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2020.09.08

「吹聴」の意味や使い方の例文! 類語や注意点も知ろう

「吹聴」という言葉を、使ったことがありますか? 「耳にしたことはあるけど、使ったことはない」。または、「見たことはあるけど、正しい読み方ができているかどうか自信がない」、そういった人も多いかもしれません。本記事では、吹聴の正しい意味や使い方を解説します。

【目次】
「吹聴」の意味や読み方とは?
「吹聴」の使い方を例文で知ろう
「吹聴」の類語にはどのようなものがある?
「吹聴」を使う時の注意点
最後に

「吹聴」の意味や読み方とは?

「吹聴」という言葉を、使ったことがありますか? 「耳にしたことはあるけど、使ったことはない」。または、「見たことはあるけど、正しい読み方ができているかどうか自信がない」、そういった人も多いかもしれません。

では、「吹聴」とはどのように読み、どのような意味で、どのような使い方をするのでしょうか。また、「吹聴」を言い換える言葉や「吹聴」を使う際の注意点も合わせて見ていきましょう。

(c)Shutterstock.com

「吹聴」の意味と読み方

「吹聴」の意味は、「(自慢話や他人の噂話を)言いふらすこと、言い広めること」です。「吹」という漢字は、それだけで「事実と異なることを言う、大げさに言う」という意味があります。そのため、良い内容が対象ではなく、悪い内容を言いふらす時に使われますよ。

また、ビジネスシーンや日常会話で使うことは少なく、メールや書籍など文書で使われることが多いです。「吹聴」の読み方は、「ふいちょう」です。「すいちょう」「ふうちょう」とは読まないように注意しましょう。

「吹聴」の使い方を例文で知ろう

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「吹聴」を使用した例文を見て、実際に使えるようにしましょう。

1:「同僚の悪口を吹聴して、ストレス解消をしている」

ここでの「吹聴」とは、「言いふらすこと」という意味で使われています。そのため、「吹聴」している相手に直接この言葉を使うことはありません。批判や皮肉を込めて、「吹聴」する人物を第三者に伝えるときに、このような言い方をします。また、悪口というネガティブな言葉と一緒に使われており、マイナスの表現でもありますね。

もし、自分の周りで「○○がある人の悪口を吹聴している」と耳にした場合は、聞き流すなどして深入りしないようにしましょう。

2:「人から嫌われるような、事実無根の話を吹聴された」

この文では、「人に嫌われそうな事実無根の話」ということを「言いふらされた」という意味になります。他者が、自分に関する嘘話などを「言いふらしている」ことを第三者に伝える時、このような使い方をします。

3:「彼女は、今年の自分の業績を偉そうに吹聴して回っている」

「吹聴して回る」とは、「言いふらして回る」と同じ意味になります。このような表現方法は、主に文書や書籍で目にすることが多く、会話で使われることは少ないです。また、「吹聴して回るような人だ」というように、ある人物の特徴として使われます。

「吹聴」の類語にはどのようなものがある?

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「吹聴」はどのような言葉に言い換えられるでしょうか。類語も一緒に覚えておくと便利ですよ。

1:流布

「流布」(るふ)は、「世の中に広まること」「広く世間に伝えること」という意味があります。「流布」の内容は、嘘や迷信などの真偽が定かでないものが多いです。ただ、「吹聴」とは違い、「誰か一人が話した噂話などが広まる」という意味合いだけではありません。テレビニュースや広告などを使って情報を広めようとする行為も「流布」と言えます。

例文:「根拠のない迷信が流布している」

2:喧伝

「喧伝」(けんでん)とは、「しきりに言いふらすこと」「世間に広く知らせること」という意味です。「吹聴」は、「噂話や自慢話を陰で、ひそひそ伝える」という状態を指しますが、「喧伝」は「騒いで言いふらす」という状態。そのため、騒いで言いふらす相手は、世間を含めた大多数となります。「陰口を吹聴された」を「陰口を喧伝された」とそのまま言い換えてしまうと、ニュアンスが変わってしまいますので、注意しましょう。

例文:「秘密裏に捜査を進めていた事件を喧伝され、捜査が難航を極めた」

3:噂する

「噂する」の「噂」は、「口伝えに広まる話題」のことです。噂の内容は対象あるいは実体との照合ができない場合が多く、無責任なものが多いという意味で、「吹聴」と共通しますね。

例文:「課長の社内不倫について噂する」

「吹聴」を使う時の注意点

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「吹聴」という言葉を使うときの注意すべき点はなんでしょうか。誤った使い方をしないためにも、注意点を把握しておきましょう。

1:事実をありのままに広める時には、使わない

「明日の会議の予定を吹聴する」「時間の変更を吹聴する」。このような「吹聴」の使い方は、誤りです。「吹聴」とは「悪い内容を言いふらすこと」であり、実務的なことを伝える際には使いません。

2:事実やいい話でも吹聴になるケースあり

「吹聴」とは、陰口や悪い噂話などで人を批判したい時に使われますが、言いふらす内容の中には、事実や一見いい話である場合もありますよね。しかし、話の対象者がよしと思わなかったり、誇大化された事実は「吹聴された話」となるのです。

人に事実を話す時は、ありのままを伝え、自分のものさしで話の良し悪しを判断しないように、気をつけましょう。

3:「吹聴」の敬語表現はない

「吹聴」は批判的な意味合いの強い言葉。ですから、敬語表現はありません。「吹聴される」という表現は敬語ではなく、受動ですので注意しましょう。

最後に

いかがでしたか。「吹聴」という言葉は想像していたよりも、ネガティブな意味を持っていたのではないでしょうか。できれば、日常生活の中では出てきて欲しくないワードですね。読み方についても迷ってしまうような言葉でしたが、「ふいちょう」という読みをこの機会にしっかり覚えてくださいね。

TOP 画像/(c)Shutterstock.com


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