▶前回のレポート|「おひとりですか?」の問いが独身40歳の心を突き刺した
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本気婚活:行動その1 結婚する気のない男との縁を切る
ひとりで便器を抱えた夜も、熱でうなされた夜も、近所の友達がお粥やスープを持ってきてくれて、本当にありがたかった。もつべきものは、結婚する気がない男より、近所の愛ある友達。
このとき、一応彼氏らしき男性はいました。けど1ミリも結婚する気がない人で、それはわかったうえでくっついたり離れたり…。まあ、そんな男とダラダラつきあっている時点で、私の口癖「結婚したい」が本気じゃなかったってことですね。ホント、何やってたんだろ。
「大丈夫?」「心配」「早くよくなりますように♡」と、クマがウサギを看病してるスタンプが送られてきてはいましたが、結局見舞いにはこなかった。面倒くさいことは嫌い、楽しいことだけ一緒に共有したい。そういう人でした。
でも、それはお互いさま。たとえば私の仕事の締切が終わって、解放感と達成感でパアーッと飲みたいときは深夜でも駆けつけてくれて「がんばったねー」って朝まで飲み明かす。お互いの誕生日やイベントごとも同じ。楽しいときはとことん一緒に盛り上がれる。でも「元気じゃないときは会いたくない」ってオーラ、にじみ出てたなぁ、今思うと。
で、病院の帰り道「ひとりはイヤだーっ」と心の底から思ったあの日、家に帰ってすぐに、まず私がやったこと。
彼のラインをブロックし、すべてのアドレスと番号を消去。お別れのメッセージも送らなかった。昔と違って携帯番号も暗記してないし、これで連絡手段は消滅。
心身ともに元気なときは、なんだかんだ言っても一緒にいて楽しくて別れる必要も感じなかった。だけど、本当にしんどいとき、そばにいてくれる人の存在ってどれだけ心強いか。病気で弱った体と「おひとりですか?」攻撃で弱った心に、友達の愛がじわじわ沁み渡り、やっと目が覚めたのでした(遅)。
後に、婚活のプロに仕事でお会いしたとき、この行動をまず第一に褒められました。
「あたりまえだと思うでしょ? でもこの当たり前ができない人がものすごく多いの! バリバリ働く女性ほど、結婚する気のない男との恋愛や既婚者との不倫にハマりやすいの」と。
【本気婚活メモ】
・本気で結婚したいなら、本気で結婚したいと思っている男性とつきあうこと
▶ガチ婚活レポート4へつづく
イラスト/小池アミイゴ
初出:しごとなでしこ
エディターT
仕事も遊びも忙しく、40歳までシングルを謳歌。数々の女性誌で、お見合いパーティや合コンなど、婚活企画を担当するも成果はナシ。しかしこのたび、本気の行動でついに結果が出ました(びっくり)。いくつになっても、好きな相手と結婚できるんだなぁ〜と実感中です。