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2023.04.05

【2023年最新】こどもの日にする事といえば? 風習から遊び場まで知ろう

こどもの日は、国民の祝日の1つで、子どもたちの成長を祝う日とされています。ゴルーデンウィーク中の祝日でもあることから、こどもの日にちなんだイベントやレジャーも多く見られます。こどもの日の由来や、2020年におすすめの過ごし方をご紹介します。

こどもの日にする事とは? 最近多い過ごし方をチェック

(c)Shutterstock.com

5月5日は「こどもの日」です。国民の祝日の1つで、子どもたちの成長を祝う日。ゴールデンウィークを構成している1日でもあります。「こどもの日」の由来や昔からの風習は知っていますか? 「こどもの日」について掘り下げて、ご紹介していきましょう。

◆こどもの日の由来や意味

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「こどもの日」は1948年に制定されました。祝日法2条によると、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」日だとされています。

もともとは「端午の節句」と呼ばれ、中国から伝わってきました。「端午」の「端」は“初め”を表し、「午」は“五”に通じています。そのことから、“5月初めの5の日”を表しています。

「端午の節句」が男の子のためのお祝いとなったのは、江戸時代からです。病気や災いを避けるための行事だったことから、「菖蒲(しょうぶ)」を飾っていました。この「菖蒲」が「尚武(武道・武勇を重んじること)」と同じ読みであったこと、そして菖蒲の葉の形が刀に似ていることから、男の子を祝う行事となっていったのです。

しかし、今では「こどもの日」として、男女の隔てなく、子どもたちみんなをお祝いする日となっております。

◆立身出世の願いが込められた「鯉のぼり」

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「こどもの日」には、鯉のぼりをあげる風習があります。江戸時代、武家に男の子が誕生すると、馬印(武将が戦場で己の所在を示すために、長柄につけた印)やのぼりを立ててお祝いをしました。しかし、武家以外はのぼりを立てることを禁じられていたので、代わりに「鯉のぼり」をあげたのです。やがて、この風習が広く庶民に行き渡りました。

「鯉のぼり」は、中国の「鯉の滝登り」になぞらえています。竜門という滝を鯉だけが登りきり、竜になったという伝承から、立身出世の願いが込められていますよ。

「鯉のぼり」の一番大きい鯉は、真鯉(まごい)といって黒い鯉。二番目に大きい鯉は、緋鯉(ひごい)といって赤い鯉。一番小さい鯉は、子鯉(こごい)といって青い鯉。一番上には、矢車や吹流しをつけて飾られます。童謡「こいのぼり」でもおなじみですね。

「鯉のぼり」を飾る時期は決まっていません。多くの家では、4月の中旬から5月の連休中まで飾られています。大安の日に飾り始めることが多いですよ。

◆災いから子どもを守る、「鎧」、「兜」、「五月人形」

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「こどもの日」には、「鎧」や「兜」、「五月人形」を飾る風習もあります。鎧や兜は、本来、身体を守るもの。そのため、「災いから子どもの身を守ってください」という思いが込められているんですよ。

「鯉のぼり」と同じく、江戸時代から始まった風習です。武家が神社に鎧や兜を奉納して安全を祈願した風習を元に、庶民が鎧や兜を飾るようになりました。また、五月人形のモデルは、金太郎です。金太郎のように健やかに育つことを祈願しています。

広い家では、大きな「鎧」、「兜」、「五月人形」のすべてを飾ることもあるようですが、一般的にはいずれか1つを選んで飾ることが多いです。最近では、居住空間に合わせて、小さなセットも販売されていますよ。

◆関東の「柏餅」、関西の「ちまき」

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「こどもの日」の食べ物といえば、何を思い浮かべますか? 関東の方は「柏餅」、関西の方は「ちまき」になじみがあるのではないでしょうか。地域によって、違いがあるのは不思議ですね。

まずは、「柏餅」からご紹介しましょう。柏の葉で餡入りのお餅を包んだものが柏餅。柏の葉は、新芽が出ないと古い葉が落ちないことから「家系が途絶えない」、「子孫が絶えない」縁起の良い植物とされています。江戸時代から、端午の節句に柏餅を食べる風習が根付いたと言われていますよ。

続いて、「ちまき」をご紹介します。ちまきは、餅米やうるち米、米粉などで作った餅を、茅(ちがや)、竹、笹などの葉で三角形または円錐形に包み、葉ごと蒸したり茹でたりした食べ物です。

ちまきを食べるのは、中国で供物を捧げていた行事に由来しています。奈良時代に端午の節句の風習の1つとして日本に伝来しました。邪気を払い、病気や厄を避ける意味が込められていますよ。

