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2019.03.05

<お金が貯まる選択>メガバンクと信用金庫、口座を開くならどっち?

今回ピックアップするのは、口座の開設について。書籍『お金が貯まるのは、どっち!?』(菅井敏之著:アスコム)から、元銀行支店長が教えるお金を増やす法則についてご紹介!

“きゅうふり口座”を信用金庫に、補完口座をメバガンクにつくるのがおすすめ!

将来、独立したいと考えるかもしれません。将来、マンションを買いたいと思うかもしれません。将来、子どもを3人ほしいと思うかもしれません。将来、高級車をほしいと思うかもしれません。

そんなとき、望んだ選択をするには、お金が必要になります。

元銀行支店長の菅井敏之さんによると、そこで大切になるのが、どの銀行に口座をつくるのか、ということです。

口座開設
(c)Shutterstock.com

独立するなら、銀行から事業資金を調達しなければなりません。ただ、残念ながら、よっぽどのことがない限り、メガバンクは相手にしてくれません。

法人口座を開くだけでも大変なのですから、マイクロ法人と呼ばれる零細企業がメガバンクから事業資金を融資してもらうのは、もっと難しい。最初は、ほとんど相手にされないと思っておいたほうがいいでしょう。

住宅ローンも同じです。大企業の社員や公務員など、将来が安定している(と銀行が判断する)人には、お金を貸してくれますが、中小企業の会社員やましてやフリーランスの人には、審査が厳しくなります。

そこで、ぜひ活用してほしい銀行があります。信用金庫です。

マイクロ法人に融資してくれるのは、なんといっても地元の信用金庫です。信用金庫は、地域の役に立つというミッションを持っているため、地元の商店街などの小さな店舗や個人事業主が主要なお客様になります。

信用金庫も、もちろんお金を貸したいのです。その金利で商売をしているわけですから。メガバンクが相手にしないようなお客様を相手にすることで、彼らは食べています。

コツコツとまじめに積み立ててきた「信用できる人」にお金を貸そうとします

人生の選択肢を残しておくためには、信用金庫をあなたのメインバンクにして、給料をここに振り込み、同時に積み立ても行うのです。これが将来、かならず役に立つときがきます。

■信用金庫なら「王様」として扱ってくれる!

王冠
(c)Shutterstock.com

給料振込口座(通称・きゅうふり口座)を信用金庫につくるメリットはほかにもあります。

信用金庫にとって、口座に500万円の預金があれば、得意客です。1000万円の預金になれば、担当者がつくような扱いになります。

ところが、メガバンクの口座に1000万円の預金があったとしても、担当者がつくこともなければ、特別扱いされることもありません。

どちらのほうがお金を借りやすいのか。どちらのほうがVIP対応をしてもらえるのか。そういう視点で見れば、圧倒的に信用金庫のほうが優位です。

中小企業の人はもちろん、今は大企業に勤めている人で、将来、転職や独立を考えている人も、信用金庫に口座を開いて、今から実績(毎月の積み立て)をつくっておくといいでしょう。

■信用金庫とメガバンクの口座をひとつずつ持つこと!

(c)Shutterstock.com

信用金庫にもデメリットはあります。ネットバンクはあったとしてもメガバンクほどの使いやすさはないし、店舗も少ない。普段のお金の出し入れを考えると、やや不便です。

一方、メガバンクは全国にネットワークを持っているので、お金の出し入れは便利です。インターネットで振り込みもできます。投資信託など商品の品ぞろえも豊富です。

そこで、おすすめしたいのは、〝きゅうふり口座〟を信用金庫につくり、緊急でお金の引き出しが必要なときのために、補完口座としてメガバンクを利用することです。

それぞれにひとつずつ口座を開設するわけです。

まとめると、こうです。

・信用金庫…〝きゅうふり口座〟をつくる。月々の積み立て、公共料金やクレジットカードの引き落としなどは、すべてこの口座で行う。

・メガバンク…すぐにお金を引き出さないといけないときのための口座。5万円、10万円などと金額を決めて、つねにこの金額だけを残しておく。使ったら、補塡する。

これで、両方の銀行のメリットを有効に活用できます。信用金庫であなたの信用をつくりながら、要所要所でメガバンクの利便性を活用するのです。

銀行通帳
(c)Shutterstock.com

時折、三菱東京UFJ銀行とみずほ銀行など、2種類のメガバンクのカードを持っている人を見かけますが、これはほとんど意味がありません。

利便性だけなら、どちらか一方で十分ですし、「コツコツ戦法」で信用をつくるのは、どちらも難しい。

また、ゆうちょ銀行とメガバンクの組み合わせも意味がありません。ゆうちょ銀行には住宅ローンがありません(現在は、スルガ銀行のローンを代理業者として媒介している)。

ゆうちょもメガバンクも、ともに特徴は「利便性」ですから、同じ性質の口座をだぶって持っているだけのことになります。

信用金庫とメガバンク、または信用金庫とゆうちょ銀行。これこそ、戦略性の高い組み合わせです。

【結論】

“きゅうふり口座”は信用金庫につくって、そこに積み立てて信用を築く。メガバンクやゆうちょ銀行は、緊急でお金を引き出すときのために活用する。

現在発売中の書籍『お金が貯まるのは、どっち!?』(菅井敏之著:アスコム)では、このほかにも、お金に好かれる人、嫌われる人の法則についてわかりやすく解説されています。ぜひチェックしてみてくださいね!

関連記事:
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トップ画像/(c)Shutterstock.com

情報提供元/書籍『お金が貯まるのは、どっち!?』

『お金が貯まるのは、どっち!?』(菅井敏之著:アスコム)

元銀行支店長が教えるお金を増やす25の法則

あなたの給料は、どの銀行に振り込まれますか? メガバンク? それとも地元の信用金庫? では、なぜその銀行を選んだのでしょうか?

もしも「なんとなく……」だとすれば、あなたの将来はかなり不安です。選ぶ銀行によって、お金持ちになることもあれば、その逆もあるんです。

大切なことは、つねに「お金が増える選択」をすること。成功者たちは、銀行も、保険も、住宅も、資産を増やすために、かならず明確な意図をもって選んでいます。

その意図さえわかれば、あなただって資産を築くことができる!

では、あらためて先ほどの質問に戻ります。あなたは、メガバンクと信用金庫、どちらを選んでいますか?

じつは、どちらがお金が貯まるかというと……。

教えていただいたのは… 菅井敏之さん
1983年、三井銀行(現・三井住友銀行)に入行。
支店長を歴任後、48才のときに銀行を退職。その後、起業し、アパート経営に力を入れる。現在では、複数のアパートオーナーをしており、安定した不動産収入がある。
銀行員としてのお金を「貸す側」、不動産投資家としてのお金を「借りる側」、どちらの視点も持っていることで、安定した定期収入を築くことに成功。
資産形成のための銀行の活用法や住宅、保険の選択方法には定評があり、講演やセミナーでも一躍人気講師になった。

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