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2025.11.02

「5歳差カップル」ってうまくいくの?【100人に聞いた】歳の差カップルのメリット・デメリット

年の差恋愛は少し特別な関係に見られがちですが、実のところうまくいくカップルも少なくありません。なかでも「5歳差」は大きすぎず小さすぎない絶妙な差と言われ、価値観や生活リズムの違いを楽しめる一方で、考え方のギャップに悩む声もあるようです。今回は20〜39歳の女性100人に「5歳差カップル」についてアンケートを実施。メリット・デメリット、長続きさせるコツまでリアルな声をまとめました。

【100人に聞いた】5歳差の恋人がいたことありますか?

アンケート結果の円グラフ画像

※アンケートは20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数120名(未回答含む)。

「年上または年下で年齢が「5歳差」の恋人がいた経験がありますか?」と質問したところ、結果は「ある」…37.3%、「ない」…62.7%となり、約4割の女性が「5歳差恋愛の経験がある」と回答。決して珍しいパターンではないようですね。

【100人に聞いた】5歳差カップルはうまくいく?

アンケート結果の円グラフ画像

※アンケートは20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数120名(未回答含む)。

「5歳差の恋人がいた」と答えた人たちに、「5歳差の恋人との交際はうまくいきましたか?」という質問を投げかけたところ、回答結果は「はい」…58.1%、「いいえ」…41.9%でした。こちらは「うまくいかなった」と答えた人が4割強となり、普通のカップルよりも少しお付き合いが難しそうな実態が見えてきました。

年の差カップルがうまくいくためにはどうすればいいのでしょうか? さまざまな視点から探ってみましょう。

5歳差カップルがうまく付き合っていくためには?

女性が手で目隠しをしているカップルの写真
(c)Adobe Stock

まずは恋人との年齢が5歳差のカップルが仲良く付き合っていくために、どんな心がけが必要なのかをリサーチしてみました。

年の差を気にしない

「歳の差を気にしすぎない。歳の差が理由になるような喧嘩をしない」(30代・福岡県)
「年齢を理由にせずフラットに接する」(20代・東京都)
「年上、年下感をださないようにする」(30代・福岡県)
「年の差を気にしないこと。8個上の人と付き合ったことありますが、年の差があるからとか特別気にしたことはありません」(30代・東京都)
「私自身7歳差夫婦ですが、歳の差関係なくいつもフレンドリーにいられることがいいのかも。上下あると不仲になりやすいイメージ」(30代・宮城県)

年齢差を意識しすぎると、中途半端な上下関係や嫉妬が生まれやすくなってしまうよう。歳の差カップルなら、年上・年下という立場をムダに意識しすぎずフラットに接することが大切です。自然体でいることで相手との距離が程よく保たれ、安心感のある関係が築きやすくなるはず。

理想を押し付けない

「それぞれの価値観を押し付けないこと」(20代・埼玉県)
「妥協する」(30代・愛知県)
「相手に求めすぎない」(30代・埼玉県)
「自分が正解だと思わない」(30代・長野県)
「年上が正しいわけではなく、お互いの考えを尊重する」(20代・群馬県)

自分の価値観や理想を相手に押し付けると、摩擦が起きる原因になります。年上だから、年下だから「自分の考え方が合っている」などと押し付けることなく、お互いの考えや意見を尊重する姿勢が重要です。きちんと話し合い、妥協や歩み寄りを怠らないことで柔軟な関係が作れます。

ジェネレーションギャップを受け入れる

「ジェネレーションギャップは、お互いに歩み寄ることが必要」(20代・沖縄県)
「相手の世代の考えを受け入れる」(20代・静岡県)
「ジェネレーションギャップにお互い配慮する」(20代・茨城県)
「まず、自分とは別の時間軸で育った人だと認識すること」(30代・東京都)
「お互いの生きてきた時代を否定しない」(30代・北海道)

育った時代や経験が異なるため、話題や価値観にギャップが生じることもあります。でも、“本人にとっての当たり前”を否定せずに受け入れることで、お互いに新しい学びや発見が生まれることも。相手の世代について理解する努力が、円滑なコミュニケーションと信頼関係を支えてくれるでしょう。

