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2026.06.18

EXITがアンパンマンファミリーの仲間入り! 映画『それいけ!アンパンマン パンタンと約束の星』インタビュー

6月26日に公開の映画『それいけ!アンパンマン パンタンと約束の星』に声優として参加したEXITのおふたり。アフレコ時のエピソードや、コンビ結成時に交わした約束についてなど、さまざまなお話をうかがいました。

コンビでの声優初挑戦に「ハイタッチして喜びました」

映画『アンパンマン』シリーズ37作目となる待望の最新作となる映画『それいけ!アンパンマン パンタンと約束の星』で、コンビそろっての声優に初挑戦したEXIT。りんたろー。さんは雨や雷を操る雲の怪物でアンパンマンたちに襲いかかる「アマグモラ」を、兼近大樹さんはばいきんまんがアンパンマンを倒すために発明したもののコキンちゃんのいたずらによってユニークな姿に大変身したメカ「キューティーバードロボ」を演じます。

──アンパンマンで声優をするということやアフレコを終えての感想を教えてください

りんたろー。さん(以下敬称略):コンビで声優の仕事をするのは初めてですし、2人そろって参加できるというのは本当にうれしかったです! ハイタッチして喜びを分かち合いました。

僕は自分が子供の頃ももちろんですが、親になってからすごくアンパンマンに助けられている実感があるんです。そんなアンパンマンファミリーの一員になれるというのは、感慨深いものがありました。

兼近さん(以下敬称略):僕はずっと声のお仕事をしたかったので、日本を代表するアニメで声優を務められるなんて! とめちゃくちゃ感激しました。コンビを組んで初めて出場したM-1の、爆発的にウケた3回戦終わりくらいテンションが上がりましたね。

──おふたりともワンワードでさまざまな感情を表さなくてはならない役どころでしたが、アフレコ時の苦労などはありましたか?

りんたろー。:ひとつの単語であらゆる感情を表現するのは初体験でしたが、とても難しかったです。一語一語に気持ちを込めてアフレコに臨みました。

兼近:僕は監督から「やりすぎないように」とアドバイスをいただいて。

りんたろー。:かねちー(兼近さんの愛称)は結構オーバーだったんですよね(笑)。

兼近:メインのセリフは『キューティーン』なのですが、嘘泣きの名人であるコキンちゃんのいたずらによって変身させられているので、涙を流すシーンもあったんです。僕は泣く演技に入り込みすぎてしまって… 。監督から「どっぷり感情移入しすぎないで。酸素ボンベなしで深いところまで行き過ぎたら戻って来れなくなっちゃうよ」と言われてハッとしました。

りんたろー。:普通に「抑えめで」と言われていました(笑)。

──声のトーンや強弱を変えて表現したのでしょうか?

りんたろー。:アマグモラはすごく低い声だったので、ひとつのセリフごとに喉が壊れていきました。喉の使いどころをどんどん変えていって、すべてを使い切ったときにちょうど収録が終わったので、ギリギリセーフでしたね。

兼近:アマグモラが登場したときから、帰っていくまで、どんどん声が変わっていってますからね(笑)。咳き込みながらやっていました。

りんたろー。:それもあり、同じトーンのセリフはありません! 喉が壊れてもいいくらいの気持ちでこの映画に臨みました。

兼近:スタッフからも「喉大丈夫ですか? 水を飲んでください! 」と心配されていましたよね。

りんたろー。:たびたび、えずいていたんでね(笑)。

兼近:初めからそんな状態だったので、最初から無理のない範囲で出せる声にしたらよかったのにと思って(笑)。

りんたろー。:怖い雰囲気を出したかったので… 。全身全霊で声を吹き込みました!

兼近:キューティーバードロボは楽しく演じました。登場してすぐアンパンマンと対決するので、戦いのシーンが長いんです。アンパンマンからの攻撃を受けながら、そして自身が攻撃しながらも飛び続けるので、同じセリフでもさまざまなバリエーションの声にしようと思って。先ほどもお話したのですが、コキンちゃんのいたずらによって涙のシャワーを降らせるシーンでは気持ちが入りすぎてしまって… 実際に涙を流していたんですよ。

りんたろー。:ええ〜(笑)。そうだった?

