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2026.08.17

恋する男たちの明暗! あの人気〝恋リア〟がデジャブ!?|『風、薫る』第20週【ライター・朝ドラ子のあらすじ追っかけ!週間レビュー】

NHKの「連続テレビ小説」こと、「朝ドラ」。朝ドラ大好きなOggiスタッフが、その感想を自由気ままに語ります。今回は『風、薫る』第20週をレポートしていきましょう!

「朝ドラウォッチャー」ライター・朝 ドラ子

朝ドラ『風、薫る』1週間の見どころと感想をレポ

朝ドラ『風、薫る』、ご覧になられてますか? 明治時代の日本で看護の道を切り拓いた、一ノ瀬りんと大家直美の物語。見上愛さん、上坂樹里さんのダブル主演です。

朝ドラ大好きOggiチームきってのNHK「連続テレビ小説」ウォッチャー、ライター・朝 ドラ子が、毎週グッときたポイントを自由きままに語りたいと思います!

先週のレビューはこちら:伝染病の恐怖ふたたび! 絶体絶命のヒロインを救った“あの人”に胸熱|『風、薫る』第19週

第20週「家族のかたち」を振り返ります

りん&直美が新潟で赤痢に立ち向かってから1年──ついにりんが、東京に戻ってきました! 赤痢対策の成果もあり、直美の運営する「恵風看護婦会」も見事業績上昇。りんもメンバーとなり、理想の看護の実現を目指して奮闘が続きます。そしてこの一年のあいだに、直美の恋も動いていたようですよ!?

火のついたマッチを持つ手
直美にとって嫌な思い出だったマッチが、物語の鍵になるだなんてねえ…(しみじみ) (C)Adobe Stock

「家族になってくれますか?」あの直美が、ついに結婚します

直美、知らないあいだに「芋男」こと軍人の小川吾郎とすっかり仲良くなっているではないですか。毎週土曜日、お茶をする関係を続けているふたり。直美もにこやかにおしゃべりしていて楽しそうです。出会った当初から吾郎は、隙あらば直美にグイグイきていました。最初こそ困惑していた直美だけれど、彼のまっすぐな好意にまんざらでもなくなってきたのかな?

「小川さんは、好きなもの見つけるのが上手ですね」。直美のこの台詞は、かつて「私、嫌いなものばかり」といじけていた姿へのアンサーのよう。そして続く吾郎の「好きです。直美さんのことが好きです」は、「そんな自分がいちばん嫌い」と落ち込んでいたあの日の彼女を掬いあげるような、そんな言葉だったのではないでしょうか。

ただ、一ノ瀬家を離れがたい直美は吾郎の気持ちを受け入れることができません。一ノ瀬家は、孤児の直美がやっと見つけた居場所であり、「家族」。手放すのが怖いのです。ですが、ともに生活するだけが「家族」ではないんですよね。離れて暮らしても、家族であることは変わらない。そんなふうにりんから後押しを受け、直美はようやく吾郎に思いを伝えるのでした。「ずっと一緒に…私と、家族になってくれますか?」。おめでとう直美! おめでとう吾郎!! 花嫁姿もとってもかわいかったです♡

う〜〜んでもね、直美が吾郎に惹かれていく過程をもうちょっと見せてほしかったのが正直なところ! 先週は芋男の〝い〟の字もなかったのに、今週蓋を開けたら毎週デートする間柄になっている、というのは…観ているこちらとしては「いつの間に!?」という気持ちです(笑)。マッチのように瞬く間に火がつく、恋とはそういうものなんですかね。

血のつながりだけじゃない。直美が見出した「父親」と家族のかたち

そんなこんなで直美&吾郎はめでたく結婚、ふたりは家族として新たなスタートをきりました。そして今週、ドラ子がいちばんグッときたのは、結婚パーティーに駆けつけた吉江先生との再会です! 直美が吉江先生を「父親みたいな人」と紹介する件、とてもうれしかった。吉江先生はどんなときも優しく直美に寄り添い、ずっと見守ってくれていた人。視聴者からしたらどう考えても「父親」的存在なわけですが、直美が自らそう発言するのは、初めてのことです。「呼んでいいんですよ? “おとぅ”って」と言われたときも、「それは結構です」って拒否ってましたよね(笑)。

かつての直美は生きるために必死で、かたくなで、どこか「自分ひとりでがんばってますから」感でいっぱいでした。吉江先生への感謝の気持ちは間違いなくあったけれど、結局は「他人」というか…どこかでちょっと線を引いている印象もあって。尖った姿勢は、傷ついた心を守るための鎧でもあったのでしょう。

そんな彼女が、吉江先生からもらった愛情や優しさを今ではまっすぐに、受け取っている。さりげないワンシーンでしたが、直美の大きな変化を感じてあたたかい気持ちになりました。週を重ねるごとにどんどん柔らかく、優しく変化していく直美の表情も、とてもいいなと思います。

まるで『バチェロレッテ』!? りんをめぐる男たちが直接対決!

一方、りんをめぐる男たちの戦いにも動きが。りんサイドにもやたらグイグイくる男、横沢がおりますが、なんと自宅訪問&再プロポーズ! 経済力を武器に恋のライバル・シマケンにも宣戦布告。ですがシマケンも負けてはいません。雨の中、シマケンと横沢はお互いにりんへの想いをぶつけあいます。

りんの勇敢さや強さを讃える横沢に対し、「はじめから立派な人のように言うな!」と立ち向かうシマケン。迷いながら、怖がりながら、それでも必死に立ちあがるのがりんなのだと、声を荒らげます。あの穏やかなシマケンが…(涙)。

ひとりの女性への熱い想いを吐露しあう男性ふたり。なんか既視感があるな…と思ったら、あれだ、『バチェロレッテ』で観たことあるような気がする。そしてふたりのやりとりを聞いていたりんはシマケンに傘を差し出し…すべてを理解した横沢は、りんの選択を尊重してクールに去るのでした。涙をこらえながら。やっぱり『バチェロレッテ』じゃん!!

…冗談はさておき、ここにきてりんもシマケンへの好意をはっきりと示したわけですね。しかしシマケンは小説家志望の、いわば夢追い人。りんとの将来を考えたのでしょう、退路を絶って今度こそ小説執筆にすべてを注ぐと宣言します。りんも「待ちます」と応えるのですが。うーん、そんなに簡単にはいかなさそうなんですよね…。というのも、物語にはなんだか不穏な空気がちらつき始めているんです。

次週は「定めと選択」

このままハッピームードが続くかと思いきや、次週は戦争の影が忍び寄るようです。街には工場の煙突がそびえ立ち、世の中の空気も変わりつつある。またしても波乱の予感、どうなるりん&直美。この流れだと、晴れて直美の夫となった吾郎の職業が軍人というのも気になるところです。戦地に行って帰ってこないなんてことないよね?? これ以上直美に試練を与えないでくれー!!(涙)

番組公式サイト

「朝ドラウォッチャー」ライター・朝 ドラ子

NHK「連続テレビ小説」(通称・朝ドラ)をこよなく愛するアラフォー。毎日退勤後にNHK ONEでじっくり観るのが日課。会議でのアツい朝ドラコメントが「天才的なウォッチャー」と編集長に認められ、この連載を開始。歴代ナンバーワン朝ドラは『スカーレット』(2019年度後期放送)。『ひよっこ』再放送にもワクワク!

▼朝ドラレビュー過去回はこちら!

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