賢く家を買うために! 知っておきたい基本ステップ
夢のマイホーム、実は見落としがちな落とし穴がいっぱい!? 大きな買い物だからこそ、しっかり事前準備はしておきたい。後悔しないために押さえておくべきチェックポイントを、住宅購入の専門家に教えていただきました。

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第1段階
第2段階
第3段階
STEP4.契約
1.最近の不動産購入はスピード感が大事! ピンときたら、その日中に申し込み
「不動産は究極の一点もの。同じ間取りでも方角や階数によって環境は異なり、人気の物件は情報が出てから1週間以内に契約が決まることも珍しくありません。のんびりしているとよい物件を逃し続けることに。たくさん見ればいい、というものでもないので、何が譲れなくて何は妥協できるのか、折り合うポイントを見極めたら、『決めるときは決める』という気持ちで臨んでください」(石岡さん)
2.契約時に手付金として、物件価格の5~10%の現金が必要
「ローンを組む前に『この家を買います!』という意思表示をするために、必ず現金で払うことを求められます。無事に物件が引き渡されれば、購入代金に充当されるのが一般的。買い主側の自己都合で契約を解除する場合は、原則として返金されません」(石岡さん)

3.諸経費は物件価格に対して新築で3~6%、中古は6~9%程度
「物件価格とは別に、契約時に必要なお金です。内訳は登記費用、司法書士への報酬、住宅ローンの事務手数料、火災保険料、固定資産税の精算金など。中古のほうが高いのは、不動産会社への仲介手数料(物件価格の3%+6万円+消費税が上限)がかかることが多いからです」(風呂内さん)「なお、この諸経費はローンとして借りることも可能。マンションより戸建てのほうが税金は多くかかります」(石岡さん)
4.オンラインで「電子契約」する方法もある
「オンラインでの契約は2022年に解禁されました。移動時間が省けるほか、紙の契約書で必要な収入印紙代がオンラインでは不要。動画のレコーディングが義務付けられていて、証拠が残る安心感もあります。難しい法律用語がならぶ契約書を対面で読み合わせるのは緊張しますが、自宅なら落ち着いて臨めるのでは。電子契約に対応していない不動産会社もあるので、早い段階で確認を」(沖さん)
これから家を買う人へ… プロからのアドバイス

資産になりえる家は〝買えるなら買う〟が賢い時代に
「以前は『住宅購入はライフスタイルの変化に合わせて検討を』と伝えていましたが、何もかもが値上がりする今は『買えるなら早めに買っておいたほうがいい』と説明を変えています。とはいえ都心で極端に安い物件は、相応の理由があるのでNG。今、東京23区内で買っていい物件価格の下限は3500万円程度です。人生でいちばん大きな買い物になるでしょうから、ライフプランとしっかりすり合わせて検討を」(石岡さん)
未来の可能性を狭めない余裕を持った予算で
「都心で高額の、資産性の高い物件を買いたい人も多いですが、無理をしすぎないといいな… と心配しています。お金とのつきあい方で外せないポイントは、預貯金が尽きて必要な支払いができない事態を避けること。今後、転職したくなったりパートナーが急に夢を追いかけ始めたり、予測不能なことが起こるのが人生。将来の選択肢を狭めないよう、いろいろなケースをイメトレして、家を買ってください」(風呂内さん)
インターネットを賢く使って〝損〟を予防!
「今どき、住宅購入検討にインターネットを使わない人はいないでしょうが、中には情報源が偏っていたり、十分に活用できていない人も。相場より高い価格で物件を買ってしまったり、住宅購入に関連する公的な補助金・助成金や税金のサポートを見落としたりすると、大きな損! 公的機関のサイトをのぞいたり、複数のサイトを見比べたりして、客観的かつ信頼できる情報を集めてください」(沖さん)
2026年Oggi1月号「働く私たちが、家を買うということ。」より
イラスト/岸 潤一 構成/酒井亜希子・渋谷遥夏(スタッフ・オン)
再構成/Oggi.jp編集部
Oggi編集部
「Oggi」は1992年(平成4年)8月、「グローバルキャリアのライフスタイル・ファッション誌」として小学館より創刊。現在は、ファッション・美容からビジネス&ライフスタイルテーマまで、ワーキングウーマンの役に立つあらゆるトピックを扱う。ファッションのテイストはシンプルなアイテムをベースにした、仕事の場にふさわしい知性と品格のあるスタイルが提案が得意。WEBメディアでも、アラサー世代のキャリアアップや仕事での自己実現、おしゃれ、美容、知識、健康、結婚と幅広いテーマを取材し、「今日(=Oggi)」をよりおしゃれに美しく輝くための、リアルで質の高いコンテンツを発信中。
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