結婚はしたいけれど、なんとなく日々を過ごしていた私エディターT。40歳で捨て身の婚活の末、まさかの結婚(!)に至りました。実際にやったこと、リアルに感じたことをくまなくお伝えします。真剣に婚活をお考えの方に、少しでも参考になれば幸いです。
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灯台下暗し作戦2.クリエイター(6歳年下)男子を思い出した
前回に引き続き、身近な独身男性を勝手に洗い出し一方的に連絡をするという、今思えばかなりコワイ作戦(レポート41参照)の餌食、ふたり目は、クリエイター系男子でした。
東京都在住のHくん(34歳)
クリエイター(映像系)
趣味:Macいじり、絵を描くこと、料理
H君とは、とあるバーベキューという名のリア充集会で知り合いました。30人くらいの30代若者が集う中、ついついオカンのように全体を仕切り、シェフのように料理の腕をふるっていた(レポート6&レポート7参照)ところ、ひとり静かに火を起こしている男子が! 手際よく黙々とお肉を焼く姿に、ちょっとキュン♡
T「焼いてばっかりいないで、食べたらー?」(またもやオカン的行動)
H「あ、ありがとうございます。食べてますよ。僕、焼くのが好きなんで。Tさんこそ、食べてます? さっきから料理ばっかしてるじゃないですか」
T(な、なんていい子なのっ!)「私も料理好きだから。ありがとう」
そんな感じで、みんながウエイウエイする中、肉焼き担当と料理担当として、ふたりっきりで会話を楽しんだことを覚えています。もの静かで、穏やか。一緒にいるとなんか安心できる。しかも、映画、映像、音楽についてめっちゃ詳しい。自分なりの意見がたくさんあって、ものすごく新鮮、刺激的でした。
その日以来、気になる映画があると、なんとなくH君を誘って映画へ。一方的に、私から誘うことばっかりでしたが、断られたことは一度もなく、映画を見終わったらバーで飲みながらとにかく語る。私も彼も仕事が終わるのが遅いため、遅めの時間から映画を観て、朝方まで飲むのが通常コース。家の方向も同じで、いつもタクシーで一緒に帰ってたっけ。
んもー! いるじゃないですか、ここにっ!
あーもう、なんで忘れてたんだろう、私のバカーッ。
久しぶりにH君にLINEし、映画に誘ってみたら
というわけで、数カ月ぶりにH君にLINEしてみた。
T 久しぶり! 映画行かない?
H(なかなか既読にならずお昼過ぎにやっと既読)おおー! 久しぶりっす! なんて映画ですか?
T ◯◯◯ってヤツ。
H おー、それ僕も気になってました。いつ行きます?
ってなわけで、びっくりするほどあっけなく、ふたりで映画に行くことに。21時からの回を観て、いつものバーへ。観たばっかりの映画の話はもちろん、最近気になる映画、役者、映像、音楽の話で盛り上がる盛り上がる。気づけば朝3時。おお。
そこで、前回(レポート42参照)のこともあったため、単刀直入に聞いてみた。
T「H君、今、彼女いるの?」
H「なんすか、いきなり。いませんよ」
T(ほおー!)「そっか。聞いただけ」
H「Tさんは?」
T(え? なに、この展開!)「い、いませんけど」
H「そっすか」
シーン。
え、終わり? 会話、終わり? 気まずい、気まずすぎる……
そんなわけで、その日は解散。
いつものように淡々と、一緒にタクシーに乗り込んだところ…
H「僕んち、寄っていきます?」
えええええええええええーーー!!!!!
【本気婚活メモ】
・蒔かぬ種は生えぬ
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プロフィールイラスト/小池アミイゴ
トップ画像/(c)Shutterstock.com
初出:しごとなでしこ
エディターT
仕事も遊びも忙しく、40歳までシングルを謳歌。数々の女性誌で、お見合いパーティや合コンなど、婚活企画を担当するも成果はナシ。しかしこのたび、本気の行動でついに結果が出ました(びっくり)。いくつになっても、好きな相手と結婚できるんだなぁ〜と実感中です。