【目次】
・知っておきたい! 節電の4つのポイント
・家電の使い方を見直そう
・お得な電力プランに乗り換える
知っておきたい! 節電の4つのポイント
とりあえず、なんでも電源を切る! なんてやみくもに節電をしても、なかなか効果が出なかったり、長続きしなかったりするもの。そこで、効率的に節電するポイントをご紹介します。
■節電のポイント1:使用頻度の多いものから節電を
まずは使用割合の多い部分から対策していきましょう。消し忘れが気になる場所の照明はセンサー付きに、壁から少し離して冷蔵庫を設置する、テレビは輝度を少し下げるなど。効率よく省エネに努めましょう。
■節電のポイント2:家電は状況に合わせて使い分ける
炊飯器や電気ポット、温水洗浄便座などの熱を発生させるものはご注意を。とくに、長時間保温をする機能がある家電はかなり消費電力量がかさみます。
できるだけ保温家電は保温の時間を短くする、もしくは省エネモードがある機種はそれを上手に活用しましょう。
■節電のポイント3:節電情報は最新のものを
例えばテレビの場合は、プラグをコンセントからこまめに抜くのが節電に有効と言われていました。しかし、近年のテレビの待機電力は非常に少なくなっています。そのためこまめにコンセントを抜いても年間数十円しかかわらないということも。 省エネ情報は日々変化しているので、自分で新しい情報を常にアップデートしていくことが大切です。
■節電のポイント4:「ソフト面」「ハード面」の両方を考える
スイッチをこまめに切るといった日々の省エネ行動を「ソフト面」、製品自体を見直す省エネ行動は「ハード面」。どちらの省エネも考慮する必要があります。同時に、製品の買い換えなどの際には機能や価格だけでなく、省エネ性能を十分に考慮したモノを意識して選びましょう。
家電の使い方を見直そう
節電方法のポイントをチェックしたら、よく使う家電の節電ポイントもチェック。
■パソコンはこまめにシャットダウンしない
パソコンが多くの電力を消費するのは、起動時。そのため、こまめにシャットダウンを繰り返すと、逆に電力のムダ遣いになります。短い時間であれば、シャットダウンするよりも「スリープ」や「休止状態」に。その目安は1時間45分以内と言われています。
■炊飯器は保温よりも朝晩の2回炊き
炊飯器の保温機能に使われる電力は、約10時間で1回炊飯をするのと同じくらいの電力。そのため、朝晩炊くのであれば炊き直した方が節電になります。1度にまとめて炊く場合は保温機能を切り、食べるときに電子レンジで温め直した方が節電に。
■LED電球を使う
白熱電球と比べて、LED電球は半分以上も電気代が節約になるんです! 使用するLED電球の種類にもよりますが、同等の明るさの白熱電球と比較すると消費電力は1/6〜1/8程度になるため、電気代も1/6〜1/8程度に抑えられます。
■暖房は設定温度20度、風向きは下に設定
環境省によると、23℃から20℃に室温を設定するだけでも、主な暖房設備の消費エネルギーを約2割も削減できるのだそう。暖房を使う時、風向きを下向きに設定することを心がけて。暖房の暖かい空気は軽く、上に上るので部屋が温まる効果が高まります!
ちなみに、エアコンと合わせてサーキュレーターを使うと、部屋の上下の空気がまざり部屋全体が暖まる効果がさらにUPします。家庭用エアコンは作動開始時に電力をたくさん使用することが多いので、頻繁に「ON」、「OFF」を繰り返さないように気をつけてください。
■エアコンは定期的に掃除する
お掃除ロボットがエアコンに搭載されている場合、フル稼働をする時期であれば掃除の目安は1ヶ月半に1回とします。お掃除ロボットが搭載されていない場合は、フル稼動する時期であれば掃除の目安は半月に1回。行う掃除方法としては、ほこりを掃除機で吸い取り、水洗い可能なタイプであれば水洗いをしてください。
■室外機周りは風通し良く
エアコンは、室外機と室内機が熱交換をすることで冷房時には室外機から熱気を排出し、暖房時には室外機から冷気を排出。室外機が周辺の大気を吸い込み熱交換を行うので、室外機の周辺に植木等を置くと障害となり熱交換の効率が悪くなってしまいます。
また夏場に直接日差しが室外機に当たる場合には、室外機を影で覆うようにして工夫しましょう。物を置き影を作るのではなく、室外機に日傘を差すイメージで影を作ってあげると良いでしょう。
お得な電力プランに乗り換える
消費者も自由に電力会社を選択することができる「電力自由化」。認知度は90% 以上とされています。しかしそのうち実際に変更した人は約9.8% しかおらず、未だ90% 近くは電気の購入先や電気プランの変更を行ってはいないということが分かりました。
「電力自由化」を有効活用して、電気代を節約するなんて方法も。そこで、年間電気代が64,025円の場合、年間でどれくらい節約できるのか電気プランの一例をご紹介。ライフスタイルによってお得度が違うので、自分に合ったプランの検討を。
※2017年8月時点の情報です
■お得な電力プラン1:「まちエネ」のきほんプラン
三菱商事とローソンが作った新しい電力サービス「まちエネ」。きほんプランに変更すると電気代の他にpontaポイントが貯まったり、毎月ローソンで使えるお得なクーポンがメールで送られてきたりします。切り替え初年度は、年間で約5,180円もの節約になるのだとか。
■お得な電力プラン2:「昭和シェル石油」のドライバーズプラン
ガソリンスタンドで有名な「昭和シェル石油」。昭和シェルのドライバーズプランに変更すると、年間約7,195円の節約になるのだそう。その場でガソリン代が10円/ L 割引されるプランなので、ガソリンも電気もたくさん利用するというご家庭にオススメです。
今回は、ありがちなエアコンや電気機器の使いすぎによる電気代アップを防ぐ簡単節約方法をまとめました。少しの工夫が節電につながる。賢く電気代を節約して、お財布にも環境にも優しい生活を送ってくださいね。
初出:しごとなでしこ