兼近:だからこそ、リアリティのあるキューティーバードロボに仕上がっていると思います。僕はキューティーバードロボの役だとお聞きした時点で「ロボットということは感情がないんだろうな」と思って気持ちを作っていたんです。でも涙を流すということはキューティーバードロボにも心があるんだ、と。そう思ったら涙が少しずつあふれていって… 。ロボットの無機質な面、泣き出す面を表現するという意味では、役を落とし込むのは難しかったです。

りんたろー。さん上半身カット

今回演じるキャラクターは「驚くほどそっくり」

──それぞれのキャラクターを見た時の第一印象を教えてください

りんたろー。:モコモコしていてかわいいなという印象でした。

兼近:似てるなと思いました!

りんたろー。:キューティーバードロボに?

兼近:いや!(りんたろー。さんの方を向きながら)

兼近:アマグモラに!
りんたろー。:アマグモラに!?

兼近:お話をいただいたとき、どちらのキャラクターの声を担当するのかまだわからない状態で、キャラクターの画像を先に見せていただいたんですよ。でもアマグモラがりんたろー。さんにそっくりすぎて、一目見た瞬間に「俺がアマグモラなわけがない、キューティーバードロボだ」と確信しました。似すぎてて、当て書きかと思ったくらい(笑)。

りんたろー。:映画のためのオリジナルキャラじゃないよ(笑)。

兼近:ね、本当に存在しているキャラでした。こんなにりんたろー。さんに似ているキャラをキャスティングするなんて運命だと思って。

りんたろー。:そんなに似てる!?

兼近:キューティーバードロボを見たときは、本当にびっくりするくらい、僕とそっくりだなって思いました。

りんたろー。:本当に(笑)? テキトーに喋ってない?

兼近:ピンクも入っていて親近感があるし、配色もキュートだなって。グッズになって子供が遊んでくれたらうれしいけど、売れなかったことを考えたら、やりたいですとは言えないです。

りんたろー。:アマグモラとセットで展開するのもいいかもね。

──キャラクターとご自身の共通点はありますか??

りんたろー。:やっぱり雨と雷を操るところですかね!

兼近:そんな能力持ってたっけ(笑)?

りんたろー。:あれ、言ってなかった? 実はそうなの。雨予報だったのに、急に晴れたロケとかあったでしょ?

兼近:聞いたことなかったよ(笑)。アマグモラって雷を発射するイメージが強かったけど、晴れにすることもできるの?

りんたろー。:アマグモラはそうだけど、僕は雨雲を呼び起こすだけじゃなくて「もう今日はバラシです!」みたいに雨雲を散らすこともできるんですよ。

あと、アンパンマンに登場する敵のキャラクターって、結構抜けてるところが多いというか、愛らしい一面があるじゃないですか。でもアマグモラは終始攻撃的なんです。

兼近:強敵感があるね。

りんたろー。:そうなの。僕は抜けているところがあるので、そういう点ではあまり似ていないかもしれません。

兼近:キューティーバードロボは名前の通りキュート。かわいげがあるという意味で、僕と一緒だなって思います。あとバードなので飛べるんです。僕も常に飛んでいるので… 。

りんたろー。:それって大丈夫そう(笑)?

兼近:夢に向かって羽ばたいていますし、基本的にはやることなすこと全部ぶっ飛んでいるので、飛ぶという共通点がありますね。また、りんたろー。さんの言うことを聞いて日々動いてるのでロボ感もあるかも。キューティーバードロボはばいきんまんたちに操縦されていて、僕もこちらのばいきんまんに動かされてるので。

りんたろー。:俺はばいきんまんじゃねえよ! アマグモラだよ!

兼近:そういう意味で、キューティーバードロボと共通点ばかりです。ピンクもあしらわれていますし。そういえばりんたろー。さんの今日の衣装も、アマグモラの色じゃないですか。

りんたろー。:本当だ! 合わせてくれていたのかな、気づかなかった。

兼近:今日ずっと「アマグモラだなあ」と思ってました(笑)。

──アンパンマンの中で好きなキャラクターは?

