ライター・安本由佳が悩める女性の人生にアドバイス♡<働く女性のお悩み相談室#46>
こんにちは、ライター・安本由佳です。
およそ1年前から、Instagramのストーリーズでお悩み相談を受けています。
私自身すべての「正解」を知っているわけではありませんが、相談者さんの立場に立って真摯に考え発信し続けたところ、連日たくさんのお悩みが届くようになりました。
Oggi.jpでは、いただいたお悩みの中から、ぜひ皆さんと共有したい内容をピックアップ。一緒に答えを探していきます。
前回記事:『「ホテル行こうよ」付き合う前に誘われた… 気まずくならない断り方は?<働く女性のお悩み相談室#45>』
お悩み相談は、現在もInstagramのストーリーズで受け付けています(匿名も可能)。真剣な相談内容には、種類を問わず可能な限りすべて答えます。
さて… 今回みなさんと一緒に考えたいお悩みはこちら!
結婚相談所で探すのは「素敵な男性」ではない
お悩み:今年39歳です。今年中に結婚したく結婚相談所に登録しましたが、紹介される男性がことごとく生理的に無理で… こんな人と結婚するくらいなら一人のほうがマシと思ってしまいます。でも、だからと言って一生独身は嫌。私はどうしたらいいのでしょうか。
大前提として、嫌な相手と無理やり結婚する必要はまったくありません。
ただ相談者さんが「今年中に結婚したい」と心から願い、覚悟を決めて結婚相談所に登録したのなら、少しだけ向き合い方を変える必要があるように思います。
結婚相談所は、男女ともに結婚相手を探すために登録する場所です。素敵な人や恋愛対象を探す場所じゃない。
だとしたら、まず相談者さんがするべきことは「どういう結婚生活を送りたいか」を具体的にイメージすることではないでしょうか。
ずっと東京で暮らしたいのか、地方や海外転勤もありなのか。どんな家に住み、どんな生活を送りたいのか。そのために世帯年収はどれくらい必要か。また、自身の性格や価値観と照らし合わせた時に、どうしても譲れないポイントは何なのか。
「私はこういう結婚生活を送りたい。そのために必要な条件は○○だ」
見つけるべき相手のイメージを具体的に持った上で、条件を絞り込む。そうすることで、あれやこれやと不必要な条件を盛り込み闇雲にハードルを上げずに済みます。
こうして絞り込んだ上でマッチングした男性は、少なくとも相談者さんが望む結婚生活を実現できる相手ということになりますよね。
その前提で向き合えば、相手男性の見え方も変わってくるのではないでしょうか。
必須条件以外は、意識して採点を甘くしよう
また面会前に必ず、自分で決めた必須条件を再確認することをお勧めします。
相談者さんがジャッジするポイントは、目の前の男性が実際も条件と合致しているかどうかです。自分の望む結婚生活を一緒に実現できそうかどうか。主にその点を確認してください。
……繰り返しますが、素敵かどうかを判断するのではありません。
もちろん見た目やフィーリングは無視できませんが、必須条件以外のポイントは意識して採点を甘くしましょう。
なぜなら結婚相談所では、相談者さんがあれやこれやと条件を設定したように、男性側もあれこれ自分勝手に条件を設定した上で相手を探しています。
単刀直入に言いますね。是非や割り切れない思いは置いておいて、男性の多くは結婚相手に20代〜30代前半の若い女性を望みます。相談者さんは39歳。多くの男性の条件から外れている可能性が高いということは、現実として認識しておくべきです。
つまり相談者さんがマッチングできる相手は、登録男性のうちのごく一部。欲を出していたら成婚がどんどん難しくなってしまいます。
もちろん、相談者さんがこれらを妥協と感じ、どうしても前向きになれないのなら無理をする必要はありません。
「今年中に結婚する」という目的を実現するのに有効であろう、アドバイスのひとつだと受け取ってくださいね。
ちなみに、私の著書「不機嫌な婚活」でも、結婚相談所で相手を探す女性の奮闘劇が描かれています。こちらもぜひご参考ください。
TOP画像/(c)Shutterstock.com
ライター 安本由佳
慶應義塾大学法学部法律学科卒 化粧品メーカー広報、損害保険会社IT部門で勤務したのちフリーランスへ。 2015年に軽井沢に住まいを移し、ホテルやカフェのPRに従事するほか、軽井沢暮らしを紹介するコラムを連載中。2016年〜2020年1月 東京カレンダーWEBにて執筆。2020年10月15日 講談社文庫より初書籍「不機嫌な婚活」発売。現在Amazonにて販売中。