【目次】
・はじめに
・「うなじ首こり」の傾向と対策
・デスクでもできる「うなじ首こり」のセルフチェック方法
・今日からできる「うなじ首こり」のストレッチ方法
・おわりに
はじめに
多くの人が悩まされる「肩こり」。ここ数年はパソコン業務量の増加や、スマートフォン利用時間の増加など、さらに肩こりに悩む人の割合は上がっていると言えます。また、肩こりを訴える方の多くは、同時に首のこり=「首こり」も感じているんです! そこで、稲毛病院整形外科/健康支援科部長の佐藤務先生が教える、首こりを簡単に解決できる方法をご紹介していきますので、ご参考にしてください。
「うなじ首こり」の傾向と対策
「うなじ首こり」とは?
デスクワーク等うつむく姿勢が長くなりがちな働く女性が注意したいのは、首のうなじ部分(首の後ろ中央)がこってしまうこの「うなじ首こり」です。ピップ株式会社が行なった調査(※)では、首のこりに悩む男性が4割に対し、女性は7割弱という結果も出ていて、女性にとっては特に注意すべき症状の一つと言えます。
そこで今回、誰でも簡単にできる「うなじ首こり」のセルフチェック法とその対策を、稲毛病院整形外科/健康支援科部長の佐藤務先生が教えてくれたのでご紹介します。※ピップ調べ 2017年8月(20〜79歳男女 n=4939)
日常生活で行っている動作も要注意!
「うなじ首こり」は、ドライアイ対策で目薬をさす、カゼ・インフルエンザ予防のうがいなど、寒い季節に健康のために行っている動作でも注意が必要です。
上を向く時に首に負担がかかるので、違和感があれば「うなじ首こり」の危険があり、日常生活の中でも、美容院のシャンプー台やうつ伏せで読書をする姿勢も上向きの姿勢が続くため、違和感があれば注意が必要になってきます。
デスクでもできる「うなじ首こり」のセルフチェック方法
それでは、次の方法で自分自身が「うなじ首こり」になっていないかをチェックしてみましょう。
1:アゴを上にあげ、上を向いて首をそらせる ※無理せずゆっくりとあげる
2:左下に向かって首を使いながら、頭をゆっくり移動させる
3:アゴを引き、真下まで回す
4:右上に向かって回転し、最初の位置まで戻る
佐藤先生曰く、「首を上下左右に動かし、特に上を向くときに首から上肢にかけて違和感があれば、既に首こりの危険があります」とのこと。
首のこりは「医者に行くほどのことではない」と侮ってはいけません。佐藤先生は「放置しておくと全身に影響を及ぼし、頭痛、腕のしびれや痛みを引き起こすこともあります。ピップ株式会社の調査では、頭痛を感じている人は約5割、腕の痛み・だるさを感じて いる人は2割以上いますが、これが重症化へのサインです」と注意を促しています。
このチェック方法はデスクに座ったままでもできるので、仕事の合間にでもぜひ試してみてください。
今日からできる「うなじ首こり」のストレッチ方法
次に「うなじ首こり」を防ぐためのケア方法を伺ったところ、セルフチェックと同様、仕事中や家庭でもできる簡単な予防法を教えてもらいました。
1:利き手の平で頭orおでこを後ろに強く押す
2:右手の平で耳の上を左に強く押す
3:左手の平で耳の上を右に強く押す
4:頭の後ろで両手を組み、前や左右に強く押す
※動作中は・首を動かさない・胸はピンとはるのがポイントです。
佐藤先生は、この一連の動作について「特に同じ姿勢が長く続く仕事中に行うのがよいでしょう。その他にも、リラックスできる入浴中など、自分の生活シーンに合わせて筋肉量アップ・血行改善を意識してください」とアドバイスしてくれました。
また、デスクでも手軽に使える血行改善グッズ・磁気治療器も上手に取り入れると有効とのこと。
ピップ株式会社からは、手軽なループ形状で、つけている間中、首回りぐるっと血行促進し、コリを改善するアイテム「ピップマグネループ®」も出ています。
▲ピップマグネループ®ソフトフィット
シリコーンに磁石を練り合わせているネックレスタイプなので、首すじの血行やコリの改善が期待できます。この商品は水洗い可能で、お風呂にもつけたまま入ることができるのも魅力
おわりに
仕事中や毎日の睡眠や食事、そして適度な運動が、「うなじ首こり」知らずのカラダをつくっていきます。皆さんも、「うなじ首こり」になる前に、佐藤先生が教えてくれた予防法から始めてみましょう。
▶︎ピップ株式会社
初出:しごとなでしこ