喧嘩の原因になりそうなことは控える

「おじさん、おばさんとは絶対に言わない!」(30代・静岡県)
「若いからと下に見たり、年上を老けてる扱いしないこと」(30代・神奈川県)
「えらそうにしない。上下関係を作らないこと」(20代・大阪府)
「相手をバカにしないようにする」(30代・青森県)
「年齢に関係なく対等に接すること」(20代・神奈川県)

年齢差を理由にして相手を見下したり、老けてるなんて揶揄するのは冗談でも避けて。言葉使いや態度に気を配り、上下関係を作らないように接すれば、相手をリスペクトすることにもつながります。喧嘩やすれ違いを防ぎ、関係を穏やかに保つポイントです。

距離感を意識する

「お互いにひとりの時間を作ったりして、良い意味で少し距離感が生まれたほうが長続きすると思う」(30代・大阪府)
「相手にあまり干渉しすぎない」(30代・千葉県)
「自分の時間も大切にする。自然体で接する」(30代・埼玉県)
「依存しすぎない」(20代・神奈川県)
「お互いを尊重し合って、干渉しすぎない」(30代・東京都)

年齢差を問わず、お互いが自由かつ自然体でいられる距離感を意識することが、心地よい関係作りには必須。それぞれが自分の時間や趣味を持つと、依存しすぎない関係を築けるでしょう。適度な距離感は相手を尊重し合う気持ちを育て、関係が長く続く要因になるのです。

甘える、甘やかす

「甘える・頼りにする」(20代・宮城県)
「相手が年上なら、甘える。年下なら甘やかす」(30代・千葉県)
「相手は自分に甘えたいはずという前提で付き合う。甘えさせてあげる」(30代・茨城県)
「年上だと甘え上手になるとうまくいきそう」(30代・兵庫県)

年齢差を活かして、年下なら甘えて、年上なら相手を甘やかすようにするという声も。あえて頼る・頼られる関係を作ることで、お互いが無理することのない心地よさが生まれることもあります。相手に対して、おおらかになる心を自然と育んでくれるようです。

対等に接する

「子ども扱いしない」(30代・大阪府)
「基本は対等な関係でいること」(30代・茨城県)
「上も下も経験はあるが、どちらも年齢を言い訳にせず、同じ目線に立って対話することに気を付けていました」(30代・静岡県)

年齢差があっても、お互い肩を並べて接することも重要です。同じ目線で話し合い、それぞれの気持ちを理解し合う姿勢は、円滑なコミュニケーションの基盤となるもの。対等な関係性を保つことで、年齢差による不公平感や摩擦が減り、信頼関係が強まります。

思いやりを持つ

「大切なのは、思いやりの心と感謝の気持ちだと思う」(30代・東京都)
「相手を思いやって付き合う」(30代・大阪府)

相手を思いやったり、感謝の気持ちを持つことは、年齢差カップルなら特に意識したいところ。年上、年下と年齢によって置かれている立場が違うことを理解しながら接すると、心地良い恋愛関係の土台になっていくはず。

素直になる

「素直でいること、対等でいること」(30代・埼玉県)
「素直になる」(30代・石川県)

年齢差がある場合でも、素直に自分の気持ちを伝えることが重要です。遠慮したり、プライドが邪魔をして気持ちを抑え込むと、誤解や摩擦を生んでしまうケースも。素直さは相手との信頼関係を深める鍵であり、対等に接する姿勢と組み合わせることで、健全で安心できる関係をしっかりと維持できます。

年の差カップルのメリットは?

ソファでくっつきながらテレビを見ているカップルの写真
(c)Adobe Stock

次に、歳の差が大きめな相手と付き合うことによるメリットは、どんなところにあるのか見ていきましょう。

学びや経験が増えて刺激になる

「お互いにこれまで知らなかった趣味や楽しさを持ち寄って共有できること」(30代・千葉県)
「お互いに知らないことを教え合える」(20代・茨城県)
「自分では気付かなかったことを気付かせてくれる」(30代・福島県)
「新しい発見など価値観も変わってくるのかな? と思う」(30代・東京都)
「大人な人だと自分が知らないことを教えてくれる」(30代・群馬県)

年齢差のあるカップルは、これまで経験してきたことや価値観が異なる場合もあり、自ずと新しい発見が多くなります。自分にはない知識や考え方に触れると視野が広がり日常に刺激や楽しさが増えるでしょう。異なる世代の感覚を学び合えることは、ふたりの関係をより豊かにしてくれる大きなメリットといえます。

