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2020.11.07

インフルエンザの語源は? 英語ではなく、あの国の言葉!〈言葉の知識〉

毎年冬になると流行り始める病気「インフルエンザ」。SNSなどネットでよく目にする言葉「インフルエンサー」と似ていますよね。何が違うのでしょう? 言葉やビジネスマナーに詳しい鶴田初芽が語源についてお届けします。

鶴田初芽

インフルエンザとインフルエンサー、似ているけど語源は違う!

みなさん、インフルエンザの予防接種はお済みですか? 今年は例年以上にインフルエンザの予防接種の予約が取りにくくなっているようですね。

ところでインフルエンザの語源って気になったことありませんか?

◆インフルエンザの語源は?

(c)Shutterstock.com

インフルエンザとは「インフルエンザウイルスを病原とする急性の呼吸器感染症。発熱・頭痛・全身倦怠感(けんたいかん)、筋肉痛などの症状がみられる。かぜ症候群に比べて全身症状が強く、症状が重い。以前は流行性感冒(流感)ともよばれた(デジタル大辞泉より)」のこと。

冬になると流行る症状の重い風邪として古くからあったものの、インフルエンザという名称がついたのは16世紀ころのイタリアといわれています。

当時は、感染症がウイルスによって広がるという考えはなかったため、この重い風邪が広まるのは冬の寒気などの気候や、星の動きが影響していると考えられました。そこから、影響を意味するイタリア語「influenza(インフルエンツァ)」が流行性感冒の総称として使われるようになりました。

新型コロナウイルスのようにウイルスの形状などに着目してつけられた名称ではなかったんですね。

◆インフルエンサーの語源は?

(c)Shutterstock.com

SNSが身近なものとなり、インフルエンサーという言葉が登場しました。乃木坂46の楽曲のタイトルにもありますよね。インフルエンザと似ているなぁと思ったことがある方も多いのではないでしょうか?

インフルエンサーとは「他に影響力のある人やもののこと。特に、インターネットの消費者発信型メディア(CGM)において他の消費者に大きな影響を与える人(デジタル大辞泉より)」のこと。影響を意味する英語「influence」を語源としています。

英語のinfluenceもイタリア語のinfluenzaもラテン語の「influentia」からきており、もとをたどれば、同じ言葉から派生しているんですよ。

いかがでしたか? インフルエンザという言葉の持つ強い感染力のイメージが、インフルエンサーの大きな影響力のイメージにも影響を与え、言葉に奥行きを与えている気がします。

同じ影響という言葉から派生しているものの、時を経て、全く違う場面で使われているのが面白いですね。

鶴田初芽

都内在住のOLライター。マナーインストラクターであり、実用マナー検定準一級や敬語力検定準一級など、ビジネスにおけるマナーや、マネーに関する資格(2級ファイナンシャル・プランニング技能士、金融コンプライアンスオフィサー、マイナンバー保護オフィサー)などを保有。丁寧な暮らしに憧れ、断捨離修行中!

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