名古屋の企業に勤めているOLライターKatoです。2017年はじめに結婚し、結婚後も仕事を続けています。私達夫婦は、結婚後も二人が上手くやっていけるようにどうすれば良いかをよく話し合った結果、「結婚前から夫婦で家事分担を決めておこう」という事になりました。
この話に登場するのは、
私・38歳 会社員(事務)
夫・35歳 会社員(医療関係)のふたりです。
#1【共働き夫婦の家事分担】結婚前が肝心です!
#2 食器は置く場所を決めるって家事のデフォルトですか?
週末同棲時代のシミュレーションを経て、実際に結婚した後の家事はどうなったかというと…
【夫】
・ごみ捨て
・洗濯、洗濯物干し
・洗い物・流し台掃除
・風呂掃除
【私】
・料理
・買い物(時間が合えば、夫も一緒に)
・洗濯物をたたむ、アイロンがけ
・トイレ掃除
・掃除機をかける
・お金の管理
前回お伝えした通り、家事を結婚前にリスト化し分担しようとした私たち。週末同棲をしながら家事分担のシミュレーションをしているときも、ほぼこのリスト通りできていました。
が、しかーーーーーーし、いざ結婚生活がスタートしてみたら?
はい、うまくいきませんでした。
まず変化があったのは朝の家事。お互い仕事で朝も早くバタバタしている事から、朝の家事分担は「できる人が動く」にシフトチェンジせざるおえないと判明。例えば朝食は「自分が食べたいものは、自分で用意する」、洗濯物干しは「お互いに協力し合って干す」、ゴミ捨ては「出勤の準備が早く出来た人がゴミを捨てに行く」となりました。
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私達夫婦は、夫の方が遅く帰って来る日が多いので、必然的に夜の家事はリスト外だとしても私が担うことが多くなり、その分、夫は平日の朝と週末の家事をほとんど行ってくれるように。
家事分担は夫婦で決めたルールなので、絶対にその通りにしなければならない! というものではありません。暮らしの中で、少しずつ自分たちのやりやすいようにルール変更しく柔軟性は必要ですね。
家事分担をした結果:私=妻の言い分。良いこと、そして悪いこと
家事の役割分担をして良かった点は、互いに責任を持って家事ができるようになった事。役割分担を明確にする事で、「あなた、今日ごみ捨てを忘れてるんじゃない?」と、ためらうことなく言えます。
また役割分担をする事で、互いに家事に対してアドバイスしやすくなります。ちなみに、私は夫から「野菜は、もっと細かく切った方が火の通りがよくなるよ」とか「ご飯を炊くときは、水を少し多めに入れて柔らかく炊いて欲しいんだ」など、意見? アドバイス? を貰う事があります。
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が、もし夫が家事に非協力的な人で私の家事に口出ししてくる男性だったら….きぃぃぃぃぃっと確実に腹を立てていたことでしょう。今意見されても嫌な気分にならず素直に受け入れることができるのは、夫自身も家事を行っているからだと思うのです。
もし家事の役割がお互い曖昧なまま「たまには家事やってよ」とか「少しは手伝ってくれてもいいのに」と心の中で怒りをためこんでいたら…自分の精神衛生的にもよろしくありません。また怒りを溜め込んだ私の顔をみたら、事情を汲み取ることもなく夫もいい気持ちはしないはず。そういうところから夫婦ってほころびが生じるんだろうなぁと思うのです。
私が大変な時(仕事でいつもより朝早く出勤しないといけない時や、病気になった時)は夫が率先していつも以上の家事を担ってくれたれた事は本当に嬉しかったなぁ。
悪い点というほどでもないのですが、結婚前に決めた分担通りには出来なかったのは事実。その為、我が家の家事分担ルールは何度も変更する事になりました。結果的に役割分担は、その時の状況に合わせて、その日その日で決めた方が効率が良いということになっています。
また分担しているにもかかわらずついつい口うるさくなってしまうこともあります。「あなた掃除当番でしょう? 今掃除してよ」と伝えた時に「僕のタイミングで掃除するから、放っといて!」と言われたことが…。しかし、翌日「そういえば、掃除はどうなったの? 昨日掃除機かけてくれたの?」と言ったら「まだやってない」と言われ、「まだ? 私は昨日すぐに掃除機かけてほしかったのに!(怒)」と喧嘩に発展。
でもこの一件以降、「今日は私が洗い物するから、あなたは掃除機をかけてね」と、お互いのその日の役割を平等に決めるようになりました。その日ルールを決めておくと、自分の家事が終わった後で「私の担当はもう終わったけど、あなたはまだなの? 早くしてよ!」と催促もしやすくなりましたし、喧嘩も減りました。
以上は私=妻の言い分ですが、果たして夫はどう思っていたのでしょう? 次回は夫の家事分担に対する思いです。
つづく
初出:しごとなでしこ