【目次】
・「フォトジェニック」の意味や使い方とは?
・日本と海外での「フォトジェニック」の意味の違い
・「フォトジェニック」な写真を撮ろう!
・「フォトジェニック」な写真を作るアイテム
・ビジネスでも重要になってきている「フォトジェニック」
・「インフルエンサー」という存在
・最後に
「フォトジェニック」の意味や使い方とは?
「フォトジェニック」「映える」という言葉がすっかり定着しています。でも、「私の写真はどうも映えない…」と悩んでいる人もいるのでは? ここで改めて、その意味やコツをお伝えしましょう。
「フォトジェニック」という言葉の意味を考えてみましょう。
「フォトジェニック」の意味
「フォトジェニック」は、英語で書くと、「photogenic」となります。これは、写真という意味の「photo」と、〜に適したという意味の「-genic」が合わさった言葉で、「photogenic」とは「写真に適した」、「写真映えする」という意味です。
日本と海外での「フォトジェニック」の意味の違い
ちなみに、日本と海外では「フォトジェニック」という言葉の使われ方が少し異なります。海外で「フォトジェニック」というと、写真写りがいい人のことを言います。
She is Photogenic!
「彼女は写真写りがいい」というように使います。
一方、日本では人ではなく、「物や場所」に対して「フォトジェニック」という言葉を使うことが多いようです。ユニークな食べ物や、ダイナミックな景色などについて、「フォトジェニック」と表現する場合が多いですね。
「フォトジェニック」な写真を撮ろう!
「フォトジェニック」な写真を撮りたい時、どんなことに着目すればいいのでしょうか。
1:「フォトジェニック」な食べ物
食べ物の場合、カラフルな食べ物は比較的「フォトジェニック」です。とんかつのように茶色一色の食べ物がドーンと写っているよりも、タイ料理のような色鮮やかなお料理が、おしゃれに演出されているほうが映えますね。
演出に使うランチマットやフラッグなどは、100均にかわいいものが売っています。上手に使ってみてください。
2:「フォトジェニック」な製品(コスメなど)
コスメは「フォトジェニック」なアイテムの代表といえます。有名なコスメブランド「ポール&ジョー」は「フォトジェニック」なことで知られますね。小物を上手にあしらった素敵な写真が人気です。
コスメのボトルやパッケージには、かわいいものが多いので、背景を工夫すれば「フォトジェニック」な写真が撮れますよ。
3:「フォトジェニック」な背景
有名な観光地では「フォトジェニック」な風景を写真に収めると、多くの人が「あの場所でこんな写真が撮れるんだ!」と注目してくれたりします。
例えば京都。赤い鳥居などを撮る時には、鳥居だけを撮るのではなく、後ろ姿を入れたり、光の反射をうまく取り込んだり、偶然撮れたような臨場感が「フォトジェニック」な印象を作り出します。
4:「フォトジェニック」な子ども
子どものあどけない表情はなんともかわいいものです。何かを見つけた時の表情や、食べ物を頬張る様子など、日常のたわいもない表情を「フォトジェニック」に切り取りましょう。
活用したいのはフィルター。そのままだと生活感が出ている写真は、アップにトリミングし、セピアっぽくフィルターをかけてアレンジするだけで、なんともかわいい写真になります。
5:「フォトジェニック」な花
花は「フォトジェニック」な素材のテッパンです。ワンランク上の写真を撮りたい時は、アングルに注意して、普段見るのとは違う角度で見てみましょう。自然の作り出す造形の美しさに着目した写真は、とても「フォトジェニック」です。
また、ピントの合わせ方もポイント。手前の花一輪だけにピントを合わせ、背景をぼんやりぼかすと、絵画のような写真になります。
「フォトジェニック」な写真を作るアイテム
1:造花
コスメなどを素敵に見せるには造花がおすすめ。お花の印象を変えれば、フェミニンにもゴージャスにも演出ができます。
2:大理石シート
100均にある大理石シートは結構使えるアイテムです。ダイニングテーブルにサッと敷いて、その上に撮りたいアイテムを載せるだけで高級感の漂う写真が撮れます。
3:紙袋
100均などでは、海外っぽい紙袋が販売されています。サンドイッチやホットドッグなどを無造作に入れて芝生に置けば、賑やかなピクニックの様子が演出できます。
4:パーティーグッズ
ホームパーティーを「フォトジェニック」に演出したい時に役立つのが、100均などに売っているパーティーグッズ。食べ物に刺すフラッグや紙皿、部屋に飾るものなどが、さまざまなテイストでそろっています。
5:大判の布
屋外で食べ物をおいしそうに撮影したい時、ピクニックシートよりも大判の布がおすすめ。ギンガムチェックやリネンなどを使えば、「フォトジェニック」に仕上がりますよ。
ビジネスでも重要になってきている「フォトジェニック」
「フォトジェニック」という視点はビジネスシーンにおいても重要な要素になってきています。商品開発や飲食店経営などの仕事に就いている人にとっては、もはや必須のスキルかもしれません。
「フォトジェニック」な演出をすることは、商品の魅力を一目でわかるようにすることでもあります。単に見栄えの良い商品を考案するだけでなく、それをどう見せるのかということまで考える必要があるということです。
また、飲食店であれば味だけでなく、一目見て「あ、これかわいい!」と思わせる盛り付けなど、工夫が必要です。観光地などでは特にそのことが要求されます。
「インフルエンサー」という存在
「フォトジェニック」な写真をアップし、多くのフォロワーがいるインスタグラマーのことを「インフルエンサー」と呼んだりします。
いわば「クチコミ」に代わる存在で、インフルエンサーのアカウントは、マスメディアの広告よりも価値があるといった見方もあります。
もし、あなたがインフルエンサーになれば、企業側から声がかかるということもあります。インフルエンサーを用いて宣伝・広告をすることを「インフルエンサー・マーケティング」といいます。
最後に
「フォトジェニック」は、商品や景色など、そのものの魅力はもちろんですが、写真の撮り方でかなり印象を変えることができます。100均などを上手に使えば、簡単に「フォトジェニック」な写真を撮ることもできます。おうち時間を楽しむために、生活シーンを「フォトジェニック」に切り取ることにチャレンジしてみませんか。
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