【目次】
・肌老けの一番の原因とは?
・乾燥肌をケアしなかったらどうなる?
・ニキビ肌・マスクによる摩擦の対策
・肌のターンオーバーに着目したスキンケアアイテム
肌老けの一番の原因とは?
【1】未来の美肌のために今やるべきこと
30歳を過ぎたら、肌はお手入れ次第で大きく変わっていきます。乾燥によるバリア機能の低下は、くすみやシミ・たるみなど“すべての肌トラブル”につながるため、最低限しっかり保湿をすることが大切。
10年後、20年後…、どんな肌でいたいですか?
【2】エイジングケアは早めのスタートが◎
\教えてくれたのは…/
ウォブクリニック中目黒総院長:高瀬聡子先生
[著書『ゆる美容事典「ほどほど」「ズボラ」で美肌を手に入れる』(講談社)他、好評発売中]
30歳はスキンケアコスメをエイジングケア系にシフトしたほうがいい時期。
「よく肌の曲がり角は28歳と言われますが、実際にはその少し前くらいから、意識してお手入れのグレードを上げると、乾燥を防ぐ先回りのケアができますよ」(高瀬先生)
20代前半と同じようなスキンケアを使っている人は、一度見直してみるのがおすすめです。
【3】薬を使えば早く治る?
\教えてくれたのは…/
産婦人科専門医・生殖医療専門医:田口早桐先生
[オークなんばレディースクリニック院長。国際学術誌への投稿や、国内外学会での研究発表を数多く行う]
突然の肌荒れ。どんな薬を使うのがおすすめ?
「肌が乾燥すると、肌状態を正常に保っているバリア機能がうまく働かず、肌荒れを起こします。肌荒れの原因として『乾燥』が考えられる場合は、あれやこれや薬を使うよりもまずは保湿が第一です。一時的に保湿をしてひどくならないようにして、症状が自然におさまるのを待つといいでしょう」(田口先生)
【4】常備しておきたいおすすめアイテム
「炎症による肌荒れでニキビやヒリヒリがひどい場合には、一時的にステロイド成分を使用するのが有効ですが、乾燥が原因の肌荒れには『ワセリン』がおすすめです。いろいろな成分を含まないので肌にやさしく、たっぷり保湿してくれますよ」(田口先生)
【5】花粉で肌が反応することも
\教えてくれたのは…/
表参道スキンクリニック名古屋院院長・表参道院医師:渋谷友香先生
[2016年に東海大学医学部を卒業し、その後は大学病院の形成外科にて活躍]
スキンケア不足でバリア機能が低下すると、花粉による刺激を受けやすく、肌荒れが発生・悪化していきます。ここでも、何より大切で予防にも対策にも有効なのは「保湿」! 肌のバリア機能を向上させることができます。
≪メイクをする際のポイント≫
しっかりベースメイクを使用して、肌に直接花粉が触れないようにすることも効果的。普段より肌に優しい敏感肌向けのものやミネラルコスメなどを取り入れるのもおすすめです。
乾燥肌をケアしなかったらどうなる?
■肌老けには段階がある!
\教えてくれたのは…/
皮膚科医:山屋雅美先生
[美容皮膚科タカミクリニック シミ外来・美肌育成外来勤務]
≪肌老けの段階とは?≫
・初期症状:乾燥
インナードライの状態が続くと肌の乾燥がますます進み、バリア機能低下を招きます。
・中期症状:くすみ
血行不良により細胞に十分な栄養や酸素が行き届かなくなることで、肌の新陳代謝が低下している状態に。メラニン排出の滞りや健全な肌細胞生成が妨げられ、老化進行に拍車をかけます。
・後期症状:小じわ
健全な肌細胞がつくられていないことや、紫外線の影響による肌内部のコラーゲンやエラスチンへのダメージにより、角質層の潤いが不足。肌の弾力・柔軟性が失われ、肌老けが表面化しはじめている状態に。
ニキビ肌・マスクによる摩擦の対策
【1】ニキビ肌タイプにも保湿は重要
\教えてくれたのは…/
美容家:山本未奈子さん
[女性誌をはじめとするさまざまなメディアにて、正しい美容知識やこだわりの美容法を伝授]
≪勘違いしがちなニキビ対策≫
ニキビができたとき、スキンケアで油分は控えるべきだと思われがちですが、適度な油分は必要なので保湿は徹底して。乾燥していると肌が皮脂不足だと勘違いし、過剰な皮脂分泌が促されてさらにニキビを招いてしまう悪循環に…。できはじめならニキビ用スポッツを取り入れるのもおすすめ。炎症がひどい場合は皮膚科を受診しましょう。
【2】マスクによる肌ダメージ対策
「コロナ禍では、マスクをつけることが当たり前になり、肌は常に擦れた状態になっています。スチーマー等を採用するなど肌に刺激を与えないようにすることが大切」(表参道スキンクリニック:渋谷先生)
肌のターンオーバーに着目したスキンケアアイテム
肌細胞の成長サイクル「ターンオーバー」。肌が生まれ変わる周期と言われています。このサイクルが乱れることで肌表面の「バリア機能」が低下。乾燥や肌荒れなどの肌悩みを引き起こします。また、ターンオーバーは外から受ける影響も大きいので、乾燥やUV対策をしっかり行っておくことも大切。
【1】草花木果|ホットメイク落としジェル
皮脂に近い成分で肌にやさしく、メイク汚れと素早くなじむクレンジングジェル。独自成分「フィトCMC」が、角層内の水分保持やバリア機能をサポートします。
【2】TAKAMI|タカミスキンピール
肌に刺激を与えすぎず、すこやかな美しさを引き出す処方を追求した角質美容水。毎日生まれ変わる肌のリズムに、毎日正しく寄り添うスキンケアです。
【3】ボビイ ブラウン|インテンシブ スキン セラム
▲(写真・左から)ラディアンス ローション/ラディアンス エマルジョン
笹の葉エキス(整肌成分)配合。外的環境から肌を守って肌をすこやかに保ちます。肌にうるおいを与えながら、健康的にいきいきと輝く肌に。
【4】アベンヌ|クリナンス スキンリファイナー
アベンヌ温泉水配合。肌のうるおいバリア機能を整え、肌の土台づくりをサポートする美容液。角層を良い状態に整えることで、よりキメの整ったハリのある美しい肌に。
【5】ブランノアール|プレミアム10セラム
加齢により正常に作れなくなった細胞間脂質をサポートし、肌の自己回復力をサポートする美容液。肌の水分を長時間逃さず保湿効果をもたらし、くすみのない明るい肌に。
【6】ブランノアール|コンセントレーションクリーム
整肌成分「ヒト幹細胞培養液」が瞬時に角質層に深く浸透。たっぷりのうるおいを与えながら、年齢と共に変化する肌悩みにアプローチしてハリのある肌に。