▶前回のレポート|鉄道モヤシ系男子が出した大量のアレに閉口してしまった
ガチ婚活レポート1はこちら
まだまだハマっています、海外ドラマ『SUITS』。男性のスーツ姿ってホント素敵♡ でもこのドラマ、女性のファッションも一見の価値アリ。ちょっと下腹が出てようが背中や脇肉がみえようが、堂々とピタッとタイトなスカートやニットを着こなす姿がめちゃくちゃカッコイイ。自分のスタイルをしっかり持ってるんですよね〜、健康的で美しい♡ これ語り始めたら軽く2日はかかるので(笑)、はい、続き!
爪楊枝みたいな大量のフセンにが貼られた数々の本のタイトルは?
テーブルにドンッと置かれた、フセンたっぷりの彼の愛読書。
なんというか。全ページに貼られたフセンにより本の厚みが増し、遠くからみると本に爪楊枝がささってる感じ。こんな状態の本、見たことない…。
「す、すごいですね…。ものすごく読み込んでますね…。フセンがいっぱい…」
かろうじてそうコメントしたものの、いつものツッコミはできません。
爪楊枝みたいな大量の細い芸術的なフセンにばかり気を取られ、肝心の本のタイトルを見ていなかったことに気づき、よくよく見ると…
弱いこころを強くする
落ち込んだときの対処法
こころが弱いとは何か
強いメンタルの作り方
心の鍛え方
折れない心
メンタルタフネス
打たれ強さの秘密
最高の人生のつくりかた
ポジティブシンキング
メンタルトレーニング
といった類いの言葉がずらりと並んでいました。
なんだか、見てはいけないものを見たような気もして、珍しく静かな私。
鉄道モヤシ系男子の話を聞きながら、頭に浮かんできたこと
「僕、大学受験に失敗して、行きたかった大学に行けなかったんです。自分を責めて落ち込んでしまって、こういった本を読みあさったんですよね。でも、今も自分に自信がないままです。あのとき、受験に失敗してなければ…っていまだに思うし。
あ、初対面なのにちょっと重いですよね、こんな話。でも、Tさんが編集のお仕事をされていると聞いていたし、今日実際にお会いしてみて、Tさんならこういった話もできるかなと思って…」
素直で実直な印象だし、仕事もきっと真面目に取り組んでいる人なんだと思う。
でも、私はやっぱり、どっしり構えている人がいいな。
何より、前を向いている人がいい。
私だって、あのときああしていれば…ってことはいっぱいあるし、自分に自信がない部分もいっぱいある。人間は完璧じゃない。
でもでも、生涯のパートナーとなる人は、「動じない人」がいいな。
えんえんと彼の話を聞きながら、そんなことをぼんやり思いました。
「動じない人」か。ふーん。私って、そんなことを大事にしてたんだ。
見た目とか職業とか共通の趣味とかライフスタイルとか。理想の結婚相手を考えるとき、私は今まで、何を基準にしていたんだろう。本当に結婚したい、一緒にいたいと思う男性って、どんな人なんだろう?
そういえば、ちゃんと考えたこと、ないかも。
言葉にしてみたことも、ない。
具体的に思い描いたことも、ない。
そうか。
「結婚したい」と言いながら、どんな相手とどんな暮らしをしたいのか。真剣に考えたことなかったなと、気づいた瞬間でもあったのでした。
【本気婚活メモ】
・キーワードは何? パートナーにはどんな人がいいのか
・どんな相手とどんな暮らしをしたいのか
・具体的に、言葉にしてみること
・具体的に、思い描くこと
▶ガチ婚活レポート19へつづく
イラスト/小池アミイゴ
初出:しごとなでしこ
エディターT
仕事も遊びも忙しく、40歳までシングルを謳歌。数々の女性誌で、お見合いパーティや合コンなど、婚活企画を担当するも成果はナシ。しかしこのたび、本気の行動でついに結果が出ました(びっくり)。いくつになっても、好きな相手と結婚できるんだなぁ〜と実感中です。