世の中の悩みを「聖書」から解決#10
「悩みのない人生を送りたい!」というのは、人類の抱き続けてきた願望ですが、令和の時代になっても人の悩みは尽きるどころか増えてさえいるのかもしれません。
ツイッターフォロワー10万超【上馬(かみうま)キリスト教会】のまじめ担当MAROさんは、フォロワーの方々から寄せられるさまざまな悩みに「聖書」から解決の糸口を伝えようと日々発信中。『人生に悩んだから「聖書」に相談してみた』(KADOKAWA)より、MAROさんが提案する悩み解決のヒントをお伝えします。
質問:昔、悪いことをしてしまいました
回答:過去の行いは神様がゆるしてくれます。大事なのは反省して悔い改めること
「わたし、このわたしは、わたし自身のためにあなたの背きの罪をぬぐい去り、もうあなたの罪を思い出さない(イザヤ書43:25)」
誰しも一つや二つ「どうしてあんなことをしてしまったんだろう」と悔やむような過去があるものです。それはなかなか人にも打ち明けにくいですし、自分でずっと抱えていないといけないですから、つらいですよね。
映画の教会によく出てくる「告解(こくかい)室」、わかりやすく言えば「懺悔室」は、そんな苦しみを抱えた人が神様に罪を告白するために作られたものです(実は現在ではあんまり使われなくなったのですけど)。
神様はみずからの罪を認め、告白し、悔い改める人はゆるしてくれます。たとえ、自分で自分をゆるせないとしてもです。
その理由は、イエス様の十字架にあります。イエス様は歴史上唯一、何の罪もない人でした。その人が十字架で罰せられたのは、罪のあるあらゆる人の身代わりとなるためです。
ですから罪に対する神様からの罰は、すでにイエス様によって終わっているんです。にわかには受け止められないことかもしれませんが、キリスト教ではそのように考えます。というか、それを信じるのがキリスト教の1丁目1番地なんです。
ただしもちろん、告白すれば何でもかんでも無条件にゆるしてもらえるわけではありませんし、「謝りゃゆるされるんだから、何をやってもいーや」とか、そういうことでもありません。ゆるしには告白の他に「悔い改め」が不可欠です。
「悔い改め」とは、罪を犯した自分を自覚し、反省し、二度と同じことをしないように自らの生き方を改めることです。これなしにただ軽い気持ちで「ごめんなさーい、やっちゃいましたー」と言ってもゆるされるわけではありません。
人間だってそうですよね、お酒の席で失敗した人が「ごめんなさーい」と言いながら、次の日もまたガブガブ飲んでいたら、「反省してないな」と思いますもんね。本当に謝罪するならその日からお酒を控えるだとか、そういう「悔い改め」が必要です。
イエス様の身代わりを信じること、告白すること、悔い改めること、この三つがそろうとき、神様は「もうその罪は思い出さない」と言ってくれるんです。自分一人では負いきれない重荷を、イエス様が一緒に担いでくれるんです。
そして「悔い改め」のたびに、自分の努力ではなく神様によって、二度とその罪を犯さない自分に変えられていくんです。
『人生に悩んだから「聖書」に相談してみた』発売中!
▲『人生に悩んだから「聖書」に相談してみた』
著者:MARO(上馬キリスト教会ツイッター部) 出版:KADOKAWA
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上馬キリスト教会 MARO
1979年東京生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科、バークリー音楽大学CWP卒。
キリスト教会をはじめ、お寺や神社のサポートも行う宗教法人専門の行政書士。キリスト教ではない家に生まれ、23歳のときに洗礼を受けた「クリスチャン1世」。
10万人以上のフォロワーがいるツイッターアカウント「上馬キリスト教会(@kamiumach)」の運営を行う「まじめ担当」。
著書に『上馬キリスト教会ツイッター部のキリスト教って、何なんだ?』(ダイヤモンド社)、『上馬キリスト教会の世界一ゆるい聖書入門』、『上馬キリスト教会ツイッター部の世界一ゆるい聖書教室』(「ふざけ担当」LEONとの共著、講談社)などがある。