覆面じゃないと話せない、恋活アプリ利用者の赤裸々トークをお届け! 会話の中から見えてきた、押さえておきたいスマホ恋愛5つの心得も必見です。
覆面座談会 参加者プロフィール
Aさん
26歳。神奈川県出身。キラキラ女子の集まる名門大学を卒業後、法律関連事務所の一般職として勤務。医者、弁護士、経営者…と、この年齢にして数々の職種の男性とのお付き合い経験あり。25歳を境に合コンや飲み会の誘いもめっきり減り、若干不安と焦りを感じている。
Bさん
29歳。山口県出身。某メーカーの広報として勤務。仕事で交流のある男性はテレビ局や出版社などの業界の人がメイン。また、地元の同級生や会社の同僚が次々と結婚。自分もどうにか20代のうちに結婚にこぎつけたいと奮闘するも、残り5か月で30歳になる。
Cさん
27歳。東京都出身。社員に美男美女が多いと評判の超イマドキIT企業で、深夜残業&休日勤務は当たり前の多忙な毎日を送る。プライベートでは年下の彼に思いを寄せるもなかなか成就せず、気づけばそろそろ彼氏いない歴2年目に突入。自称・物怖じしない性格。
恋活アプリは、女性が有利な市場!?
Cさん ネット系の会社に勤めていますが、もはや同僚の間で恋活アプリは出会いのスタンダード。パートナーがいない人は当然のように使っていますね。私はpairs、タップル誕生、ゼクシィ恋結びの3つを登録して気分によって使い分けています。みなさんは、どんなアプリ使ってますか?
Bさん 一時、Omiaiと焼肉マッチングアプリの肉会を使っていましたが、一本化しようと思い、今使っているのはpairsのみです!
Aさん pairsってやっぱりみんなが通る道ですね(笑)。私もpairs、タップル誕生、ゼクシィ恋結び、tinder。
Bさん ほんとにたくさんの恋活アプリがありますよね。
Aさん 恋活アプリって女性のほうが有利なような気がしませんか? 自分から何もしなくても「いいね!」が送られてきて、びっくりするくらいモテるんです。
Bさん わかります! ですが、登録した当初は会うのが怖くて、「いいね!」をくれた人とメッセージをやり取りしたり、タイプの男性を探したり…とスマホ上だけで楽しんでました。歳を重ねて、周りが次々とゴールインしていく中でようやく「こんなことをしている場合ではない」ということに気づいて。そのときメッセージ交換をしていた男性に初めて会ってみたんです。そしたら、写真と全然違う人が来て幻滅! プロフィール写真の2倍は太ってましたね。そのときに、「会ってからが始まりなんだ!」ということを思い知らされました。
第一関門はプロフィール写真のレベルをどうするか!
Cさん 私はまさか、まさかのその逆! 調子のよかった3年前の写真をプロフィール写真にして、当時「いいね!」してきた男性と会ったら、「写真と雰囲気違うね〜」ってダイレクトに言われました(笑)。みんなはどんな写真をプロフィール写真にしてますか?
Bさん 私は日常を切り取ったような自然な写真と、料理と一緒に写ってる写真。この写真があると、実際に男性と会ったときに「得意料理は何?」「週にどれくらい自炊しているの?」など、会話のネタになるんです。あとはちょっとした料理できるよアピール…(笑)。
Aさん 私は盛り気味写真から、これが自分のリアルかな〜っていうものまで、結構幅広く載せています。プロフィール写真は許せる範囲まで自分のレベルを下げておくのがちょっとしたマイルールです。「○○と申します。よろしく」だけでは恋活アプリ的にNG!?
Cさん マイルールといえば、私はマッチング後にひとつ。最初のメッセージに「仲よくなったらご飯に行きたいですね」とお伝えしておくようにしています。これをしてから熱心にメッセージを送ってくださる人もいるし、デートのお誘い率がグッとあがりましたね。
Aさん・Bさん それは使える!
Aさん 最初のメッセージで「●●と申します。よろしくお願いします」だけの人って、恋活に本気なのかな? って疑っちゃう。というのも、恋活アプリを始めた当初の私がそうだったので。先ほども話に出ましたが、女性ってちゃんと登録していれば、そこそこの数の「いいね!」がもらえるじゃないですか。それをいいことに、来るもの拒まず去るもの追わず的に、ちょっと上から恋活アプリを使っていたんです。そしたら誰からもメッセージが来なくなっちゃって(笑)。今は、相手のプロフィールから気になるところを探して、メッセージで伝える、というのを心がけています。
Cさん あとはせっかく恋活アプリを始めてるんですから、スマホ上で積極的にならないともったいないですよね! だから、Aさんの言ってることすごくわかります。自分の恋愛力を試して経験値を増やす、チャンスの場でもあると思うんです。スマホ上で学んだことを実生活でも活かして…!
スマホ恋愛は展開早っ!。付き合うまでのデートの目安は2回?