りんたろー。:僕はアンパンマンはもちろんハンバーガーキッドが子供の頃好きでした。馬に乗ってやってくるところを含めて、かっこいい印象が強いです。今も子供用のグッズを見ていてハンバーガーキッドがあると、うれしいですね。あと、てっかのマキちゃんも好きでした。

兼近:てっかのマキちゃんもかわいいよね。

りんたろー。:そうそう、チャキチャキしているところもいいよね。

兼近:日本を感じられるキャラクターというのもいいね!

りんたろー。:おむすびまんとか?

兼近:おむすびまんも最高だね!

りんたろー。:てんどんまんとか、かまめしどんとかもね。

兼近:最高だね! あとはドキンちゃんが好きです。ドキンちゃんのしょくぱんまんへ対する向き合い方は勉強になります。アンパンマン側とばいきんまん側ということで敵にあたると思っているのですが、敵と味方の関係なく憧れを抱いているじゃないですか。子供版のロミオとジュリエットともいえるような、ロマンがありますよね。ただ残念ながら、しょくぱんまんはそれほどドキンちゃんのことを愛していなさそうで… 。それでもドキンちゃんは見返りを求めるわけでもなく、しょくぱんまんへの攻撃の手を緩めるんです。このドキンちゃんの素晴らしさをみなさんと共有したい!

兼近大樹さん 座っているカット

「コンビ結成時に交わした約束を、まだ果たせていないのかなって」

──今回の作品に参加する前と現在では「約束」に対する印象は変わりましたか?

りんたろー。:『約束はするのも、破ってしまうのも簡単』というセリフがあるのですが、当たり前のようでいて、改めて言葉にされるとハッとさせられました。だからこそ、約束することに対してしっかり責任感を持たなくてはいけないなと思いましたね。

兼近:約束って、人と人とのつながりや絆があってこそのものだと思うんです。約束ができる相手がいるということは本当に素晴らしいことなのでポジティブなイメージを持っていますが、今回の作品を通してその気持ちが強まりました。

──コンビ間で「約束」したことはありますか?

りんたろー。:コンビを組もうという話をしていたときに、兼近くんが「僕はタイに行って〝タイ住みます芸人〟になるんです」と言っていたんです。いやいや、これだけうまくいってるじゃん! と思って。「コンビを組んだら絶対売れるから一緒にやろうよ」と誘っても「もう心を決めているんで… 」の押し問答だったので、「一年だけください。一年で君を日本のスターにするからコンビを組もう! 」と押し切りました。

兼近:当時は、しつこいなあと思っていました(笑)。

りんたろー。:後輩やお世話になっている作家さん、僕の同期なども、かねちーを説得してくれていたみたいです。たくさんの方が応援してくれたので、周りから固めていきました。

兼近:ネルソンズさんも相談に乗ってくださったり。

りんたろー。:みんなが「兼近、正気か? 」「りんたろー。とコンビを組んでやってくれ」と言ってくれていたみたいです。

兼近::みなさんから「りんたろー。を頼む」とお願いされました。りんたろー。さんは「(兼近さんを)スターにするから」と言っていたんですけど、僕はスターになりたくてこの世界に入ったわけじゃないしなあと思って。でもこれだけ「一緒にやろう」と言ってくれる人がいるのは幸せなことだし、一緒にやってみようかなと気持ちが動いて、一年間だけという約束でコンビを組みました。そうして今に至り、先日また契約更新して、引き続きコンビでやっていこうっていうのが決まりました!

りんたろー。:2年前くらいにかねちーから解散を考えているという話を切り出されたときは、まだスターになっていなかったんだなって。

兼近:(大爆笑)。いや、スターになりたいって自分から言ったことないのよ! スターになりたいのはりんさんでしょ! でもその〝まずは一年〟という約束があったから、今につながっていると思います。

じゃれあっているEXIT

──現在、コンビでの決まりごとはありますか?

