こんにちは。ブランディングコーチの大島文子です。
約1カ月前から、私の左手首に時計が復活しました。2017年秋に発売された、最新のスマートウォッチ「Apple Watch Series 3」です。
最近時計をしない人、多いですよね。
私もこの数年、iPhoneを片手に出歩く日々。だんだん腕時計をつけない日が増えてきて、ある日、自動巻きの腕時計を時間が間違ったまま1日過ごしたことが…。それ以来、腕時計はコーディネートのためのアクセサリー的存在になっていました。
そんな私がApple Watch Series 3を使い始めて1ヶ月。以前のように、手首を上げて時計を見る仕草が復活しています。
そして今、その手首は「時」だけでなくあらゆる情報と繋がっている。
今回はこの1カ月、Apple Watch Series 3を使って変化した私の日常をご紹介します。
【Apple Watch Series 3】しごとなでしこ的活用術
Apple Watch Series 3が今までのApple Watchと大きく異なるのがセルラー通信機能です。
Series 3以前は、iPhoneとのペアリングでさまざまな機能が作動していたのが、Apple Watch単独でほとんどの機能が使えるようになっています(iPhoneのキャリア各社毎にセルラー契約が出来て、ソフトバンクは月々350円でした)。
これによってApple Watchだけで通話が可能になり、iPhoneを置いて街に出てもさまざまなアプリがApple Watchだけで使えることに。
カレンダーのスケジュール、メール、アクティビティ、メッセンジャー、ウオレット、ミュージック、マップ、ワークアウト、ヘルスケア、呼吸、写真、天気、心拍数、連絡先等など。Apple Musicにアクセスすれば、4000万曲の中からセレクトした好きな音楽を瞬時に聞くことが出来ます。
そして何より、単独での使用感をアップさせたのがSiri。
iPhoneがなければSiriや音声入力が利用できなかったのが、セルラー通信で使えるように。iPhoneが手元になくても、Siriに「30分ウォーキングスタート」「神保町への行き方を教えて」と聞くだけで画面に答えが表示されます。
Bluetooth機能のワイヤレス イヤフォン(マイク付き)も購入して、Siriはもちろん、通話やミュージック、メールの音声入力にも挑戦。
年末年始はこのApple Watchと、前回ご紹介したAmazon Echoを日常に使いこなすための「デジタル ライフ修行」のような毎日(汗)。Siriとも随分仲良くなりましたよ♡
その結果見えてきた、しことなでしこの皆さんにお薦めする活用ポイントをご紹介します。
✔︎メッセンジャー&メール
忙しい時、会議の最中でも大切なメールを受け取り、手首をチラッと見てチェックすることができます。iPhoneメールやPCメールを見れない時にさっと確認できるのは、とても便利。特にメッセンジャーのレスはスタンプだけ押しておいて、後でiPhoneなりでレスすれば良いので、音声入力でレスする等は、余程緊急な事態のみでよいかもしれません。
✔︎ミュージック
Apple Musicの楽曲4000万曲と自分のプレイリストの楽曲を手首で操作できます。Bluetooth機能のワイヤレス イヤフォンもこの機会に購入したので、よりスマートな音楽体験が出来ています。後で詳しく書きますが、何より活用できたジムやウォーキング時のお供にも必須でした。
✔︎ウォレット
たぶん一番使っている機能です。iPhoneからSuicaやApple payを移動させました。
これにより外出の際に必ずApple Watchをつけるようになりました。電車もタクシーもコンビニもコーヒー買うのもApple Watchだけで決済しています。仕事中のちょっとした外出時、バッグも持たず携帯も持たずに手ぶらで外に出ています。
ウォレット機能を使うことでできたのが、「iPhoneを触らない時間」。
時計代わりにiPhoneを使っていた時は、電車の乗り降りや、音楽のセレクト他、ありとあらゆる時間に触り、そのままメールやFB、インスタを見てしまっていた。それがApple Watchだとメールやメッセンジャーなどは必要最低限しか見ない。Apple Watchで決済して、それで終わり。
だから必然的にiPhoneをチェックするのは、すべき時だけになり、「ながらiPhone時間」が減ったと思います。これは嬉しい副産物でした。
✔︎スケジュール・タイマー
iPhone同様、すべてのスケジュールを同期しているので、PC 、iPad、iPhone、それにAIスピーカーまでが私のスケジュールを把握しています。そしてこのApple Watchでも。Siriで「明日の私のスケジュールは?」と聞けば教えてくれます。あとタイマーも仕事の切りをつけるのに活用しています。