Aさん 今まで6人の男性と恋活アプリを通してお会いしましたが、実は今、pairsで出会った人といい感じで。次、2回目のデートなんです…。
Bさん 私は今まで数十人の男性と食事に行きました。そこで導き出した持論ですが、付き合う予定のない人とのデートの目安は2回まで! もちろん人によりますが、恋活アプリで出会った人と3回デートしたら「そろそろどうする? 付き合う? 結婚する?」みたいな雰囲気になりませんか?(笑)
Cさん 確かに。リアルで出会った人とする恋愛よりも展開が早いかも。
Aさん しっかり見極めてきます!
Cさん ちなみに1回目のデートはどんな感じだったんですか?
Aさん お相手は、土日休み、運動が好きなど、共通点が多い方だったので、話が合ったというのが大きかったです。あと、初対面の人と夜に会うのが怖くて…。ランチを指定したら、快く受け入れてくださったのも高ポイントでした。
Bさん 同じく、私も初デートは毎回お昼って決めています。あと、たとえば「4時から用事があって…」などとリミットをお伝えしています。そうすると変な場所に誘われないし、限られた時間の中でたくさん相手のことを引き出そうと、いい意味でお互いが必死になるので。話をしていて、この人いいかも! と思ったらリミット時間を延ばします(笑)。
Cさん 私は明るくて、人目につくという理由でホテルのラウンジをチョイスしています。そういうところに着てくる洋服とか見ちゃいますね。そういえば、みんな共通でpairsをやっていますが、Facebook公開(pairs内でやり取りしている相手に、自分のFacebookアカウントを教える)ってやっていますか?
Bさん したことないです! けど会う前にフルネームは教えてもらってます。で、自分でFacebook上で検索(笑)。あとは一応ポータルサイトでフルネームで検索をするようにはしています。これだけで、会うときの不安な気持ちが少し和らぐんです。
唯一ごまかしの利く項目公開された身長は信じない!?
Cさん 恋活アプリを使う前と使ったあとで変わったことってありましたか? 私は男の人を見る目が厳しくなっちゃって…(笑)。あと、男性って意外と身長を気にしてるんだというのがわかったような気がします。Facebookと連携しているから、年齢や友達の数など、基本的なことは誤魔化せないけど、身長だけはちょっと盛れる。だから公開している身長のだいたい2〜3cmはサバ読んでるなと思うようになりました。
Aさん 私は、恋活アプリを使うまで、好きなタイプがガチガチに定まってたんです。けど、始めていろんな人に会っていくうちに「やせてる人がいいと思ってたけど、ちょっとぽっちゃりしててもいけるな」とか「イケメンじゃないけど、この人の雰囲気好きだな」とか、なんとなくタイプが緩くなってきました。一方で、「10歳以上離れた精神的に安定した人が好き」っていう愛における絶対条件も出てきて。現実でもスマホ上でも恋活がしやすくなりました。
Bさん お相手から「いいね!」が来て、好みの条件は満たしてないけど会ってみたらすごく誠実な人がいたり。逆にこっちから「いいね!」して会っても、空気感が想像と全然違う人がいたり。大切なのは条件じゃないんだってことが痛いほどわかりましたね。
Aさん 恋活アプリがこんなに奥深いものだったなんて…(笑)。今日の話、すごい勉強になります。
Cさん そうですね! Aさん、次のデートがんばってください!
経験者50人に聞いてわかった! 始める前に知っておきたい!
【SNS恋愛のまとめ】
1:なんのためにやってるの? とにかく会わないと始まらない!
会員登録し、マッチング後メッセージ交換…。ここまでで恋活をしたつもりの人はちょっと待って! それでは何も恋の進展はありませんよ! まずは勇気を出して会うことから。また、一度うまくいかなくても諦めずに根気強く数をこなすことも大事。
2:写真も自己紹介も…リアルを載せないと後々自分の首を絞める!
画像加工アプリで写真を盛って…と、SNSが得意な世代の私たちだからこそ、ついついやっちゃいがち。ですが、スマホ恋愛においてそれはマイナスポイントにしかなりません! 自分を客観視し、その上でいちばん自分らしい写真を載せるのが◯。
3:本気度をしっかり伝えるのがキモ!ファーストメッセージが肝心
恋人探しの場、恋活アプリに受け身の姿勢は必要なし。最初に「仲よくなったらご飯に行きたいですね」の一言が添えられているだけで、デートのお誘い率はグッとUP! メッセージ返信率もあがるとの噂。
4:初めて会うなら昼間に! ホテルのラウンジだとなお良し!
お酒が入ると話が弾む、というのは一理あり。ですが、酔った勢いで…といった、あとで後悔する流れは避けたいところ。初デートは店内が明るく、人目につく場所で。そして、明るい時間に解散しましょう!
5:会うのが不安? それなら…フルネームを事前に教えてもらうべし!
相手の名前を聞くためには、自分も教えなくてはいけないというリスクもあります。ですが、ここがクリアになれば、抱いていた不安感も少しは落ち着くはず。安心した気持ちで初デートに行きましょう。
2016年AneCan9月号「“スマホ”で始める恋愛って、アリですか?」より。
本誌掲載時スタッフ:撮影/中田陽子 構成/大椙麻未
再構成:しごとなでしこ編集部
初出:しごとなでしこ