【神田カレーグランプリ】あなたも「神田カレーマイスター」になれるかも!?
今年も神田カレーグランプリの季節がやってまいりました\(^o^)/。グランプリ決定戦は11月ですが、スタンプラリーは8月23日から既に開催中。
11月30日までにスタンプを集めると神田カレーマイスターになれるというもので、毎年参加者が右肩上がりで増えている要注目のスタンプラリー。今年は参加店総数89店舗と過去最多であり、全店制覇はかなりハードルが高いのですが、今年はコースが5つに分かれ、その1つでも制覇すればマイスターになれるので、そう考えると気軽に参加できるイベントということも言えますね。
■:スタンプラリーの参加方法
スタンプラリーの参加方法は、神田駅や参加店各店舗に置いてあるスタンプラリー用のシートが入ったガイドブック(無料)をもらい、そこに各店舗で食べた後にスタンプを押してもらうか、スマホで専用サイトにアクセスし、登録してからお店で食べ終わった後にデジタルスタンプを集めるかどちらか好きな方法を選べます。
個人的にはガイドブックで集めるのが好きなんですよ。アナログ感が楽しいですし、それを持っていると他のスタンプラリー参加者から声を掛けられることもあったりして会話がはずんだり。
そんなわけで今年も楽しみなお店が色々とあるのですが、今回はコースごとに僕の注目店をひとつずつご紹介していこうと思います!
【Aコース】遂に参戦!カレー女子が作るスパイスカレー「神田 キッチン723」
最初からいきなり今年の個人的最注目店です!
看板娘であり女将でもあるなっちゃんが一人で切り盛りするバー。以前から時折気まぐれでカレーを出していたのですが、今回この神田カレーグランプリに合わせてほぼ毎日カレーを提供するようになりました!
ランチ営業も始め、気合い入ってます。なっちゃん自身もカレーマニアであり、様々なお店で食べ歩いたり、某人気店で修行した経験もあるのでその実力は折り紙付き。出すたびに美味しくなっていくカレーはここ1年くらいで完成した感のある逸品です。
本戦出場も狙っているとのことで、個人経営店でありながら地元商店街の応援体制も整っています。今年の台風の目となるかもしれない存在です。
【Bコース】抜群の安定感と使いやすさ「飯田橋 カリービト」
こちらのお店は神田カレーマイスターにも人気のお店で、スタンプラリーの締めくくりの打ち上げで使う方も多いようです。
かく言う僕も昨年の全店制覇の締めくくりにはこちらでカレーをいただきました。本戦には参加せず、マイペースにスタンプラリー参加という立ち位置なのもまたお店のスタンスがわかって良いですね。
カレーはインドカレーをベースとしながらオリジナリティを加えたスパイスカレー。ヘルシーで美味しいので女性人気も高いお店です。夜の飲み利用もおすすめですよ。
【Cコース】優しさと愛のカレー!「神保町 タケウチ」
激戦区神保町の行列店です。こちらのお店をスタンプラリーの最初に持ってくるカレーマイスターも少なくないのですが、その理由はこちらで食べるとスタンプラリー参加者の為にガイドブック用のカバーをくれるんです。
何という優しさ! これがあるとガイドブックが汚れないですし破れにくくなって良いんですよ。カレーもそんな優しさがにじみ出た美味しさです。盛り付けの可愛らしさと手の込み方もえらいこっちゃな騒ぎでして、これを注文した女性からは「可愛いー!」の声がよく上がっています。スタンプラリーを始めるなら、こちらのお店からが良いですね。
【Dコース】秋葉原の古豪が復活!「末広町 ベンガル」
今でこそカレーのお店の数も多い秋葉原ですが、ほんの10年ほど前まではここまでお店が多くありませんでした。さらに20年前となると飲食店の数も少なく、秋葉原で美味しいお店といえばカレーのベンガルか牛丼のサンボくらいと言われていたんです。
つまりはその昔から存在している老舗がこちらベンガル。建物の老朽化により一時閉店していたのですが、末広町近くに移転オープン。神田カレーグランプリにも復活の参加となりました。時代を問わない美味しさのビーフ角切りカレーがイチオシです。
【Eコース】無冠の王者「末広町 カリガリ」
最後に紹介するのは神田カレーグランプリ無冠の王者カリガリ。毎年惜しい所まで行くんですが入賞ならずで終わってしまっているお店です。でも、毎年本当に惜しいんですよ。常にギリギリ。今年こそ! という気持ちで毎年参加しているのですが、そろそろ何か受賞しても良いんじゃないかと思うんです。
ありそうで他に無い美味しさのオリジナルココナッツカレーは様々な食材と合います。魯肉飯と合わせたアキバ盛りカレー2で間借りカレーも始めたりと、様々なスタイルに取り組んでいる注目のお店です。
今年は89店舗の参加ということで、他にもおすすめのお店は沢山あります。どこにもしがらみがないからこそ正直に言ってしまいますが、おすすめできないお店も中にはあります。
しかし、そういうお店も行くことによって、素晴らしいお店の素晴らしさがより際立つとも思うんです。食べ歩きの楽しさって、良いお店を発見することにもあるんですが、悪いお店あってこその良いお店の素晴らしさにより深く気づけると言いましょうか。
つまりはスタンプラリーというのは、食べ歩きの楽しさ、そしてある意味でのつらさも味わえる、マニアの登竜門的な存在でもあるんです。
ダメなお店を知ってこそ、素晴らしいお店に心底感動できるようになります。スタンプラリーをきっかけに、カレーの世界の深さを知ってもらえたら良いなと思います。
初出:しごとなでしこ
AKINO LEE カレーおじさん\(^o^)/
ヴォーカリスト、パフォーマーとして自身の活動の他、様々なアイドルの作詞作曲振付プロデュースを担当。ヴォイストレーナーとして後進の育成にも力を注いでいる。音楽ライターとしても各種雑誌、ムック本などで執筆を担当。また、カレーおじさん\(^o^)/としても知られ、年間平均900食以上のカレーを食べてきた経験と知識を活かしてTVや雑誌など各種メディアにおいてカレーについて語っている。
http://www.akinolee.tokyo/