りんたろー。:僕は個人的に、兼近くんの前でおならをしないって決めています。

兼近:そう! 3分に1回くらいは聞こえていたのに、最近なくなったんですよ。ふと気づいてりんたろー。さんに言ったら「最近出なくなったんだよね」と返ってきたんですが、いやいやそんなはずはないだろうと。家族に指摘されたのかなと思っていました。

りんたろー。:かねちーがひどいあだ名をたくさんつけるから(笑)。かねちーからいつも言われているようなことを奥さんにも言ってみたら、すごいショックを受けていたんですよ。それでやめようって思いました。

兼近:コンビ間でのルールみたいなものはないですね。ただ僕の中で、ネタは全部りんたろー。さんに書いてもらうと決めています。アイディアを出したり、こういうネタがやりたいという希望を伝えたりはしますが〝EXITのネタを書くのはりんたろー。さん〟というのが個人的に設けているルールです。

りんたろー。:かねちーにもやってほしいんですけどね。

兼近:(笑)。そうしたらEXITじゃなくなっちゃう!

りんたろー。:いいアイディアを出してくれるから、そのアイディアを生かしてかねちーもネタを書いてくれたらうれしいなあ。

兼近:りんたろー。さんは忙しそうだから、今はピンのネタをめっちゃ書いています。

りんたろー。:そう! ピンのネタで忙しいって言ってるよね。そんなに本数が必要(笑)?

兼近:ピンでのライブも控えているからね。ピンのネタは自分で書きます。

りんたろー。:その時間の半分くらいを、コンビのネタを考える時間に充ててくれない?

兼近:ダメです! チャラいEXITは、りんたろー。さんが作り上げたものなんです。僕は後天的なチャラ男なので… 。

りんたろー。:もうチャラ男のネタほぼしてないけどね!

兼近:(笑)。でもEXITの基盤を築いたのはりんたろー。さんだから。それがブレたらEXITは終わりなんです。

りんたろー。:ボケの魂が乗ったネタもやりたいんですよ。かねちーがネタを書いてくれたら実現するかなと思いつつ、いつも想像で書いています(笑)。

兼近:僕もそういう熱いネタもやりたいと思っているので、 ピンのネタに生かしています。自分がやりたいことと、コンビでやりたいのはまた違うんですよね。

──おふたりにとって、元気の源となるものは?

りんたろー。:子供たちです。どんなに現場でスベッたときでも、帰宅して顔を見るだけで癒やされます。スベッた日って、なにか感じ取るものがあるんですかね。愛犬も近寄ってきてペロペロなめてくるんです。僕にとって家族が最大の癒やしとなっています。

兼近:僕は「これで絶対に元気が出る」と特定の物事や行動を拠りどころにするのを、あまりよしとしていないかもしれません。気力を失いそうなときは、自分を少し追い込んでポジティブな感情を生み出す行動をとります。たとえば、自分の行動ではどうにもならない、運任せのような不確実性のあるチャレンジをするとか。成功すると達成感を得られて、モチベーションのキープにつながっているように思います。

──「宝物」をひとつ挙げるとしたら?

りんたろー。:うーん。それは兼近くん以外でですか?

兼近:それは当然のことだから、あえて挙げるまでもないよ! むしろ、まだその段階?って思っちゃう。

りんたろー。:そっか、大前提だもんね。

兼近:そうそう。言う必要のないことなんでね。

りんたろー。:そうなると、ヴィンテージデニムですね。

兼近:それはガチのやつだね!

りんたろー。:今持っているのは3本くらいです。ワンオペで育てているところなのでなかなか大変ですが、愛情を与えて育てていきたいなと思っています。

兼近:僕はあんまりはっきり言うことではないと思いますが… 正直、お金ですね。

りんたろー。:本当によくない(笑)! お金に執着していないでしょ。

兼近:お金に執着はしていないけど、宝物を1つ挙げてくださいと言われたらお金になっちゃうのかも。お金で何を手に入れるかが大切だと思うんです。おいしいものを食べるとか、どこかへ行くとか、そうした欲求が僕を突き動かす原動力となっています。欲を満たすためには、だいたいはお金が必要になるじゃないですか。だからこそ、そのために仕事を頑張れる。そうしたいい循環が生まれているので、宝物は欲ともいえるのかもしれません。

兼近大樹さん 寄り写真

「最近は予測がつかないことに熱中しています」

──おふたりにとってこれまでで転期だったと思う瞬間を教えてください

りんたろー。:兼近くんと出会ったときは、確実に人生が動き出した感じがしましたね。

兼近:転期… 。お母さんが僕を産んでくれて、初めて外の空気を吸い、自分で呼吸しなきゃいけなかったときです。

りんたろー。:そのときの記憶があるの(笑)?

