長瀧矢永子さんってどんな人?
長瀧さんは、日本国内のLCC(格安航空会社)の中で最大規模を誇る「ジェットスター・ジャパン」初の女性パイロット。
--長瀧さんがパイロットになったきっかけとは?
幼少期からスポーツ万能だった長瀧さんは、小学生の頃、水泳の「全国JOCジュニアオリンピックカップ」に出場。将来を期待される有望選手でしたが、なかなか上位になれずに悩む日々。
そんなとき、たまたま若手パイロットの活躍を描いたテレビドラマを見たことがきっかけで、パイロットに憧れを抱くことに。
その憧れは現実的な目標へと変わり、桜美林大学パイロット養成コースに進学。
そして、2000万円に上る授業料・訓練費を、奨学金などでどうにか工面し、2017年にジェットスター・ジャパンのパイロットに。
現在、24歳の若さで乗客の命を預かり、日本の空を飛びまわっています。
長瀧矢永子さんの「7つのルール」
さて、そんな長瀧さんが「いつもしている7つのこと」=「セブンルール」とは…?
■1.出社はフライトの1時間40分前
パイロットは、フライトの1時間前に出社するのが規則。しかし、長瀧さんは1時間40分前に出社。副操縦士になってまだ半年なので、フライトに関する資料に目を通し、機長の出社を待つ。
■2.出発前に手を振る
機内に乗り込むとまず行うのが、機体のシステムチェックや点検。そして、一通りの点検を終えると必ずすることが、お客様や地上スタッフに向けて手を振ること。地上スタッフなどへの感謝の気持ちも忘れません!
■3.疲れたときはステーキを食べる
肉体的・精神的負担も大きいパイロットの仕事。そんな仕事で疲れたとき、長瀧さんが必ず食べるのがステーキ。お肉を食べればご機嫌になるというほど肉好き。
■4.目覚ましは20回かける
緻密なスケジュール管理が必要とされるパイロットの仕事では、遅刻は厳禁。そのため、長瀧さんは、毎日寝る前に目覚ましを20回以上セットするのがルール。
■5.休日は飛行機を眺める
束の間の休日に長瀧さんがすることが、飛行機を眺めること。パイロットになる前にただファンとして飛行機を見ていた頃の気持ちを思い出しリフレッシュする貴重な時間。
■6.同僚からの手紙を持ち歩く
長瀧さんがいつも鞄に入れて持ち歩いているというのが、同僚からもらった手紙。節目節目で読み返すことで初心を思い返すことができる、お守りのような存在。
■7.客室に出て乗客を見送る
人を乗せたフライト経験が浅い長瀧さんは、到着後に必ず客室に出て乗客を見送ることを徹底。物を運んでいるのではなく、人の命を運んでいるということを常に意識するように心掛けているという。
次回の「7ルール」の放送は、12月18日(火)よる11時~11時30分です。(※本年の放送は次回までです)主人公は、姉妹でクッキー店を経営する新田あゆ子さん。
しごとなでしこでは、番組を振り返り、仕事をする女性たちへのヒントを見つけていきます! ぜひチェックしてみてください♡
初出:しごとなでしこ
ジェットスター・ジャパン パイロット 長瀧矢永子
1993年大阪府大阪狭山市出身の24歳。小学生の頃に、人気ドラマを見たことがきっかけでパイロットを志す。2013年桜美林大学パイロット養成コースに進学。その後、2017年4月ジェットスター・ジャパンに入社し、今年7月、同社初の女性パイロットとなった。大好物はお肉。