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2019.03.04

<お金が貯まる選択>クレジットカードを持つなら、2枚? or 4枚?

今回ピックアップするのは、クレジットカードの持ち方について。書籍『お金が貯まるのは、どっち!?』(菅井敏之著:アスコム)から、元銀行支店長が教えるお金を増やす法則についてご紹介!

クレジットカードを持つなら、2枚がおすすめ!

あなたは、何枚くらいクレジットカードを持っていますか?

最近は、店のポイントカードと一体になったクレジットカードがあふれています。多くの特典とポイントがついてくるため、得をした気分で、次々にクレジットカードを契約した人もいるでしょう。

でも、ちょっと待ってください。元銀行支店長の菅井敏之さんによると、そこには大きな落とし穴が潜んでいるのだそう。

クレジットカードには「キャッシング枠」というものがあります。これは、そのクレジットカードで借りられる限度額のことです。

要するに、無担保でお金を借りられる限度額。クレジットカードでキャッシングするということは、カード会社から一時的にお金を借りたことになります。

カード会社は、あなたに湯水のようにお金を貸してくれるわけではありません。当然ながら、上限が決まっていて、それがキャッシング枠です。

このキャッシング枠は、あなたに対する信用ですから、何枚クレジットカードを持っていたとしても金額が大きくなることはありません

たとえば、あなたのキャッシング枠が100万円だったとします。この場合、カードを1枚持てば、そのカードのキャッシング枠は100万円になります。

では、4枚持ったら、すべてのカードの合計キャッシング枠が400万円になるかというと、そうではありません。4枚合計のキャッシング枠は、100万円のままです。

クレジットカード
(c)Shutterstock.com

つまり、そのカードをどれだけ使ったかに関係なく、カードの枚数が多ければ多いほど、1枚のキャッシング限度額は少なくなる。カード会社からすれば、あなたの信用が低い、ということになるわけです。

これだけを見ても、クレジットカードは、4枚より2枚のほうがいいとわかるでしょう。

では、いっそのこと1枚のほうがいいのでは? と疑問を持つかもしれませんね。2枚にする理由は、なくしてしまったときの保険です。

財布をなくしてしまったら、一時的に現金もキャッシュカードもない状態になってしまいます。それでは困りますよね。

ですから、クレジットカードは2枚にして、1枚は持ち歩き、もう1枚は予備として家に置いておくのが理想です。

もっと深刻な問題になるのが家を買うとき。

銀行が住宅ローンを融資するときの基本スタンスは、返済利率を収入の35%に抑えることです。

たとえば、毎月の手取り給料が30万円の人なら、月々の返済額が10万5000円を超えないようにするわけです。

ただし、これには注意書きがあります。ほかの借り入れと合わせたトータルが35%なのです。

ほかに借り入れがなければ35%まるまる借りられますが、仮にクレジットカードでリボ払い、分割払いなどで月々3万円の返済をしているとすると、先ほどの例で言えば、10万5000円−3万円で、銀行は月々の住宅ローンの返済額が7万5000円までしか貸してくれません。

要するに、住宅ローンで借りられる額が少なくなってしまうのです。こうして、収入的には十分返済可能な金額なのに、住宅ローンの審査で落とされる結果になってしまいます。

住宅ローン
(c)Shutterstock.com

クレジットカードをたくさん持っていると、もっと最悪なことも起こります。

あなたが気づかないうちに、あなたの信用がなくなっているかもしれないのです。

クレジットカードで買い物をしたとします。そして、その支払いを忘れていたとなると、それは“入金遅れ”と金融機関の信用情報に記録されます

それが1回や2回であれば大した問題ではありませんが、何回もあると、「この人は信用できない人だ」と見なされ、住宅ローンの融資を断られることがあります

銀行は、当然ながら、貸したお金が返ってこないことをもっとも嫌います。過去になんらかの返済が滞っている人は、銀行から見れば「だらしない人」です。

しかも、これが繰り返されていれば、なおさらです。延滞して、しかも返済していなければ、完全な“事故扱い”になってしまいます。

こういう事態は、クレジットカードの枚数が多い人ほど起こりやすいのです。どのカードがいくらの支払いかを把握しにくく、また給料振込の口座とカードの引き落とし口座がちがうケースが増え、うっかり入金を忘れてしまう危険性があるのです。

クレジットカード
(c)Shutterstock.com

ですから、クレジットカードは2枚にしぼり、決済口座はともに給料振込の口座にすべきです。

結論:クレジットカードは2枚にする! 将来、銀行からお金を借りるときのために、信用を失わないよう注意して。

現在発売中の書籍『お金が貯まるのは、どっち!?』(菅井敏之著:アスコム)では、このほかにも、お金に好かれる人、嫌われる人の法則についてわかりやすく解説されています。ぜひチェックしてみてくださいね!

トップ画像/(c)Shutterstock.com

情報提供元/書籍『お金が貯まるのは、どっち!?』

『お金が貯まるのは、どっち!?』(菅井敏之著:アスコム)

元銀行支店長が教えるお金を増やす25の法則

あなたの給料は、どの銀行に振り込まれますか? メガバンク? それとも地元の信用金庫? では、なぜその銀行を選んだのでしょうか?

もしも「なんとなく……」だとすれば、あなたの将来はかなり不安です。選ぶ銀行によって、お金持ちになることもあれば、その逆もあるんです。

大切なことは、つねに「お金が増える選択」をすること。成功者たちは、銀行も、保険も、住宅も、資産を増やすために、かならず明確な意図をもって選んでいます。

その意図さえわかれば、あなただって資産を築くことができる!

では、あらためて先ほどの質問に戻ります。あなたは、メガバンクと信用金庫、どちらを選んでいますか?

じつは、どちらがお金が貯まるかというと……。

教えていただいたのは… 菅井敏之さん
1983年、三井銀行(現・三井住友銀行)に入行。
支店長を歴任後、48才のときに銀行を退職。その後、起業し、アパート経営に力を入れる。現在では、複数のアパートオーナーをしており、安定した不動産収入がある。
銀行員としてのお金を「貸す側」、不動産投資家としてのお金を「借りる側」、どちらの視点も持っていることで、安定した定期収入を築くことに成功。
資産形成のための銀行の活用法や住宅、保険の選択方法には定評があり、講演やセミナーでも一躍人気講師になった。

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