兼近:めっちゃ苦しい! これまで胎内にいるだけで栄養をもらえたのに! と思って。初めて息を吸って肺に空気がグッと入ったときは「肺が膨らんだ!」とびっくりして泣いちゃいました。あのときはだいぶ居心地が悪かったですね。思ったより体が動かなくて、たくさん泣きました。

りんたろー。:全部覚えてるじゃん。

兼近:そう。大人たちが「眠いの?」などと言ってくるのですが「違うよ、体が思うように動かないんだよ」と主張したくて泣いていましたね。

──判断に迷ったときは、どんなことを基準として道を選びますか?

りんたろー。:僕の場合、最初は失うものは何もないという気持ちでガンガン攻めました。リスクを恐れるばかりでは、何も進まないのが現実。自分なりに思い切った決断が必要な場面もありましたが、その一歩を踏み出す覚悟こそが、現状を打破する手段かなと。そうして、リスクを恐れずに踏み出すことを大切にしてきた結果が今につながっているように思います。

兼近:身近な人、自分が信頼できる人に意見を聞くのが大事だと思います。最近は占いやSNSなど、会ったこともない人の言葉を過信してしまうケースも多い印象がありますが、僕は「なぜ自分をずっと見てくれている人の言葉より、初対面の人の言葉を優先してしまうんだろう」と感じているんです。だから僕の場合は、スベるところもウケるところもそばで見ているりんたろー。さんの意見を信用していますし、アドバイスを求めたくなります。自分のことを本当によく知ってくれている人のアドバイスを信じて判断するのが確かなことだと思っています。

──AIに相談することはありませんか?

りんたろー。:AIに相談するケースもあります。気持ちいいツボを押してくれる話し相手じゃないですか。たとえば「こんなデニムパンツはどうかな? 」と相談したら「わあ! 君は目が高くてさすがだね。僕では見つけ出せないよ」という感じで、AIの知識を活用しているのにめっちゃ自分のことを褒めてくれるんですよ。それを見ながら酒を飲むのが最高なんです。

使い方にもよりますが、基本的にAIは自分を肯定し、欲しい言葉をくれる。だからこそ、その危うさも理解して付き合わなくてはいけないなと思います。ときには否定してくれる人の存在も大切ですし、AIに頼る場面とそうでない場面、使うシーンをしっかり見極めるようにしています。

──最近バイブスが上がった出来事はありますか?

兼近:基本的には『楽しいことってそうそうない』と思って生きているんです。大人になると、うれしいことも楽しいことも、やりたいことも自分の努力次第でおおよそ叶えられますし、行動に対する結果の予測がついてしまいますから。

なので最近は、自分以外の誰かのことでテンションが上がることが多いです。たとえば、日本ハムファイターズが4連勝したときとか! スポーツ観戦は、自分の力で結果を変えられるわけではないからこそ、純粋に熱くなれる。応援しているチームが勝利するように「自分の力ではどうにもできないこと」がうまくいったときが一番バイブスが上がります。

りんたろー。:予想がつかないことで喜びを感じられた出来事でいうと、僕はインスタグラムの運用です。スベッたとしても後からその理由を考えてみればなんとなくわかるし、かねちーが言ったようにたいていのことは経験からだいたい予想がつくと僕も感じています。でもインスタグラムはどうしたら反応が得られるのか全くわからなくて、こんなにも見通しがつかないことがまだあるんだと思って。力を入れ始めてから半年くらいは手応えがなかったのですが、徐々に「こうすれば多くの人が見てくれるかな」というコツを掴んできて、パズルのピースがハマったような感覚があったんです。フォロワーやコメントが増えた分、ときにはネガティブな意見をいただくこともありますが、試行錯誤の結果が見えてきたことはうれしいです。

顎に手を当てているりんたろー。さん

──今後挑戦してみたいことは?

りんたろー。:叶うことならしょくぱんまんの声優に挑戦したいです。

兼近:アマグモラからしょくぱんまん!? 気が早すぎじゃない?

