【目次】
・「クソコテ」とは? 意味・語源についてご紹介
・「クソコテ」の使い方
・どんな人が「クソコテ」になるの?
・「クソコテ」にならないためには?
・「クソコテ」以外にも!「コテハン」の呼称
・最後に
あなたはSNSを利用したことはありますか? “Twitter”や“Instagram”など、現在では様々なSNSがありますが、SNSが普及する以前は、ネット上で交流をするときにはネット掲示板がよく使われていました。
ネット掲示板で生まれたネットスラングは数多く、今回ご紹介する「クソコテ」もそんなネット掲示板で生まれた言葉のひとつです。一体どんな意味を持つ言葉なのか、確認をしてみましょう。
「クソコテ」とは? 意味・語源についてご紹介
まずは、「クソコテ」の意味や語源についてご紹介です。あなたは「クソコテ」がどんな意味を持っているのか、わかりますか?
「クソコテ」の意味
「クソコテ」とは、「他のユーザーが見て不快になるような投稿をするユーザー」のことを指します。これまでのやり取りの流れをぶった切るような投稿をしたり、他のユーザーに対して嫌がらせをするようなユーザーに対して使われますよ。
「クソコテ」の語源
元々、“2ちゃんねる”などの匿名ネット掲示板の多くはSNS同様に自分の本名を使わず、ニックネームを使うユーザーが多いです。このとき使うニックネームのことを、ネットでは「ハンドルネーム」と呼びますよ。
投稿するときに、毎度同じ「ハンドルネーム」を使うユーザーの「ハンドルネーム」のことを、「固定ハンドルネーム」、略して「コテハン」と表現します。
この「コテハン」を使うことで、匿名ネット掲示板であっても、投稿者の特定をすることが可能です。そこで、他のユーザーを不快にするような投稿をするユーザーが使っている「コテハン」を「クソみたいなコテハン」という侮辱の意味を込めて、「クソコテ」と呼ぶようになりました。
「クソコテ」の使い方
「クソコテ」の意味が分かったところで、続けて「クソコテ」の使い方についてご紹介です。実際に「クソコテ」はどんな風に使われているのでしょうか?
1:「このクソコテ、全く話の流れを理解しようとしないんだよね」
「クソコテ」の主だった使い方です。話の流れを考えずに投稿するユーザーに対して、不快感を覚えたときに使われますよ。
2:「そんな投稿ばっかりしてると、クソコテって判定されかねないから気を付けた方がいいよ」
他のユーザーから、悪質・不快な言動だと思われかねない投稿をするユーザーに対して使われます。「クソコテ」は蔑称として使われることが多いため、相手への注意喚起として使われることがありますよ。
3:「今日の放送で初めて登場したあのキャラ、どう考えてもクソコテだな」
「クソコテ」は、「周りが不快になったり、迷惑を被るような投稿をするユーザー」のことを指します。そこから転じて、「独善的・多くの人に迷惑をかけるような人物」のことを、「クソコテ」と表現することが可能です。
どんな人が「クソコテ」になるの?
他のユーザーが不快になるような投稿をする「クソコテ」。一体どんな投稿をすると、「クソコテ」と判断されてしまうのでしょうか?
1:場の空気を読まない
「場の空気を読まない・話の流れを理解しない」は、「クソコテ」になる可能性が最も高い投稿のひとつです。ネット掲示板では、「聞きたいことがある場合は、投稿する前にすでに似た質問に対する回答が投稿されていないか」を確認する、といった暗黙のルールがあります。
そのルールを無視して同様の質問をしたり、他のユーザー同士が話している中に全く関係ない話で割り込んだりすると「クソコテ」判定されてしまいますよ。
2:他の人の意見を尊重・理解する気がない
特に情報共有や意見交換を目的とした掲示板で行うと、「クソコテ」判定されてしまう投稿。現実でも一方的に意見を投げてきたり、他人の意見を否定ばかりする人には不快感を覚えますよね。
3:上から目線な発言をする
こちらも、現実で考えるとわかりやすい「クソコテ」のひとつです。ネット掲示板では、現実でどんなに立場が高い人であっても、「ただの1ユーザー」。上から目線な発言をすると、不興を買いやすいですよ。
「クソコテ」にならないためには?
それでは、ネット掲示板を利用するとき「クソコテ」と言われないようにするには、どんな点に注意をすればいいのでしょうか。
1:投稿前にやり取りの流れを確認する
ネット掲示板には、先述の暗黙のルールのように、ユーザーたちで作り上げてきた文化や特色があります。初めて掲示板に投稿するといった場合は、過去のやり取りから、それらの了解を考える必要がありますよ。
自分が不快に思われるような発言をしていないか不安な時は、「流れを切っていたら、すみません」といったように、一言断りをいれるようにするのがオススメです。
2:以前の発言内容と矛盾した発言をしない
意見が二転三転する人も、ネット掲示板では不快に思われがちです。特に「コテハン」をつけていると、簡単に過去に何を投稿していたかを確認することができるため、他のユーザーに「揚げ足取り」をされてしまうこともあります。
匿名ネット掲示板であっても、「コテハン」を使うときは、しっかり自分の意見をまとめておくことが大事ですよ。
3:「コテハン」を使わない
元々、匿名が売りのネット掲示板では、そもそも「コテハン」を使うだけでたたかれることも…。「皆ただの1ユーザーなのに、コテハンを使って自己主張している」と、考える人も少なからずいます。
そのため、他のユーザーが「コテハン」を使っていないときは、場の空気にしたがって、「コテハン」を使わないようにする方が確実です。
「クソコテ」以外にも!「コテハン」の呼称
最後に、「クソコテ」以外の、「コテハン」の呼称についてご紹介です。
1:良コテ
「良コテ」は「クソコテ」とは対照に、「他のユーザーから好かれていて、優秀だとされているコテハン」のことを指しています。特にイラストや小説など、創作物を公開しているユーザーは、「良コテ」になりやすいといわれていますよ。
2:空気コテ
「空気コテ」は、空気と同様に「存在を主張しないコテハン」のことです。良くも悪くもない、所謂「普通のユーザー」のことを指して使われます。
3:有名コテ
「有名コテ」は、言葉の通り「その掲示板・界隈で知名度の高いコテハン」のことです。印象的な書き込みを行ったり、個人情報が拡散されてしまった「コテハン」に対して使われますよ。
最後に
「クソコテ」についてのご紹介でした。ネット掲示板では、他のユーザーが不快に思うような投稿をしていると、「クソコテ」と呼ばれてしまう可能性があります。
自由に意見を述べることができるのがネット掲示板の利点ではありますが、「クソコテ」と呼ばれないためにも、他のユーザーのことを考えて投稿をすることが大切ですね。
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