会社行きたくない…! うつうつとした気持ちに効く食材
楽しい連休を終えたら、いざ仕事! だけど…
GW、皆さんはいかがお過ごしでしたが? 楽しい連休を終えれば、また仕事も始まり日常に…なんだかやる気が出ない、だるい。例年まだまだこの時期でも、いわゆる「五月病」の症状が多く見受けられます。
症状としては、倦怠感・疲労感・食欲不振・頭痛・睡眠障害・不安感など。長く休んだ後の気持ちの問題、と思われがちですが、5月は気候の変化が大きく、花粉や紫外線などの外的ストレスのほか、4月からの環境の変化などでストレスも多い時期。心身ともにバランスを崩しやすいタイミングと言えます。
タイプ別に五月病を緩和する食材をご紹介!
薬膳的に効果のある食材を、症状タイプ別にご提案します。
やる気、気力が出ない人には、「鶏肉」料理を
元気を与える「補気」の食材の代表格、鶏肉。まだ朝晩は冷えるこの頃、冷えによる消化器系の不調にも効いて、胃から元気に。じゃがいもなどの芋類も「補気」の食材です。
イライラ、モヤモヤ、飲みすぎにはすっきり「お酢」
春は新陳代謝や情緒、血行を司る「肝」の機能が弱りやすい季節とされています。この「肝」を癒すのが酸味。お酢は血行を改善するほか、体の滞りをとってくれるデトックス食材。デトックス作用のある野菜、セロリやプチトマトのピクルスならバッチリ。GW中に飲みすぎた方にもオススメ。
鬱々とした不安感には「ジャスミンティー」
なんだか不安・ネガティブになりがちな精神状態には、まさに今が花盛りのジャスミンのお茶を。香りが気の巡りを改善して、不安感を和らげてくれます。
睡眠の不調には「なつめ」
漢方の生薬のひとつでもある、「棗(なつめ)」。女性にはぜひ取り入れていただきたい食材のひとつです。精神不安や不眠、胃腸虚弱に効果があります。中華街や中国食材のショップではごくポピュラーな食材のひとつです。乾燥したものをドライフルーツのようにそのまま食べたり、スープに入れたりしてもOK。初めての薬膳食材としてオススメです。
食材の力を借りて、モヤモヤとした5月を乗り切りましょう!
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大木さと子
国際中医薬膳師・漢方アドバイザー。日本中医学院(旧・国立北京中医薬学大学日本校) 卒。普段はメーカー勤務、よく食べよく飲むOL。ふだんメシをアップするinstagramにて、薬膳の情報も発信中。