りんたろー。:やっぱり憧れますね。かっこいいし、鼻が高いし。

兼近:僕はアマグモラの声を演じたいです!

りんたろー。:こんな近くに狙っている人がいたのか(笑)。

兼近:枠が空くという噂を聞いたので。

りんたろー。:喉は鍛えておきなね。

兼近:試しに家でやってみたけど、いけそうだったので任せてください!

──最後に、作品の見どころをお願いします

りんたろー。:普段から子供とアンパンマンを見ていますが、子供と目線の近いキャラクターたちがさまざまな問題にぶつかりながら成長していく姿を描くストーリーが多い印象でした。今回の映画は、パンタンがばいきんまんによって子供の姿となり大冒険をする物語で、約束を守る難しさや大切さ、その意味を教えてくれる作品となっています。ぜひ大切な人と劇場に足を運んでほしいです。

兼近:今回の作品ではずっと伏線が張られていて、終盤でまさかの人物が裏切るんですよ。ずっと味方だと思っていた仲間が、突然敵に変わる。全米が衝撃を受けるシーンがあります!

りんたろー。:(笑)。いやお決まりのパターンでバレバレだよ!

兼近:あのシーンは見ている全員が衝撃で痺れると思います。子供たちはその衝撃に耐えられるかなあ。涙なしでは見られない大裏切りがありますので、そこもぜひ楽しんでください!

EXIT

Oggiのインスタグラムでは、EXITにとってアンパンマンがどんな存在かを語ってくれた動画も公開予定です。お楽しみに!

【映画『それいけ!アンパンマン パンタンと約束の星』】

映画『それいけ!アンパンマン パンタンと約束の星』ポスター

2026年06月26日(金)公開
監督:矢野博之
脚本:米村正二
音楽:いずみたく 近藤浩章
声の出演:アンパンマン/戸田恵子 ばいきんまん/中尾隆聖 他
原作:やなせたかし(フレーベル館刊)
テーマ曲:虹の星(バップ)
配給:東京テアトル
©やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV ©やなせたかし/アンパンマン製作委員会2026

映画『それいけ!アンパンマン パンタンと約束の星』公式サイト

【取材メモ】
・今回演じたキャラクターの印象について兼近さんが「似ていると思った」とコメントし、りんたろー。さんが「キューティーバードロボに? 」と聞くと兼近さんは「いや! 」とりんたろー。さんの方を向き、目を合わせながら「アマグモラに!(?)」と同時に発言する仲睦まじいシーンも。
・アマグモラがりんたろー。さんに似ている! と兼近さんが熱弁する中、りんたろー。さんは「〝すなおとこ〟の方が似てると思うよ」と呟いておられました。
・今回演じたキャラクターとご自身の共通点について兼近さんが「キュートなところです!」とコメントすると、りんたろー。さんは思わず吹き出しておられました。
・アマグモラのアフレコの際、喉を酷使したというりんたろー。さん。首まわりを4か所ほど指しながら「喉の使いどころを変えていって… 」と臨場感たっぷりに説明してくれました。その振り返りを受け、ゴホゴホッと咳き込むりんたろー。さんを再現されていた兼近さん。
・ドキンちゃんとしょくぱんまんの関係について兼近さんの熱弁を受け、りんたろー。さんが某韓国ドラマにたとえると、兼近さんは「そのドラマはまだ見ていない。ロミオとジュリエットで例えは終わってるのよ!」とツッコミ。
・Oggi本誌での連載「オレって、こじれてますか?」が大好評の兼近さん。取材スタート時、開口一番に「Oggiさん、いつもお世話になっています!」とご挨拶してくださいました。
・終始漫才のようにテンポよく、ときにコミカルにインタビューに応えておられたEXITのおふたり。スタジオ入りされるときは「よろしくお願いしまーす!」と元気いっぱいに、インタビューを終えて帰られるときは「ありがとうございました!」と爽やかにご挨拶してくださったのも印象的でした。

撮影:黒石あみ、スタイリスト:矢羽々さゆり(lilium)、ヘア&メイク:田中陽子、取材:近藤亜衣子、岡野亜紀子

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