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2019.07.26

半数が言い間違える!「火蓋が切って落とされる」を正しく言うと…?

小学館の国語辞典『大辞泉』が発信しているクイズで、ことばセンス&知識を自己点検!「間違いやすい表現」をマスターして言葉・表現に自信をもてるステキな女性に♡ 今回ピックするのは、「戦いを始める様子」をあらわす日本語。

「火蓋が切って落とされる」は正しい日本語?

同僚に「鈴木さんと佐々木さん、ついに喧嘩を始めたみたい。いよいよ、戦いの火蓋(ひぶた)が切って落とされたね!」と言われたら、“火蓋が切って落とされた”を、正しい日本語だと思いますか?

【問題】
「戦いの火蓋(ひぶた)が切って落とされた」この文章は正しい? 誤り?

1.正しい

2.誤り

正解は?

火蓋が切って落とされた
(c)Shutterstock.com
はてな
(c)Shutterstock.com

2.誤り

火蓋が切って落とされる”の部分が誤りです。

【ことばの総泉挙/デジタル大辞泉】では50%が正解していました(2019年7月16日現在)。

これは、「火蓋を切る」と「幕を切って落とす」が混同した言い回しです。「幕を切って落とす」は、「はなばなしく物事を始める」「はじめて公開する」という意味の言葉。「火蓋」は、火縄銃の部品のことですから、戦いを始めるという意味なら、「火蓋を切る」とするのがふさわしいでしょう。
※    ※
ひぶたをきる【火蓋を切る】
火蓋を開いて点火の準備をする。転じて、戦いや競争を開始する。
[補説]「幕を切って落とす」との混同で、「火蓋を切って落とす」とするのは誤り。
(ことばの総泉挙/デジタル大辞泉より)

【もっとことばの達人になりたいときは!】
ことばの総泉挙/デジタル大辞泉

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