ライター・安本由佳が悩める女性の人生にアドバイス♡<働く女性のお悩み相談室#47>
こんにちは、ライター・安本由佳です。
およそ1年前から、Instagramのストーリーズでお悩み相談を受けています。
私自身すべての「正解」を知っているわけではありませんが、相談者さんの立場に立って真摯に考え発信し続けたところ、連日たくさんのお悩みが届くようになりました。
Oggi.jpでは、いただいたお悩みの中から、ぜひ皆さんと共有したい内容をピックアップ。一緒に答えを探していきます。
前回記事:『結婚相談所に登録したものの… 紹介される男性が皆、生理的にムリ!<働く女性のお悩み相談室#46>』
お悩み相談は、現在もInstagramのストーリーズで受け付けています(匿名も可能)。真剣な相談内容には、種類を問わず可能な限りすべて答えます。
さて… 今回みなさんと一緒に考えたいお悩みはこちら!
お金か愛か。どちらを選ぶのが幸せ?
お悩み:アラサーです。長く付き合っている彼氏がいますが、結婚に迷っています。というのも、いわゆる普通の会社員で、彼との結婚では私の望むレベルの生活が難しいからです。一方で、経済力ある男性と出会っても結局は好きになれない自分もいます。お金か愛か… どちらを選ぶのが幸せなのでしょうか。
お金か愛か。結婚に際し、どちらを選ぶべきなのか?
こういった内容の相談、実は定期的に届きます。そして、そのたびに同じ回答をしています。… 相談者さんはどちらを選んでも幸せにはなれませんよ、と。
というのも、今の彼では理想の結婚生活を送れないとか、経済力があっても好きにはなれないとか、相手をネガティブにしか捉えられていない時点でもうすでに不幸だからです。
世の中には「私はお金と結婚する」と公言し資産家に嫁いで、愛のない結婚を選ぶ女性がいます。
こういう女性のうち心から幸せを感じている人がどれだけいるのかはわかりませんが… 幸せを掴んだ女性がいるとしたら、彼女にとって幸せを図る物差しがお金であり、何不自由のない贅沢を与えてくれるパートナーに100%満足しているからではないでしょうか。
相談者さんは、好きだけど経済力のない彼にも、好きじゃないけど経済力ある別の男性にも、心から満足できていませんよね。
そうである以上、どちらを選んだって幸せにはなれないと思います。幸せかどうかを決めるのは、条件ではなく心だからです。
お金も愛も欲しいなら、手に入れればいい
相談者さんは「お金も愛も欲しい!」と欲張っているわけですが、それならどちらも手に入れるしかないと思います。それ以外、満足できないわけですから。
方法は簡単です。彼の収入では望むような生活ができないというなら、自分も働いて足りない分を補えばいい。二人で協力して必要な収入を確保すればよく、そうすればお金も愛も妥協せずに済みますよね。
彼だけの稼ぎに頼ろうとするから、お金か愛かと二者択一を迫られてしまう。
令和2年版男女共同参画白書によると、子どもがいる・いないに関わらず、雇用者の共働き世帯は全体の68%に達しています。
*参考リンク:共働き等世帯数の推移
良し悪しの話は置いておいて、今の時代は共働きが大前提です。男性だけの収入で生活している家庭の方が圧倒的に少なく、さらに贅沢暮らしができる人たちなんていうのは、ごくごく一握り。相談者さんが恋心を抱く対象であろう20代〜30代の男性に絞ったら尚更ですよね。
それでもなお男性の収入に頼り、愛もお金もある結婚がしたいと夢を見続けますか?
夢を見るのは自由ですが… 相談者さんはアラサーの現在までそういう相手と出会わなかった。これが現実です。
いつまでもないものねだりをしていないで、現状を受け入れ、足りないものがあるなら自分の力で手に入れる努力をしましょう。それが幸せへの近道です。
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ライター 安本由佳
慶應義塾大学法学部法律学科卒 化粧品メーカー広報、損害保険会社IT部門で勤務したのちフリーランスへ。 2015年に軽井沢に住まいを移し、ホテルやカフェのPRに従事するほか、軽井沢暮らしを紹介するコラムを連載中。2016年〜2020年1月 東京カレンダーWEBにて執筆。2020年10月15日 講談社文庫より初書籍「不機嫌な婚活」発売。現在Amazonにて販売中。