現在では、地域関係なく、どちらも手に入ります。柏餅とちまきの両方を食べて、子どもの成長を祝うのもいいかもしれませんね。

◆菖蒲湯につかる

武家社会が中心の江戸時代。尚武と菖蒲をかけて、菖蒲湯につかる風習が生まれました。菖蒲の葉は香りが強いため、病気や厄を追い払うと言われてきたそうです。また、古代中国では薬草として用いられていました。端午の節句に菖蒲湯に入ることで、暑い夏を無事に乗り切れるという言い伝えがあります。

こどもの日にする事・昔からの風習や過ごし方

ここまでご紹介してきたように、「こどもの日」には、鯉のぼりをあげ、鎧やカブトなどを飾り、柏餅やちまきを食べ、菖蒲湯につかる、という風習が定番だとわかりました。そのほかにも、楽しめる、昔ながらの遊びをご紹介しましょう。

◆手作り兜を作ってみる

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「こどもの日」に飾る、「兜」。「こどもの日」だからこそ、折り紙で作って楽しみませんか? ネットで検索すれば、様々な形の兜が出てきますよ。また、新聞紙で兜を作れば、頭にかぶることもできます。童心にかえって、工作遊びをする時間も楽しいですね。

こどもの日にする事・遊び場に出かけたり行事に参加する

◆こどもの日に人気の遊び場は?

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「こどもの日」ではありますが、大人も入場無料となる施設がいくつかあります。入場無料となる動物園や公園をご紹介しましょう。

※施設・イベント最新情報は各施設・イベントの公式サイトよりご確認いただきますようお願いいたします。

・多摩動物公園

多摩動物公園は、5月5日が「開園記念日」に当たるため、無料公開日となります。豊かな自然が多く残った園内では、自然に近い動物たちの姿が見られますよ。高さ15mのロープを渡る、オランウータンのスカイウォークは必見!(雨天中止)

・新宿御苑

新宿駅から歩いて10分ほどの場所に位置する、新宿御苑は、都心にいながら自然を楽しみたい人たちに人気のスポット。広い敷地内には、ヨーロッパ式の整形式庭園と風景式庭園、日本庭園があります。街の喧騒の代わりに、鳥のさえずりを聴きに行くのもいいかもしれませんね。

◆こどもの日に開かれるイベントについて

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続いて、「こどもの日」にちなんだ全国の「鯉のぼりイベント」をご紹介します。

※2019年の情報を基に記事を構成しています。新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、施設・イベントの中止が発生しています。最新情報は各施設・イベントの公式サイトよりご確認いただきますようお願いいたします。

・東京タワー333匹の「鯉のぼり」と巨大「さんまのぼり」(東京都)

東京タワーで行われる、端午の節句イベントです。東京タワーの高さ333mにちなみ、色とりどりの「鯉のぼり」333匹が大空を舞う姿は圧巻の一言。2023年は、333匹の鯉のぼりの中にセサミストリートの鯉のぼりが40匹初登場します! 夜11時まで行われるライトアップも必見です。

・第31回こいのぼりフェスタ1000(大阪府)

関西で鯉のぼりイベントを楽しむなら、4月29日(土曜日)に高槻市で行われる「こいのぼりフェスタ1000」がおすすめ。芥川桜堤公園を1000匹もの鯉のぼりが埋め尽くします。イベントや模擬店も多く出店されるので、一日楽しめますよ。

・浅野川・鯉流し(石川県)

金沢市では、浅野川の梅ノ橋から浅野川大橋までの河川と、その周辺で鯉流しが行われます。 鯉のぼりを空に浮かべるのではなく、友禅流しのように川に流す、珍しい鯉のぼりを見ることができますよ。

・杖立温泉 鯉のぼり祭り(熊本県)

「杖立温泉 鯉のぼり祭り」は、鯉のぼり祭りの発祥だと言われています。温泉街を流れる杖立川の上空をおよそ3500匹の鯉のぼりがはためきます。旅館や料理屋で振る舞われる鯉づくし料理も名物の1つ。夜にはライトアップもされますよ! 2023年は4月1日〜5月6日に開催です。

最後に

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いかがでしたか?「こどもの日」の由来から、昔からの風習までご紹介してきました。それぞれの風習の由来を知ると、受け取る思いも変わって来るのではないでしょうか。

また、全国で「こどもの日」ならではのイベントも多く開催されています。絶好の行楽シーズン、外に出かけて、存分に楽しみたいですね。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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