包容力がある

「どちらかが大人な対応をしてくれる場合がある」(30代・岩手県)
「年上側が余裕を見せるように努める場合が多いので長続きしやすい」(30代・和歌山県)
「年上の方が精神的に落ち着いている」(30代・福岡県)
「同い年ほどの相手よりは包容力や安心感がありそう」(30代・埼玉県)
「考え方にゆとりがある」(30代・山梨県)

年上のパートナーがいる場合、包容力を感じる機会も多くなる様子。年長者の落ち着いた対応や精神的な余裕は安定感を生み、ムダな衝突を避けることができます。また、年下側も安心することでスムーズに行動しやすくなるため、お互いの違いを尊重しつつ、長く付き合える関係を築きやすいのです。

支え合える

「体力的にどちらかが働けなくなっても、相手が働ける期間が多い」(20代・東京都)
「足りない部分を補い合いやすい」(30代・大阪府)
「金銭面に余裕がある。 精神的に差があるためわがままを言いやすい関係にもある」(20代・東京都)

年齢差のあるカップルでは、精神的・金銭的な面などでバランスを取りやすく、足りない部分を補い合うことが可能です。イマドキな考え方や知識が必要な部分だったりと、お互いの得意分野を活かし、日常生活や将来の不安を協力して乗り切れるのが大きな魅力です。

甘えられる

「相手が年上だと頼れる! 甘えられる!」(20代・宮城県)
「年上だとかわいがってくれそう」(30代・兵庫県)
「年上なら甘えられる、年下なら相手が元気」(30代・北海道)
「甘えたり甘えられたりを思いきり楽しめること」(30代・千葉県)

年上のパートナーがいる場合、遠慮することなく頼ったり甘えたりしやすいとのことで、心に余裕を持ったお付き合いができるそう。逆にパートナーが年下であれば、素直に愛情を伝えられるなどノンストレスで心地よい関係を築くことが可能に。こうしたバランスは、恋愛の楽しさや安心感にもつながります。

経済に安定

「経済的に安定していること」(20代・東京都)
「経済的な余裕がある」(30代・山梨県)

年齢差があることで、経済的な安定を得やすいとの回答も。年上パートナーの収入や経験による生活の余裕は相手にとって心強いところですし、将来の見通しも立てやすくなります。お互いに精神的なゆとりが生まれると、穏やかな関係性を築くことができますよね。

頼りになる

「相手を頼りがいがあると感じること。価値観の相違が少しあっても多少許容できること」(30代・埼玉県)
「自分より人生経験があるので困ったときに相談すると頼りになる」(30代・埼玉県)

人生経験が豊富なパートナーがいると、困ったときの相談や判断に頼りがいを感じられます。年齢差があることによって得られる知識や視点の幅広さは、日常生活だけでなく大きな決断の場面でも活かされるでしょう。

喧嘩が少ない

「喧嘩が少ない」(30代・東京都)
「喧嘩になりにくい」(30代・大阪府)

年齢差のあるカップルは、もともと考えや捉え方に違いがあることに慣れているので、喧嘩が少なくなる傾向があります。年上の落ち着きや年下の柔軟性が組み合わさることで、感情的な衝突を避けるだけでなく、お互いが納得できる形で歩み寄る機会が増えるのも特徴的。

ライフステージでの出来事が被らない

「ライフステージの変動が被らない。お互いが歩んできた経験が、双方の人生観の刺激や参考になる」(20代・東京都)
「親の介護とか、人生のいろいろな出来事の時期が被らない」(30代・茨城県)

年齢差があることで、ライフステージの変化やタイミングが被りにくいのもポイント。このズレは、キャリアアップや親の介護などが同時に重なりにくく、余裕を持って支え合える関係性を生んでくれます。お互いの生き方を尊重できるというメリットも大きいですね。

年の差カップルのデメリットは?

