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2016.11.06

初めての女性検診 虎の巻4「よい病院選びは?」「がんが見つかったら?」etc.もっと知りたい! 女性検診Q&A

女性検診を受けたいけれど、まだまだ不安がいっぱいという人のために、さらに気になる疑問にお答え! 解消したら早速、検診の申し込みを!

Q.よい病院の選び方を知りたい!

A.ホームページなどで医師の資格や行っている検査などをよくチェックして選んで
「乳がん検診を受けるなら、日本乳癌学会乳腺専門医の資格をもつ医師がいる医療機関がおすすめ。検査で異常が見つかったとき、細胞診などの精密検査にも対応してくれるところだとさらにいいですね。婦人科の場合も日本産婦人科学会専門医などの資格をもつ医師がいる医療機関を選んで。特にHPV検査を行っている婦人科もいいと思います」(増田さん)

Q.検診で異常が見つかったらと思うと不安です……

A.要精密検査と言われても、必ずしもがんというわけではありません
「検診で要精密検査という結果が出てもがんとは限らず、たとえば乳がん検診の場合、異常が見つかって精密検査を受けて実際に乳がんが判明するのは1000人に5人程度です。ですからその段階で過度に不安になる必要はありません。ただ、異常があるという結果が出たのに放っておくと、がんが進行する場合もあるので精密検査はすぐ受けて」(増田さん)

Q.検診さえ受けていれば大丈夫ですか?

A.検診で見落とす可能性も。定期的に受けるようにし、セルフチェックもこまめに
「一回検診を受けても見落としがないとは限らないので、定期的に受けることが大切」(増田さん)。「乳がんは、自分でもこまめにセルフチェックをすることがおすすめ。お風呂で体を洗うときに、指でのの字を描くように乳房からわきの下までなでて、しこりなどがないか確認を」(濱岡先生)

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(入浴中に石けんをつけて、片腕を上げ、乳房の表面にのの字を描くようになでてしこりがないかチェック。指先でわきの下と鎖骨のリンパ節が腫れていないかも確認)

Q.Domani世代におすすめのほかの検査って?

A.妊娠・出産を望むなら性感染症検査や卵巣年齢検査もおすすめです
「妊娠を望むなら、不妊の原因にもなるクラミジアの感染の有無を調べられる性感染症検査や、卵巣内の卵の数を調べられる卵巣年齢検査もおすすめです。また、検査ではありませんが、子宮頸がんを70%前後防げる子宮頸がん予防ワクチンの接種も選択肢のひとつに。日本では副反応の可能性が問題になり公的接種の推奨は控えられていますが、世界保健機構(WHO)では推奨されています。自分でよく検討を」(今井先生)

Q.忙しくて検診を受ける時間がないんですが……

A.ランチタイム検診や自治体の託児付き検診などを上手に利用して
「医療機関によっては昼休み中に検診が受けられるランチタイム検診を行っているところもあるので、それを受けるのもよい方法。育児中でも、託児所のある医療機関や、自治体によっては託児付きの検診バスを実施しているところもあるので確認してみましょう」(増田さん)

Q.授乳中に乳がんになることもあるの?

A.可能性はあります。母乳で乳房が張っているせい?と見過ごしがちなので注意
「非常に稀ですが可能性はあります。注意すべきなのは、授乳中にいつもと違うしこりを見つけても〝乳房が張っているせい〟で済ませてしまいがちなことです。若年性乳がんは進行が早い場合もあるので、しこりなど気になる症状があったら、必ず医師に相談を」(濱岡先生)

Q.がんが見つかって、乳房や子宮の切除が必要になったらこわい……

A.切除手術は現時点での最善策。乳房なら再建手術という方法もあり、保険もききます
「乳がんでも子宮がんでもがんが見つかったら、範囲は症状によりますが、切除手術をするのが基本。早期で切除すれば完治したり、命の危険は低くなり、現時点での最善策です。ただ医師から言われたことに不安があったらセカンドオピニオンを求めて。また乳がんの場合、乳房を全摘しても再建手術を受ければ乳房が取り戻せます。主な方法は自分の体の 組織を使って再建する方法と、シリコンインプラントを使って再建する方法の2種類。前者はもともと健康保険がききましたが、2013年から後者もきくようになったので覚えておきましょう」(増田さん)

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【お話を伺った方々】
濱岡ブレストクリニック院長 濱岡 剛先生
医学博士。日本乳癌学会乳腺専門医。兵庫県立がんセンター、聖路加国際病院乳腺外科などを経て開業。クリニックでは乳がんの精密検査や抗がん剤治療にも対応。

麻布十番まなみウィメンズクリニック 今井 愛先生
医学博士。日本産婦人科学会専門医。日本臨床細胞学会細胞診専門医。北里大学産婦人科学専任講師などを経て開業。患者ひとりひとりに寄り添った医療を心がける。

女性医療ジャーナリスト 増田美加さん
NPO法人「乳がん画像診断ネットワーク」副理事長。NPO法人「女性医療ネットワーク」理事。自身の乳がん体験から、検診や早期発見・早期治療の大切さを啓発。

「乳がん検査、受けてみました!」を読む
「子宮・卵巣の検査、受けてみました!」を読む

2016年Oggi11月号「先手必勝!初めての女性検診虎の巻」より。
【本誌掲載時スタッフ 撮影/長谷川梓、松原敬子 イラスト/CHILL CHITTA 構成/和田美穂】

初出:しごとなでしこ

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Oggi12月号で商品のブランド名に間違いがありました。114ページに掲載している赤のタートルニットのブランド名は、正しくは、エンリカになります。お詫びして訂正致します。
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