『エミリー、パリへ行く』から学ぶ役立つ英語表現2
洋画や海外ドラマは生きた英語の宝庫! 特にNetflixの話題ドラマ『エミリー、パリへ行く(Emily in Paris)』は、職場、デート、友達同士の会話など、様々なシーンで使える今時の英語表現が楽しく学べるのでとってもおすすめです。
本日も作品に出てきた便利な英語表現をご紹介させていただきますね!
◆「make sense」(理解できる、腑に落ちる)
〈Emilyと隣人Gabrielの会話〉
Gabriel:Do you want to live in my apartment?(僕と一緒に住みたいの?)
Emily:Come on, even you have to admit that the floor numbering here makes absolutely no sense.(あなただって階数の数え方がおかしいことは否めないでしょ)
下の階に住む隣人ガブリエルの部屋を何度も自分の部屋と間違えるエミリー。アメリカや日本では地上階からfirst floor, second floor, third floor… と数えるのに対して、ヨーロッパでは地上階をground floor、2階からfirst floor, second floor… とカウントするとのこと。
そのことに混乱するエミリーは、階数の数え方が「makes absolutely no sense(絶対におかしい)」と言っています(※absolutely=全く、絶対に)。
「make sense(理解できる、腑に落ちる)」はネイティブが1日1回は使っているのでは? と思うほどの頻出表現。相手が言ったことに納得した時、日本人はよく「なるほど」と言いますよね。同じ意味で、アメリカ人もよく「That makes sense.」と言います。
逆に、相手が言ったことに対して「理解できない、腑に落ちない」と言う時は、「That doesn’t make sense to me.」や「That makes no sense to me.」と言います。
相手に理解しているか確認したい時、「(Does it)make sense?(分かる?/理解できる?)」もよく使われるので合わせて覚えておきましょう!
◆「tips」(ヒント、アドバイス、コツ)
〈エミリーと赴任先の上司シルヴィーの会話〉※一部省略
Sylvie:So, do you want to go to this party? Be there at eight.(このパーティーに行きたいのね? じゃあ、8時に現地で)
Emily:Wonderful. Any tips on what to wear?(わかりました。何を着るべきかアドバイスはありますか?)
tipと聞くと支払いのチップを思い浮かべる方も多いと思いますが、その他に「ヒント、アドバイス、コツ」という意味でも使われています。
例)5 tips to stay healthy.(健康でいるための5つの秘訣)
エミリーのフレーズのように『疑問詞+to動詞(〜すべきか)』と一緒に使われることも多いのでまとめて覚えておくと便利です!
Any tips on+what+to動詞(何を〜べきか)
when(いつ〜べきか)
where(どこで〜べきか)
which(どれを〜べきか)
how(どのように〜べきか)
例)Do you have any tips on where to go in Tokyo?(東京でどこに行ったらよいかアドバイスはある?)
◆「keep(something)in mind」(〜を心に留めておく、覚えておく)
〈エミリーとクライアントAntoineの会話〉※一部省略
Antoine:It’s like wearing beautiful lingerie. Makes you feel more confident. Sexier. Happier.(美しい下着と同じで身に付けると自信が湧いて、セクシーで幸福な気分になれるんだ)
Emily:I will keep all of that in mind for our marketing materials.(今の言葉は今後のマーケティング活動で活かせるよう心に留めておきますね。)
「I’ll keep that in mind.(心に留めておきますね)」。これも何かと使えるとっても便利なフレーズ。私は旦那から何か言われた時に「わかった〜覚えておくね〜」のような感じで聞き流す時や(笑)、仕事でアドバイスをもらった時に「参考にします」というニュアンスでよく使っています。
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いかがでしたか? 本日ご紹介した英語は、どれも日常生活やビジネスシーンで頻繁に使われている表現なのでぜひ覚えてみてくださいね!
Netflix 「エミリー、パリへ行く」公式サイトはこちら
TOP画像/(c)Shutterstock.com
アラサーライター エリ
ハワイ、ホノルル在住。現地マーケティング会社にてホテルや大手ショッピングモールなどのPRに従事した後、独立。現在はフリーランスとしてPRや翻訳業務に携わる。趣味はヨガとカイルアビーチでカヤック。