✔︎ ワークアウト&ヘルスケア
アクティビティアプリで、1日のムーブ量、エクササイズ量、スタンド時間などを測定してくれます。歩数計にもなり、毎日の運動量が見れるアプリ。ジムやウォーキングのない日でも、どのくらいの運動量だったかが一目瞭然です。
ワークアウトアプリは室内ウォーキングやウォーキング、ランニング等運動別のカロリーや心拍数他の数値を計測・分析してくれます。安静時に心拍数が120を超えると、手首の振動で知らせてくれるなど、見守りの役割も。これらの数値で1週間の運動量を把握することが可能です。
Apple Watch Series3はISO規格にもとづく50メートルの耐水性能があり、プールや海で泳ぐときも装着可能に。今まで測ることが出来なかったスイミング時の心拍数も把握できます。
はじめは「使うかな?」と思ったけれど、今気に入っているのが1分の深呼吸を手首の振動と共に促すアプリ「呼吸アプリ」。
「ちょっと深呼吸の時間をとろうよ」と促す機能と言えばいいのでしょうか。アクティビティ アプリのスタンドリマインダー(50分座ったままだと、一度立つことを促す)と共にデスクワーク中の緊張感を和らげてくれます。
✔︎カメラ
iPhoneのカメラのシャッターをApple Watchで操作できます。集合写真の撮影など、色々と使い道がありそうです。
✔︎通話
この小さいApple Watchできちんと通話できます。手首を耳や口元に近づけなくても、会話が可能なのは嬉しいですが自分ひとりで車を運転している時以外、周りに迷惑かけない空間が想像できません。マイク内蔵イヤフォンでひとりで話すのも抵抗ありです。
でも私は着信音を低くしているので、iPhoneをバッグに入れていると電話の着信に気が付かないことが多々ありました。それが手首の振動でわかるので、さっとiPhoneを取り出して電話に出れるように。
スマホの着信音や振動は、周りにも聞こえて迷惑だと思うので、この手首の振動で電話を取るのは私的にはとてもおすすめです!
こんなおすすめポイントに気付きながら暮らした1ヶ月は…。
Apple Watch Series3を使うことでSiriの活用が増え、手首の振動で「電話やメール・メッセージの着信」を知り、時には呼吸を整える。
好きな音楽を聴きながらのワークアウトで運動量を把握し、一日の歩数が少ない日は一駅歩くことを心掛ける。
iPhoneをバッグに入れて「ながらiPhone」を減らし、細かい買い物や移動は手首のapple payで決済する。
といった日常をもたらしてくれました。
スポーツウオッチとしての機能がフォーカスされてきたApple Watchですが、よりヘルシーライフを送るためのツールになってきているように思います。
エクササイズ大好きな方はもちろんですが、インドア派の方にこそ、毎日の運動量を把握し、小さなアクションを起こすためにも手首で健康状態を見守ってくれるApple Watchはおすすめです。
自分らしい腕時計を作る
20歳のお祝いに両親からもらった、カルティエの腕時計から始まり、さまざまなブランドの時計を愛用してきました。数年前まではシンプルなロレックスが仕事のパートナー。
毎日のコーディネートを格上げしてくれる、自分らしい腕時計は大切な仕事道具でした。
2018年の自分らしい腕時計、そのブランドがAppleであることに隔世の感があります。
AIスピーカーと暮らし、買い物のキャッシュレス化が急速に進み、働き方改革が叫ばれてタイムコントロールや健康管理に重きが置かれる今だからこそ、「Apple Watchで出来る事」の価値は高いと思います。
どんなに優れたデバイスでも、使いこなすのは人間です。必要な事、不必要な事を整理して、自分だけのApple Watchを作ってみてください。
ファッション的には、フェイスのデザインがカスタマイズ出来る事、ベルト部分が着替えられることも魅力です(ナイキやエルメスとのコラボコレクションは、次の欲しいものリストに入っています)。
初出:しごとなでしこ
大島文子 BLOOM&GROW INC 代表取締役/ブランディングコーチ
資生堂ザ・ギンザ、三陽商会、パルグループ等にて日本発ブランド及びセレクトショップのブランディングや広告宣伝等マーケティング全般を担当。ファッション分野にとどまらずライフスタイル雑貨・ショップ等もプロデュース。大人女子に素敵な時間を提供するブランド育成のための、ブランディング&プロモーションコンサルティング会社(株)ブルーム&グローを設立。インスタグラムも更新中。