「for a rainy day」の意味は?「雨の日」ではなく…?〈役立つ英語表現#12〉
前回記事▶︎「なんでもいいよ」を英語で?
こんにちは、ハワイ在住のエリです。毎日カラッと晴れた海日和な日々が続いているハワイですが、先日ふとこんな広告を目にしました。
「Save money for a rainy day.」
直訳すると「雨の日のために貯金をしよう」ですが、皆さんはどんな意味だかわかりますか?
正解は、「万一に備えて貯金をしよう」という意味
ここで使われている「for a rainy day」は「雨の日」ではなく「万一のために」「いざという時のために」というイディオムで、「Save[something]for a rainy day」で「万一のために〜を備える」という意味になります。
この表現はお金のことに使われるのが一般的で、他のことに関して「万一のために」という時は「emergency」を使うことが多いです。
◆例文はこちら
I should save more money for a rainy day.
「万が一に備えてもっと貯金しないと」
また、「rainy-day fund(緊急時用の資金)」という表現もぜひ一緒に覚えておきましょう。個人だけではなく、企業や州政府の「緊急時基金」という意味でニュースなんかでも度々登場します。
ちなみに、日本語のことわざ「備えあれば憂いなし」は「Lay up for(or against)a rainy day.」のように表現することができます。
長引くコロナ禍に世界中で起きている自然災害… 何が起こるかわからない世の中だからこそ、常日頃から緊急事態に備えて準備しておきたいものですね!
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アラサーライター エリ
ハワイ、ホノルル在住。現地マーケティング会社にてホテルや大手ショッピングモールなどのPRに従事した後、独立。現在はフリーランスとしてPRや翻訳業務に携わる。趣味はヨガとカイルアビーチでカヤック。