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LOVE

2018.07.31

ここはどうしても譲れない! 結婚相手に求める、大切なこと|40代本気婚活レポート38

結婚相談所の仲介でこぎつけたお見合い4人目。絵に描いたような独身おぼっちゃまとの二回目のデート後、このお見合いを断りたいと感じた理由は?

結婚はしたいけれど、なんとなく日々を過ごしていた私エディターT。40歳で捨て身の婚活の末、まさかの結婚(!)に至りました。実際にやったこと、リアルに感じたことをくまなくお伝えします。真剣に婚活をお考えの方に、少しでも参考になれば幸いです。

▶前回のレポート37|お見合いで感じる小さなモヤモヤはその後、大きな違和感に変わるのだ

ガチ婚活レポート1〜はこちら

結婚相談所で出会った男性編(老舗4代目社長 その5)

違和感を抱きつつも(レポート37参照)、2回目のデートはなんとか終了。

駅まで送ってくれるというファーファの申し出を丁重にお断りして、同じ方向にならないよう、遠回りして帰った(慣れないヒールで靴ずれが痛かった)。

家に着いてから、結婚相談所の所長に電話をしました。

電話
(c)Shutterstock.com

所長「Tさん! どうだった? 楽しかった? デートして、正解だったでしょう?」

T「ある意味、正解だったというか」

所長「そうでしょ、そうでしょ! デリカシーがないってTさんは言ってたけれど、それは初対面だしお見合いの席だし、先方も緊張してたのよ!」

T「でもあの…、大変申し訳ないのですが、やっぱり合わないと思うんです。なので、お断りを……」

所長「今日のデートの後、すぐに先方の相談所から連絡があったのよ! Sさんは前向きにTさんとの結婚を考えているって! すごいじゃない!

……ってTさん! 今なんて言った? お断りしたい? 何言ってるの、こんな好条件なお相手、もう二度と現れません(断言)。最低2回、できれば3回会うようにと言ったでしょう。もう1度だけ、会ってみなさい」

T「……でも。所長が言ったように、Sさんのこと、加点方式では見られなかったんです。ときめかないというか、連絡手段とか服のセンスとかに違和感もあって…」

所長連絡手段や服のセンスなんて、些細なこと! もう1度だけ、会ってみなさい。それでもやっぱり合わないと思うなら、お断りしましょう」

趣味の話はいいとして、仕事の話となるとまるで盛り上がらなかったことを、なぜか所長に言えなかった。加点方式で相手を見るようにと言われていたし、「仕事の話で盛り上がりたかった」なんて言うと、「だから、仕事大好きなオンナはモテないのよっ!」とか言われそうだし…。

仕事の話
(c)Shutterstock.com

落ち着いて、ファーファとの会話を思い出してみた。

前の部下はできるヤツばかりだったが、今は使えない社員ばかりで困る」

前の職場は活気があったけど、こんな仕事、今の時代と逆行してる」

前の会社なら出世コースだったのに、今の会社は親父がまだまだ現役だから、社長といっても権限がない。やりがいもないしつまらない」

そういえば、今の仕事に関して、愚痴や文句ばっかり言ってたな。

やりたかった仕事を辞めて、4代目として跡を継がなければいけなかったファーファの気持ち、わからなくはない。でも、仕事って、人生の大半を占めるよね? 愚痴ばっかり言っていても、何もはじまらない。社長を継いだ以上、前向きにやるしかないんじゃなかろうか。

かと思えば、「粉飾決算したあの会社はバカだ」「政治家が無能だから日本はヤバい」とか、世の中に対する不平不満もつらつら言ってたなぁ。

ひらめき
(c)Shutterstock.com

そうか。

私は、「仕事の話で盛り上がりたかった」というより、「前向きな話で盛り上がりたかった」のかも。もちろん、愚痴が絶対ダメというわけじゃない。私だって、愚痴りたいときはあるし、世の中に不満だってある。

でも、愚痴はちょっとでいいかなせっかくなら、笑って楽しい話をしていたい

お見合い3人目、鉄道男子くんと会ったとき(レポート18参照)、「動じない人がいい」「前を向いている人がいい」と感じたように、今回も、何か大切なことに気づいたような…気がしたのでした。

ガチ婚活レポート39へつづく

【本気婚活メモ】

・ 愚痴はちょっとでいい

プロフィールイラスト/小池アミイゴ
トップ画像/(c)Shutterstock.com

初出:しごとなでしこ

エディターT

仕事も遊びも忙しく、40歳までシングルを謳歌。数々の女性誌で、お見合いパーティや合コンなど、婚活企画を担当するも成果はナシ。しかしこのたび、本気の行動でついに結果が出ました(びっくり)。いくつになっても、好きな相手と結婚できるんだなぁ〜と実感中です。

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Oggi12月号で商品のブランド名に間違いがありました。114ページに掲載している赤のタートルニットのブランド名は、正しくは、エンリカになります。お詫びして訂正致します。
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