冷えにつながる悪習慣ワースト3はこれ!
どんどん気温が下がって、寒さによる不調も出て来やすい今日この頃。特に女性にとって冷えは大敵! 日々の生活習慣で、冷えを招くような行動をしていないか? チェックしてみてください。
■「首」「くびれ」のポイントが冷えている
首とつく部位の「首」「手首」「足首」、さらにくびれている部位「お腹」「腰」は冷やさないことが大切!
首の後ろや手首・足首には血流に関する要所(ツボ)があり、冷えると全身の血流不順に繋がります。さらにお腹や腰は内臓が中に守られている部位。
外側からの冷えは、内臓の冷えにも直結します。マフラーや手袋での保温や、お腹の弱い人は腹巻など、小物を上手に利用して温めましょう。足元からくる冷えの予防のため、冬はパンプスを素足で履くのはNG! と心得て。
■筋肉の活動不足で冷えている
寒くて外に出る機会が減ることもそうですが、パソコン作業などで同じ姿勢で居続けることも筋肉運動不足、冷えの一因に。
筋肉は動かすことで熱を生じますが、特に体の6〜7割の筋肉は下半身にあります。べたっと椅子に押し当てたままの太もも裏の筋肉は、その大きさにも関わらず使われなければ血行不良になり、冷えがち。ふくらはぎや足首の冷えにも繋がります。
冷え予防のクッションを使ったり、ストレッチをすることで緩和されます。肩など上半身の血行不良にも、ストレッチは有効。同じ姿勢でいることで「日中動かしていない筋肉」を意識して、寝る前に5〜10分でもストレッチするだけで血流は変わります!
■冷える食べ物、飲み物を取りすぎている
冷たい飲み物、冷たい食べ物は体の冷えに直結! 薬膳的に、夏に旬を迎える野菜や小麦製品、フルーツ、豆腐などは体を冷やす性質があります。特に、ダイエット中に食べがちなヘルシーな食材はこれらに該当することが多く、体が冷えて逆に代謝が落ちてしまう可能性も。
体のほてりを感じるときや、温まるものとのバランスをみてこれらを飲食することは有効ですが、寒さを感じる時にはやはり温かいものを積極的に取りましょう。食事の際は鍋料理やスープなどそれ自体が温かい料理のほか、生姜やネギ、紫蘇の薬味類・ニラ・海老・ラム肉など体が温まる性質を持つ食材を。お酒も、お湯割や赤ワイン、ウィスキーなどがおすすめです。
大木さと子 国際中医薬膳師
国際中医薬膳師・漢方アドバイザー。国立北京中医薬学大学日本校卒。普段はメーカー勤務、よく食べよく飲むアラサーOL。ふだんメシをアップするinstagramにて、薬膳の情報も発信中。