低カロリー、低脂肪の「桃」♡ 朝や日中に食べると◎!
夏の果物といったら、桃! 甘くてみずみずしくて、美味しいですよね。でも、甘い桃は太りそう…と思う人も多いのでは? そんな人必見の「桃のダイエット効果」を紹介します。
桃は、基本的に低カロリー、低脂肪な果物。桃1個(300g)あたり約100キロカロリー、脂肪は0.1gです。
ただ、注意したいのがフルーツに含まれている糖の中で最も大きな比率を占めている「果糖」。砂糖の1.5倍程の甘さがありながらも、血糖値の上昇には直接的には関わっていませんが、果糖の過剰摂取は中性脂肪の蓄積を招いてしまうとされています。
そのため、桃を食べるタイミングとしては、体内時計によって体が太りやすくなっている夜に食べるよりも、朝や日中に食べるのがおすすめ。
◆桃に含まれる体にいいもの♡
【食物繊維】
腸内環境を整え、ダイエットや美肌、便秘解消に効果があるといわれている食物繊維は、桃100gあたりに約1.3gが含まれています。食物繊維が多いイメージのバナナよりもやや多い量。桃の食物繊維は不溶性食物繊維と水溶性食物繊維のバランスが良いのが特徴です。
水溶性食物繊維は、名前の通り水に溶ける種類の食物繊維。水分保持力が強く、水に溶けるとドロドロのゲル状に変化します。
糖質(炭水化物)の消化・吸収を緩やかにし、血糖値の急上昇を防ぐ効果、コレステロールなどの余分な脂質を吸着し排出するなど、体への吸収を抑制する作用や、腸の粘膜を守る効果、善玉菌を増やす効果もあるため、整腸作用があります。
不溶性食物繊維は水に溶けない食物繊維で、便のかさ増しや、腸を刺激して蠕動(ぜんどう)運動を活発にし、便通を促進。
【カリウム】
桃100gあたりに約180mgのカリウムが含まれています。カリウムを十分に摂ることで体内の塩分バランスが整えられ、余計な塩分を排出して体の塩分濃度や水分量を調整する働きがあるため、むくみの解消に。むくみやすい人や塩辛いものが好きな人は、カリウムの多いものを積極的に摂取するのがおすすめ。
【ナイアシン】
水溶性であるビタミンB群の一種であるナイアシンは、美肌効果や冷え性改善に効果があるといわれ、桃100gあたり0.6mg含まれています。ナイアシンは酵素の働きを助ける重要な存在で、皮膚や粘膜の健康維持には欠かせません。糖質や脂質のエネルギー代謝にも必要な栄養素。
【ビタミンC、E】
特筆するほど多く含まれている訳ではありませんが、桃には美容に必須のビタミンC、Eが含まれています。ビタミンC、Eのどちらにも強い抗酸化作用があり、活性酸素による体細胞や血管の酸化を防ぐ抗酸化作用があり、老化のスピードを抑える働き期待できます。
こうした抗酸化作用により悪玉コレステロールの酸化を抑制し、過酸化脂質の生成を防ぎ、様々な生活習慣病にかかるリスクの低下を導くとも。抗酸化作用は肌にも働くため、保湿や美白作用などにも◎。
ビタミンEは末梢血管を広げ血行を良くする働きもあるといわれ、血行障害からくる肩こり、頭痛、冷え性等の症状を改善する効果にも期待。
◆美味しい桃の見分け方は?
美味しい桃を見分けるポイントは、左右対称になったきれいな丸い形をしていて、皮が全体的に赤っぽいものを選ぶこと。白っぽいもの、薄いピンクのものより濃い色のものが良いでしょう。常温で保存し、食べる2~3時間前に冷蔵庫に。ずっと冷蔵庫に入れっぱなしにしていると甘味が落ちるだけでなく、萎びてしまいます。
生のまま食べてももちろんおいしいですが、ひと手間加えて、コンポートやジャムにすると生とはまた違ったおいしさを楽しむことができます。桃の皮がむきづらい時は、熱湯につけてから氷水で冷やしましょう。
美味しい桃の季節。低カロリー低脂肪とはいえ、ダイエット女子は食べ過ぎないように♡
情報提供/microdiet.net