不妊治療ってモヤる【30代からの不妊治療】
妊活を始めて3年。現在34歳の私の体験から、妊娠を考えているカップルにとって少しでも役に立つような情報をレポート形式でお届けします。
前回は、人工授精や体外受精へのステップアップの計画を夫婦で話し合ったお話をお届けしました。今回は、人工授精へステップアップすることになったお話。
私はいつ妊娠できるの?
占いやスピリチュアルが大好きな私と科学的根拠がないことは信じない夫。妊活をはじめて2年が過ぎようとしていた2019年の夏、私たち夫婦は人工授精をすることにしました。
なんで、妊娠しないのか…。33歳になった私は「いつから道を誤ったんだろう?」と、なんだか濃い霧のなかにいるような毎日を過ごしていました。
こんなことになるなら、学生の時知っておきたかった…
私の学生時代の保健体育の授業といえば、やたら“避妊の大切さ”に関する内容があふれてた印象です。
性病の怖さやコンドームの使い方と同じように、女性が妊娠するために年齢的なリミットがある、男性に精索静脈瘤があると不妊原因になりやすいという事実をきちんと知識として教えておいてほしかったな。って、このクレームどこに向かって吐き出せばいいのさ?
気軽に考えてたライフプランの落とし穴
就職して、2~3年後には結婚して、30歳くらいで子どもが2人くらいいて、お金をためてマイホームを購入し、40歳くらいから老後に備えて貯蓄をはじめ…、私はかつて(たぶん、小学生の頃の保健体育か家庭科の授業か何かで)そんな感じの人生設計を立ててみたことがあります。
しかし、そんなピンポイントの願ったタイミングで子どもは授かれないんだよー! と、タイムスリップしてあの頃の自分に教えてあげたいです。
ふとしたときに、ハ~アってため息をついてしまう自分が嫌い。ため息の数だけ、幸せが逃げていくよう。
混沌とした日々のなかで、妊娠しやすくなると噂のゴールデン期間(卵管造影検査後の半年間)、D(デイ)8~10くらいの時期に卵胞が育っているか? 排卵が近そうか? と排卵の時期をエコーで確認してもらい、きちんとタイミングをとり続けていたものの結局、妊娠はできず。
半年のリミットギリギリになって人工授精を受けることに。夫と二人でリプロダクションを受診しました。
次回は排卵誘発のホルモン剤に関するお話をお届けします。
これまでの記事▶︎不妊治療体験レポ
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クロサワキコ
34歳・主婦ライター。妊活歴3年目。男性不妊の治療や人工授精に体外受精、ステップアップを重ねていくなかで感じた不妊治療のリアルな本音を発信しています。