カフェで険悪ムードのカップルの写真
(c)Adobe Stock

残念ながら、メリットがあると同時に、年齢差があるカップルにはデメリットとなる部分もあるよう。一緒にチェックしてみましょう。

話が合わない

「あまり差があると話が合わなそう」(30代・埼玉県)
「エンタメについて話が合わない」(30代・長野県)
「共通の会話が少ない」(30代・岩手県)
「子どものころに流行った遊びや物などの話が絶妙に噛み合わない」(30代・茨城県)
「話が合わない」(30代・福岡県)

趣味や関心事が合わない場合、会話がかみ合わないことも。好きな映画や音楽、流行りの話題にズレを感じると、お互いに楽しさを共有しにくくなります。共通の話題を見つけたり、相手の興味がある分野を積極的に知るといった努力をすれば、鮮度のある関係性楽しむことができるはず。

ジェネレーションギャップ

「流行などが合わなくて、年の差を感じることがある」(30代・東京都)
「ジェネレーションギャップが生じて、理解できずにすれ違いにつながることがある」(30代・大阪府)
「ジェネレーションギャップによる感じ方の違いが出る」(30代・北海道)

育った時代が違うということはつまり、物事の捉え方や感覚にズレが生まれやすいということでもあります。文化や社会的背景のギャップから、意図せず相手を傷つけてしまうなんてこともあるよう。大切なのはお互いの経験や価値観を否定せずに認め合い、世代の違いがあることを前提にコミュニケーションを取る姿勢です。

価値観の違い

「価値観が合わない」(30代・茨城県)
「同世代にしかわからないこと、体験してないことだと意見がぶつかることがあるかなと思う」(30代・東京都)
「価値観の違いが多い」(20代・東京都)

歳の差はそのまま人生経験の違いに表れやすいので、何を優先するかなど考え方が異なる場合があります。たとえば金銭感覚やライフスタイル、仕事に対する価値観の違いが浮き彫りになり意見がぶつかることも。些細なズレを無視せず、お互いの気持ちを汲み取ることが関係を安定させるコツです。

一方の老化

「将来の介護とか体力差が気になります」(30代・神奈川県)
「介護をしなければいけなくなるかもしれない」(20代・大阪府)
「先におばあちゃんになったり、おじいちゃんになったりする」(30代・兵庫県)

体力差や健康状態の違いを感じやすくなるのも、年の差カップルのデメリットのひとつ。将来的に介護など日常生活での負担が一方に偏るリスクもあるため、早い段階からお互いの健康管理や生活の役割について話し合うことがおすすめ。こうした準備があれば、安心感のある心地よい結びつきにつながります。

周りからの見られ方

「世間からの偏見がある」(30代・東京都)
「兄弟に思われる」(20代・大阪府)
「パパ活に見られるかもしれない」(20代・茨城県)

5歳差くらいならば、そこまで気にならないかもしれませんが…多様性の時代とはいえ、年齢差カップルは周囲から偏見や誤解を受けやすいもの。家族や友人、職場での評価に気を揉む場面があったとしても、他人の意見に振り回されず、パートナーとの信頼関係を大切にすることが重要。お互いが納得できていれば、周囲の目を気にせず堂々と付き合えますよね。

対等になれない

「相手を対等に考えない言動が出やすいこと」(30代・埼玉県)
「負担が一方に偏る可能性がある。金銭面や精神的な負担とか」(30代・和歌山県)
「上下関係ができやすい」(30代・東京都)

年齢差によってどちらかが上・どちらかが下という意識が生まれると、関係に軋轢が生まれやすくなります。金銭面や精神面の負担が偏ることが、恋愛のストレスに変わることもあるでしょう。重要なのは年齢差を言い訳にせず、お互いに対等な立場で尊重し合う姿勢を意識することです。

リスペクトを忘れずに

5歳という年齢差カップルについて、さまざまな意見を見てきましたが…うまくお付き合いするには、ジェネレーションギャップや価値観などに違いがあることを前提としながら、お互いを理解し合う姿勢が必要だとわかりましたね。また、しっかりとコミュニケーションを取りながら、お互いに歩み寄って、相手に対して寛容な心を持つことが長く関係を続けるポイントのよう。

素直さや思いやり、そして柔軟な姿勢でいることを忘れなければ、逆に年齢差が強みに変わり、安心感と刺激のバランスがとれた魅力的なカップルになるはずです。

現在5歳差の人と付き合っている方は、お互いをリスペクトしながら向き合って、長続きする関係を目指してみてくださいね。

TOP画像/(c)AdobeStock

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