「塩対応」とはどんな意味?
「塩対応」という言葉が、すっかり定着していますが、正しい意味をご存じでしょうか。
塩対応の語源は、相手が不快な感じを受ける態度や対応をする「しょっぱい対応」から変化したと言われています。アイドルが握手会などイベントの時にファンへの対応が素っ気なく、ファンがそのアイドルの様子を「塩対応」と表現したことから世間に広まりました。
そのことから、素っ気ない、おざなりな対応を「塩対応」と言うようになりました。
「塩対応」をする男性の心理とは?
塩対応をする男性はどんな心理が働いて、行動にうつしてしまうのでしょうか。ここでは、その心理について3つ挙げていきます。
トラブルを避けたい
面倒なことを避けたい、巻き込まれたくないという思いがあると、塩対応になってしまうのかもしれません。
関わりを持って面倒なことになるのは避けたい、変に口を出して自分のイメージを崩したくない、そんな不安がある時は知らないうちに塩対応しているのかも。また警戒心が強く、恋愛に慎重な人も、なかなか心を開こうとしませんから、無関心を装いがちなようです。
つかず離れずの距離感を保ちたい
お互いを尊重したい、ほどよい距離感を保って相手の負担になりたくない、相手に気を使う人は、そう考えて、わざと素っ気ない態度をとっていることもあります。
好きな人のことは何でも知りたい、という気持ちは一歩間違えると束縛や、過干渉になりかねません。相手にそんな煩わしい思いをさせたくないと、あえて「気にしていない」素振りをしているのかもしれません。
LINEの返信が遅い、既読スルー、返事が簡単で気持ちがこもっていない…… なんて塩対応は実はあなたへの気遣いかも。
他人の目や評価を気にしない
マイペースで我が道を行くタイプは、いい意味で人にどう思われているのかなど気にしません。相手に好かれようが、嫌われようが気にしないので、傍(はた)から見ると無愛想に映ります。
「塩対応」をされた場合の適切な対処方法について
この章では、実際に塩対応されたときの適切な対応を紹介します。参考にしてみてください。
言葉と態度で感情を伝える
塩対応されたとしても、あなたが嫌われているわけではありません。シャイで誰にでも素っ気ない態度をとるのが当たり前になっている人は、悪気があって塩対応しているのではありません。きちんと自分の言葉や態度で気持ちを伝えるように心掛けるといいでしょう。
相手を否定しない
塩対応する人は意外とハートが繊細。おざなりな対応をされても責めたり、いきなり否定したりすると、関係がこじれてしまいます。塩対応には塩対応で返す、とは思わず、黙って見過ごし冷静な対応をするのがいいかもしれません。
本心と塩対応は裏腹、そのギャップをいじらない
ツンデレだけど、実は甘えたがり、本当はすごく仲良くしたいのにもう一歩踏み出せない。だから塩対応で自分をガードしたり、かまってほしくてわざといじわるしてみたり、子どもっぽい一面も持っていますが、そのギャップを見せられてもからかったりしないように。
あなたに気を許して本心をさらけ出した時に、そのギャップをからかわれると一気に警戒心が強くなります。
最後に
アイドルや芸能人の戦略的な塩対応と職場や恋愛での塩対応は違います。履き違えて塩対応ばかりしていると、周囲の目もだんだんと冷たくなってしまいます。注意したいですね。
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