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抹茶パウダーの基本

抹茶パウダーの代わりに抹茶を使うことも可能ですが、製造方法が異なるため、風味に違いが出やすくなります。まずは、抹茶パウダーと抹茶の違いを理解しましょう。
抹茶パウダーとは
抹茶パウダーは碾茶(てんちゃ)を粉末にしたものです。碾茶とは、ひく前の状態にある茶葉を指し、これを粉砕機などで細かく砕いて粉末状に加工したものが抹茶パウダーです。
抹茶パウダーのもとになる碾茶は、日陰で成長させたものを使いますが、製造工程や品質基準が抹茶より簡素化されているケースも。そのため、抹茶パウダーは抹茶に比べると甘みやうま味が少なく、味わいがややあっさりしていたり、渋みを感じやすい場合があります。
また、抹茶より比較的手頃な価格で手に入るのも特徴のひとつです。
抹茶パウダーと抹茶の違い
抹茶のもとになる碾茶も、光を遮断した環境下で育てられた茶葉を使います。日陰で成長させた茶葉は、カテキンの生成が抑制され、お茶の甘みやうま味のもととなるうま味成分のテアニンを多く保持しています。
このように、苦みを持つカテキンが少ないため、抹茶は抹茶パウダーに比べてより甘みやうま味が引き立つ味わいになるのです。
また、抹茶パウダーが機械で粉砕されるのに対し、抹茶は石臼でひかれます。丁寧に製造されることから、抹茶パウダーより価格が割高です。
抹茶パウダーの代用品4選

抹茶パウダーが手元にない場合も、さまざまな代用品で似た風味を出すことができます。抹茶パウダーのおすすめ代用品4選と、それぞれ使う際のポイントを解説します。
緑茶パウダー
緑茶パウダーとは、一般的に飲まれている煎茶の茶葉をそのまま粉末にしたシンプルな素材です。カテキンやビタミンCなどの成分を豊富に含むうえ粉末であるため、栄養を摂取しやすいのもポイントですね。
抹茶に比べると色合いや香りは軽めですが、緑茶特有のさっぱりとした風味を感じられるでしょう。お菓子作りでも抹茶パウダーの代用として使いやすく、濃厚な緑色は出にくいものの、生地やクリームに自然な緑色と風味を加えたい場合に適しています。
グリーンティーの粉末
グリーンティーの粉末は、抹茶や緑茶に砂糖や甘味料を加えて作られたもので、甘みがあります。抹茶本来の香りを残しつつ苦みが抑えられているため、飲料にすると飲みやすい点が特徴です。
粉末自体に甘みが含まれていることから、お菓子作りに使う場合は砂糖の分量を調整する必要があります。甘めの味わいを生かした焼き菓子やデザートを作りたいときには向いていますが、入れすぎると全体が甘くなりすぎる点には注意しましょう。
また、グリーンティーの粉末は抹茶パウダーに比べ色味が淡く、鮮やかな緑色は出にくい傾向があります。
抹茶ラテの粉末
こちらは抹茶に砂糖や乳成分を加え、お湯や水を注ぐだけで抹茶ラテを作れる商品です。原料に抹茶が使われているため、抹茶パウダーの代用品として活用できます。
ミルク成分が含まれていることで味わいがまろやかになり、苦みが控えめなのが特徴です。色味は抹茶よりやや淡くなりますが、緑色は出やすい傾向があります。
お菓子作りでは、抹茶ミルクのような優しい風味を加えたい場合に使いやすく、子ども向けのレシピにも向いています。ただし、砂糖や乳成分が含まれているため、使用時はほかの材料との甘さや分量のバランスを調整することが大切です。
青汁パウダー
抹茶パウダーの代用品として、青汁パウダーを使う方法もあります。青汁パウダーとは、青汁の原料となる野菜を乾燥させて粉末状にしたものです。
ただし、青汁は独特の風味を持っており、かなり青臭さや苦みが強く感じられる場合もあります。抹茶パウダーの代わりにする場合は、匂いや味にくせが少ない桑の葉を使ったものを選ぶとよいでしょう。抹茶の風味を加えた青汁もあるため、仕上がりのイメージに合わせて使い分けてください。
ケール・大麦若葉・ホウレンソウなど、青汁には体に良いとされる野菜が豊富に含まれ、健康食品としても取り扱われています。野菜不足を補いたい人にもおすすめです。
まとめ

抹茶パウダーは、お菓子作りによく使われる粉末です。日光を遮った環境で育てられた碾茶を、機械で粉砕して作られます。抹茶と比べると甘みやうま味が控えめで、やや渋みを感じやすい一方、手頃な価格で使いやすい点が特徴です。
抹茶パウダーが手元にない場合でも、緑茶パウダーやグリーンティーの粉末などを代用品として活用できます。それぞれ風味・甘さ・色味に違いがあるため、作りたいお菓子に合わせて選ぶことが大切です。
代用品の特徴を理解して使い分ければ、抹茶パウダーがなくても満足のいく仕上がりを目指せるでしょう。
メイン・アイキャッチ画像/(c)Adobe Stock
Oggi編集部
「Oggi」は1992年(平成4年)8月、「グローバルキャリアのライフスタイル・ファッション誌」として小学館より創刊。現在は、ファッション・美容からビジネス&ライフスタイルテーマまで、ワーキングウーマンの役に立つあらゆるトピックを扱う。ファッションのテイストはシンプルなアイテムをベースにした、仕事の場にふさわしい知性と品格のあるスタイルが提案が得意。WEBメディアでも、アラサー世代のキャリアアップや仕事での自己実現、おしゃれ、美容、知識、健康、結婚と幅広いテーマを取材し、「今日(=Oggi)」をよりおしゃれに美しく輝くための、リアルで質の高いコンテンツを発信中。
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