理屈抜きの実践ダイエット−2
前回は、長期休みにトライしたい食事について紹介しました。
糖質制限、塩分制限、タンパク質摂取、カリウム摂取に加えて、運動を加えるとさらに効果は上がります。全ての運動は自分の体重(自重)のみで行ってください。
◆1. 腕立て伏せ 20回 2セット
腕立て伏せは最初から20回きっちりできる人はなかなかいないと思います。その場合はできる回数までやって、残りの回数は膝をついて行ってください。
◆2. スクワット 20回 3セット
こちらは普通は皆できるはずです。そんなに辛いことはないと思います。辛ければ2セットでいいですね。
◆3. 腹筋 10回 3セット
これもほぼ全員できるのでは? 負荷が軽ければ、4セット、いや5セット!
◆4. 有酸素運動 20分
会話ができる程度のスピードでお話ししながら20分以上歩いてください。
毎日できれば理想ですが、できなければ、まあ1日おきでも良いでしょう。少なくとも週に2回はやってください。最初は筋肉痛になると思いますが、その場合は次の日はお休み。
自重運動をぜひ楽しんで
不思議なことですが、体重が落ちてくれば、この運動自体も楽ちんにできる様になります。そこが「自重運動」の良いところで、体重が落ちる、運動が楽になる、さらに体重が落ちるという好循環に入ります。そして、自重運動では筋肉痛にもならなくなります。この好循環に入るまでに大体2週間くらいはかかるでしょう。
すぐに効果を期待せずに、少し我慢してみてください。食事とこの運動を2週間行えば、皆さん2kgは必ず落ちると思います。そしてこれを、そのまま継続すれば、もう少し体重も落ちるでしょう。
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国立がん研究センター研究所 がん幹細胞研究分野分野長 増富健吉
1995年 金沢大学医学部卒業、2000年 医学博士。
2001年-2007年 ハーバード大学医学部Dana-Farber癌研究所。2007年より現職。
専門は、分子腫瘍学、RNA生物学および内科学。がん細胞の増殖と、コロナウイルスを含むRNAウイルスの増殖に共通の仕組みがあることを突き止めており、双方に効く治療薬の開発が可能かもしれないと考えている。
専門分野:分子腫瘍学、RNAウイルス学、RNAの生化学、内科学。
趣味:筋トレ