【目次】
・「上品」の意味は?
・「上品」な⼈の特徴とは?
・「上品」な人になるための方法は?
・「上品」な著名人は誰?
・最後に
「上品」の意味は?
容姿に関係なく、「上品」な人って魅力的ですよね。逆に、とんでもない美貌の持ち主でも、「上品」の欠片もない人は、本当に残念です。「上品」とはどのようなもので、どうやって手に入れるのか、本記事では、「上品」の意味から、特徴や方法を丁寧に解説します。ぜひ、ご参考になさってくださいね。
意味
まず、「上品」の意味からご説明します。「上品」とは、「品質がすぐれていること、品性、品格がよいこと、一級品」という意味です、家柄が良い人のことを指す場合もあります。
元々の語源は、じつは仏教からきており、その教えでは、人は能力や性質で上・中・下の三段階に分けることができ、「上品」はその最上位。仏教の世界では、「品」は、人間の内面を指すんですね。どんなに高級な服やアクセサリーを身にまとっても、その人の内面に、品格がなかったら、「上品」とはいえません。
「上品」な⼈の特徴とは?
では、「上品」な人はどんな特徴をもっているのでしょうか。具体的な特徴をいくつか挙げてみます。
1:所作が美しい
「上品」な人は、一つひとつの所作が美しいです。仕草や動きがゆったりしており、指先まで意識が向いています。カップを置くときには音を立てない、食べ物を口に運ぶときには片手を添える、誰かにモノを渡す時には両手を使う、などちょっとしたことでも、指先まで丁寧に意識しているのが特徴です。急いでいてモノを投げたり、音を立てて置いたりなどはしません。
2:言葉遣いが丁寧
美しい言葉遣いをするのも、「上品」な人の特徴です。流行りの若者言葉や略語をやたら使ったりすることはしません。TPOに合わせ、正しい日本語をきちんと使いこなせる人が「上品」な人といえるでしょう。敬語の使い方をしっかりと学ぶことも大事ですね。
3:穏やかで落ち着きがある
「上品」な人は、気持ちにゆとりがあるため、穏やかな雰囲気の人が多いです。時間に余裕をもって、計画的に行動できるため、心穏やかに過ごせるのでしょう。常にギリギリまで寝ていたり、ダラダラする時間が多い人は、まずは日頃の時間の使い方から見直してみるといいかもしれません。
「上品」な人になるための方法は?
わたしも「上品」な人と思われたいと思う人は多いのではないでしょうか? 一体どうしたら「上品」な人になれるのでしょう。実は、日頃の小さなことの積み重ねが、あなたの内面を磨き、「上品」な人に近づく一歩となります。次に、「上品」な人になるための方法をいくつかご紹介します。
1:ひとつひとつの行動を丁寧に心がける
まずは、「上品」な人の所作を真似してみましょう。普段、ドアをバタンと閉めたり、大きな音をたてて歩いたりしていませんか? 自分の普段の行動を観察して、丁寧な振る舞いを心がけてみてください。改めて振り返ると、意外と見直すところがあるかもしれません。
2:マナーを学ぶ
正しいマナーや、敬語を学ぶことも「上品」な人に近づける一歩です。「上品」な人はTPOに合わせ丁寧な振る舞いをすることができます。それには、正しいマナーを学ぶ必要がありますよね。大人として知っておいて損はありませんので、これを機に本やセミナーなどでマナーを勉強するのもいいかもしれません。
3:きちんとしたものを身に着ける
内面の美しさが伴っていないと「上品」な人といえませんが、「上品」な人は見た目や服装にも決して手を抜きません。メイクや洋服も、自分に合ったものを理解し、場面に応じた着こなしをします。ブランド品で身を固めればいいということではなく、身の丈に合った身なりを理解している人は、洗練されていて素敵ですよね。
「上品」な著名人は誰?
1:オードリーヘップバーン
世代を超え、世界中で愛されているハリウッドの名女優、オードリー・ヘップバーン。『ローマの休日』『ティファニーで朝食を』『マイ・フェア・レディ』など、多くの名作で主演を飾り、彼女にあこがれを抱く女性は今でも後を絶たないのでは? 見た目の美しさはさることながら、内面の美しさ抜きに彼女のことは語れません。
映画の中では美しいドレスに身を包み、華やかな世界で生きていた彼女ですが、その後半生は、アフリカなどで恵まれない子供たちへの慈善活動で、多くの時間を費やしたことは有名な話です。美しい心を持ち、実際にそれを行動に移す彼女の生き方から、多くのことを学べますね。
2:ジェーン・バーキン
クラシック女優をもうひとり。誰もが憧れるエルメスのバッグ、『バーキン』。その誕生のきっかけを作ったのが、このジェーン・バーキンです。彼女の少しシンプルながらも、少しエッジのきいたファッションは今でも人気が高いですが、そんな彼女の魅力の一つは、明るくチャーミングな性格です。
美しさの秘訣は、いつも笑顔でいることだとか。年を重ねていてもなお美しいのは、やはり、絶えず笑って、自分も周囲も明るくいることから滲み出てくるのかもしれませんね。
3:キャサリン妃
ファッションアイコンの一人としてメディアで取り上げられる機会の多い、キャサリン妃。私たちでも手の届くファストファッションですら、彼女が身に着けると、どこか洗練されたブランド品に見えてしまうのが不思議ですが、それはきっと彼女の持ち合わせている、「上品」さからきているものだと思います。ロイヤルファミリーにも関わらず、そんなお洋服を愛用されているなんて好感がもてますね。
最後に
いかがでしたでしょうか? 「上品」な人の特徴と、その方法について解説してきました。「上品」とは、内面から溢れ出るものです。どんなに高級ブランド品を身にまとっても、仕草や振る舞いがそれに見合っていなければ、それは「上品」とは決していえません。まずは、日頃の行いから見つめなおし、所作を丁寧に意識することから始めてみましょう!
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