【上から目線型】先輩ってこんな人
権力がモノを言った旧来型組織の考えが抜けず、〝目上の意見は絶対〟と信じている。そのためつい態度が高圧的になり、飲み会などの社内行事に強制参加させるなど、時代遅れな慣習を押しつけてしまうことも多々。
◆【上から目線型】さんがかっこいい先輩になるための処方箋
まずは「ありがとう」のひと言から。人間力の底上げが必要です
「自分の常識が相手の常識とは限りません。まずは〝自分の考えが絶対ではない〟ということを認識して。自分を棚に上げて後輩を叱ったり、『ありがとう』のひと言を忘れていないか、今一度振り返りましょう。
先輩世代になると、自身の能力よりもリーダーとしていかに若手の育成を促せるかが評価の軸になります。後輩の能力や意見を尊重し、〝人として〟対等に接しているか自身を見つめ直すことができれば、威圧的な態度も自然と改まるでしょう」(育成・コミュニケーションの専門家・桑野麻衣さん)
2020年Oggi11月号「すみません、先輩もわかりません!」より
イラスト/伊藤美樹 構成/佐々木 恵・酒井亜希子(スタッフ・オン)
再構成/Oggi.jp編集部
育成・コミュニケーションの専門家 桑野麻衣さん
全日本空輸、ジャパネットたかたなどの教育担当を経て、人材教育のプロとして独立。2020年10月に『オンラインでも好かれる人・信頼される人の話し方』(クロスメディア・パブリッシング)が発売。