って、その過程で不足していることを徹底的に補う作業でした。

その甲斐あってか、順調に安定期に向かい始め、ほっと胸を撫で下ろしていたある日… 私たちに想像もしていなかった激震が走ったんです。やっぱり、幸せばかりが続くわけがない… そう痛感させられた出来事。

毎年の乳がん検査で予想外の事態に…

(c)Shutterstock.com

アメリカに帰る前に確認しておこうと、気軽に受けに行った乳がん検診で思わぬ事態が。

乳がん専門のクリニックで、その先生のことをとても信頼しているからこそ、毎年訪れていたのですが、昨年のエコー写真と見比べて、少し肥大している何かを指摘されたのです。

いつもなら、「また来年もおいでね」と笑顔で送り出してくれる先生が、「アメリカに戻ったらしばらく来られないだろうから、普通はここまでやらないけど、念のために詳しい検査をしてみようか」と。

おっぱいに針をぶっ刺して、細胞を採取… 妊娠の喜びから一転、赤ちゃんのことをまともに考えられない地獄がやって来たのです。

女性にとって、誰しもに訪れる可能性がある。若い方も含めて、大事な情報として、次回詳しくお伝えしようと思います。

ご心配頂かないために先にお伝えすると、結果、乳がんではありませんでした。ただ、そこまでの道のりがあまりに辛かったので、またもや赤裸々にシェアさせて頂こうと思います。

◆これまでの連載はこちら

古瀬麻衣子

1984年生まれ。一橋大学卒。テレビ朝日に12年勤務。「帰れま10」などバラエティ番組プロデューサーとして奮闘。2020年、35歳で米国拠点のweb会社「Info Fresh Inc」代表取締役社長に就任。現在NY在住。日本人女性のキャリアアップをサポートする活動も独自に行なっている。

Instagram:@maiko_ok_
HP


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