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2020.12.30

知ってたらハナタカ!「福袋」の起源は… あの有名百貨店が原型を生み出した!?〈言葉の知識〉

みんなが夢中になる「福袋」! 言葉やビジネスマナーに詳しい鶴田初芽が、福袋の意味や起源を紹介します。

福袋とは?

お正月のお楽しみのひとつ、福袋。みなさんは福袋は買いますか?

(c)Shutterstock.com

福袋とは「前もってその中に種々のものを入れて口を閉じ、中身がわからないようにして各人に選び取らせる袋。余興や商店の正月の売り出しなどに出す。」もののこと。

以前はドキドキワクワクの運試しの色合いが強かったように思いますが、最近は中身が見える、わかる福袋も増えており、どちらかというとお買い得さに注目が集まっているような気がします。福袋の定義も時代とともに変わっていくかもしれませんね。

福袋は大黒天が持っている

(c)Shutterstock.com

もともと福袋は七福神の大黒天が背負っている大きな袋のことをさしていたようです。

商売繁盛の神様ともいわれる大黒天の福袋の中には人間にとって大切な寿命、人望などの七つの宝が入っているといわれています。とても縁起の良い袋ですし、ネーミングセンスが光っていますね。

福袋はいつから始まった?

(c)Shutterstock.com

福袋の起源はというと、江戸時代、呉服屋さんであった越後屋が、1年間の生地を裁って余った端切れを詰めた袋を売り出したのが始まりのようです。

越後屋は現在の三越百貨店なんですよ。販売の時期は現在でいうと、年始ではなく年末にあたる時期だったそう。

また、大丸呉服店では現在の年始にあたる時期に端切れを詰めて販売したそうです。なんと、中に金の帯が入っていたら当たりという粋なものだったよう。

そのほかの呉服屋さんでも販売が行われていたようで、昭和になると全国各地の百貨店で福袋の販売が行われるようになりました。

昨今の福袋はバラエティに富んだラインナップですが、洋服の福袋の白熱ぶりはすごいですよね。お年玉を握りしめて原宿のラフォーレなどに繰り出したのが懐かしいです…。

そもそもは生地の端切れの詰め合わせが起源と考えられていることからも洋服のブランド各社が福袋に力を入れていることになんだか納得してしまいました。

コロナ禍ということもあり、2021年の福袋はネット販売が主流となりそうですね。

素敵な幕開けになりますように。

言葉の意味/デジタル大辞泉

TOP画像/(c)Yoko Lost in Japan / Shutterstock.com

鶴田初芽

都内在住のOLライター。マナーインストラクターであり、実用マナー検定準一級や敬語力検定準一級など、ビジネスにおけるマナーや、マネーに関する資格(2級ファイナンシャル・プランニング技能士、金融コンプライアンスオフィサー、マイナンバー保護オフィサー)などを保有。丁寧な暮らしに憧れ、断捨離修行中!


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