ライター・安本由佳が悩める女性の人生にアドバイス♡<働く女性のお悩み相談室#63>
前回記事『嫉妬の沼… 彼氏ができた婚活仲間たちを素直に祝福できない<働く女性のお悩み相談室#62>』
こんにちは、ライター・安本由佳です。私のInstagramに届いた、お悩みの中からぜひ皆さんと共有したい内容をピックアップ。一緒に答えを探していきます。
今回みなさんと一緒に考えたいお悩みはこちら!
「執着」は不幸のはじまり
お悩み:1年前に離婚しました。離婚したことに後悔はないのですが、すでに妊娠が難しい年齢で、子どものいない人生となってしまったことだけがどうしても悔やまれます。女性として劣っているような気持ちになるし、仕事に情熱があるタイプでもないので、一体何のために生きているのか… 自分が無価値に思えて鬱々とします。
結婚し、子どもを産み、温かな家庭を作る…… 相談者さんはおそらく、そういうステレオタイプの幸せを理想としていたんですよね。
けれども理想と現実は違う。思いがけず離婚することとなり、また、子どもを授かることもないまま妊娠が難しい年齢になってしまった。
ただ、理想通りにはいかなかったとしても、現在は過去の自分の選択の結果です。その時その時に選んできた最適解が、今を作っています。
だとすれば、離婚したことも子どものいない現状も「自分にとっては最適解だったんだ」と受け入れてあげませんか。
理想を描くのは素敵なこと。しかし理想像に執着するのは不幸のはじまりです。
どんな選択をしようが、幸にも不幸にもなる
そもそも、人生に唯一絶対の正解などありません。
結婚する・しない。子どもを産む・産まない。仕事をする・しない。女性の人生は選択の連続ですが、どの選択肢を選んだとしても幸にも不幸にもなり得る。
それなのに、選ばなかった(選べなかった)側の人生だけを正解のように考えて執着するなんて…… 無意味なことだと思いませんか?
母親になれなかった自分を「女性として劣っている」などと感じるのも、刷り込まれた古い価値観と、理想像に執着するあまりの呪いに過ぎません。いくら執着したところで過去は変えられないのだから、自ら呪いをかけて不幸になるのはやめましょう。
恋愛、結婚、子育て以外にも、女性の人生の楽しみはいくらだってあります。
相談者さんは仕事に情熱を燃やすタイプではないそうですが、それも自分で勝手にそう思い込んでいるだけかもしれませんよ?
仕事だけじゃなく、ボランティアなどの社会貢献や、スポーツ・映画・読書・あるいは推し活など!? 趣味に生きがいを感じる人もいますよね。
執着を捨て去ることができれば、視野が広がり、必ず楽しみが見つかります。
* * *
お悩み相談は、現在もInstagramのストーリーズで受け付けています(匿名も可能)。真剣な相談内容には、種類を問わず可能な限りすべて答えます。
TOP画像/(c)Shutterstock.com
ライター 安本由佳
慶應義塾大学法学部法律学科卒 化粧品メーカー広報、損害保険会社IT部門で勤務したのちフリーランスへ。 2015年に軽井沢に住まいを移し、ホテルやカフェのPRに従事するほか、軽井沢暮らしを紹介するコラムを連載中。2016年〜2020年1月 東京カレンダーWEBにて執筆。2020年10月15日 講談社文庫より初書籍「不機嫌な婚活」発売。現在Amazonにて販売中。