転職もキャリアアップも悩むコロナの時代に。未来に向けて働くということ | Oggi.jp
Oggi.jp

おしゃれもキャリアも。働く女性のWebメディア

line instagram TikTok X facebook search

フリーワードで検索

人気のキーワード

  1. トップ
  2. 働く
  3. ブランディング仕事術
  4. 転職もキャリアアップも悩むコロナの時代に。未来に向けて働くということ

WORK

2021.03.31

転職もキャリアアップも悩むコロナの時代に。未来に向けて働くということ

ニューノーマルを求められ、働き方や日々の生活がガラリと変わったこの一年。明日からの2021年度に向けて、ブランディングコーチの大島文子がOggi.jp読者に贈る働き方コラムです。〈コンサルティング会社 ブルーム&グロー代表・大島文子による仕事術コラム〉

大島文子 BLOOM&GROW INC 代表取締役/ブランディングコーチ

▶︎これまでの連載コラムはこちら

過去の当たり前が消えた1年

最近ある大学のゼミの一環で、春から大学4年生になる学生たちに会いました。このコロナ禍に就職活動真っただ中となった学生たち。前例のない環境で先が見通せず、つらい状況がひしひしと伝わってきました。

この春は新卒採用に限らず、新型コロナによって人生の転機を見直さなくてはいけなかった人はたくさんいることでしょう。

準備を費やして留学する予定だった人、転職を予定していた人、海外転勤の予定がなくなった人、そして仕事や会社が上手くいかなくなった人など…。

悔しい思い、こんな筈じゃなかったという感情。でももっと大変な人たちがいる。という理性が邪魔して、どこにぶつけることもできない…。

世界中の人々の往来が止まり、経済活動が突然停滞した1年を生き抜いても、今までと同じ景色には戻れない。

そんな2021年の春。

今回は、明日からの2021年度を前にしてOggi.jp読者より少し先輩の私からお伝えたい、働き方・未来の切り開き方をお届けします。

(c)Shutterstock.com

仕事の領域は自分で決める

私は長らくアパレルや化粧品の企業で広報・宣伝やマーケティングに携わってきました。いくつもの転職を経て今春、起業して6年目を迎えました。今でも転機だったと思う出来事がいくつかあります。

その一つが、自分で仕事の領域を決めていたこと

20代のころ、自由な社風のアパレルでプレス職を担当していた時、会社が私の業務と捉えている仕事はPR関連一式でした。

でもPRをしていると広告宣伝や広告制作について興味が深まり、先輩を手伝うことで学ばせてもらえた。それらの業務で結果を出そうと考えると、店頭販促やイベント、そしてなによりコミュニケーションのスキルが欲しくなる。

だから、仕事の領域はどんどん広くなり、一つのプロジェクト全体に関わることで、より成果が出るようになる。そしてその経験をもとに転職すると、また新しい領域が待っている… といった具合です。

これはプレス職に限らず、何にでもいえること。

ブティックの売り場で販売しながらディスプレイを学びVMDになった人も、料理人からケータリング会社を経営している人も、お花屋さんのバイトから有名フラワーデザイナーになった人も同じです。

今、自分に課せられたミッションを遂行し、より多くの成果が出せる、また興味があることまでを「自分の仕事の領域」と自分で決める。

今の仕事を通して「自分自身が学びたいこと・学べること」をしっかり収穫しましょう。未来に花を咲かせる芽は、今向き合っている仕事の中にあるのです。

「学び」で自分をリフレッシュ!

銀座の大手化粧品会社でひとり孤独に、ファッション部門のPRをしていた時参加した「勉強会」が、その後の私の世界を広げてくれました。

ファッション業界では当たり前じゃない知見も、さまざまな業種の人たちの集まる勉強会ではノーマルなことばかり。「知らない」を「知る」に塗り替えていく場として、今現在も大切にしている会であり仲間です。

私が仕事を始めたころは、一人1台のPCなんてなかった。時代がばれますがPCスキルは専門的な部署にのみ必要なモノでした。それが今、私はデジタルコミュニケーションの領域を仕事の中心にしています。ITに強い勉強会メンバーの影響も大きいと思います。

最初は自分の仕事と関係がないようなコトもヒトも、出会いも、すべて自分自身にインプットされ、必要な時にスキルとなって現れる。
経験は未来への資産だと実感しています。

デジタルがどんどん発達して私たちの生活が便利になるとともに、その進化を学び続けなくては、ついていけないのも事実です。

新規SNSサービスの台頭や、Instagramのルール変更、ソフトの仕様変更も…。絶えず「学び」の場があり、分からなかったらGoogleさんに聞く毎日。学ぶことが多くて、いつまでも「ベテラン」にはなれない。デジタルの時代、私たちは新しい「学び」によって常にリフレッシュされているようですね。

(c)Shutterstock.com

誰もが、仕事や出会いを通して学び続ける人生。どうせなら嫌々学ぶのでなく、興味のあるジャンル、好きなジャンルを生かすための
ワクワクする学び出会ってほしい。

冒頭で出会った学生たちにも「好き」を「仕事」にする方法を伝えていけたらと願っています。

今を懸命に生き学んでいくことは、未来に夢を持って生きること。その夢をエネルギーに変えて、未来に向けて働き、生きていきましょう。

最近読んだ『2030年 すべてが「加速」する世界に備えよ』(News Picksパブリッシング刊)

とても刺激的で2030年を可視化したみたいな1冊です。あと9年後も、リフレッシュして更新している自分自身でありたいです。

最後に、Oggi.jpの前「しごとなでしこ」から継続してきたこのコラムは、4月からWEB Domaniへ引っ越しします。これからもどうぞよろしくお願いいたします!

TOP画像/(c)Shutterstock.com

大島文子 BLOOM&GROW INC 代表取締役/ブランディングコーチ

日本発ブランド及びセレクトショップのブランディングや広告宣伝・マーケティング担当に長らく従事。ファッション分野にとどまらずライフスタイル雑貨・ショップ等をプロデュースする。2016年、大人女子に素敵な時間を提供するブランド育成のための、ブランディング&プロモーションコンサルティング会社 (株)ブルーム&グローを設立。
宝塚歌劇とコスメ、美味しいモノが趣味。インスタグラムはこちら

Today’s Access Ranking

ランキング

2024.11.21

編集部のおすすめ Recommended

Follow Us!

Oggiの公式SNSで最新情報をゲット!

メールマガジン登録はこちら

最新記事のお知らせ、イベント、読者企画、豪華プレゼントなどへの応募情報をお届けします。

Oggi12月号で商品のブランド名に間違いがありました。114ページに掲載している赤のタートルニットのブランド名は、正しくは、エンリカになります。お詫びして訂正致します。
【消費税の価格表記について】 記事内の価格は基本的に総額(税込)表記です。2021年4月以前の記事に関しては税抜表記の場合もあります。

Feature

スマートフォンプレビュー

LINE公式アカウント 友だち募集中

働くすべての女性に向けて、
今すぐ役立つ「ファッション」「ビューティ」「ライフスタイル」
情報をお届けします。