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LIFESTYLE

2025.12.15

今明かされるヘブン先生の衝撃過去!愛だけでは乗り越えられない、残酷すぎる結末|『ばけばけ』第11週【ライター・朝ドラ子のあらすじ追っかけ!週間レビュー】

NHKの「連続テレビ小説」こと、「朝ドラ」。朝ドラ大好きなOggiスタッフが、その感想を自由気ままを語ります。今回は『ばけばけ』第11週をレポートしていきましょう!

朝ドラウォッチャー」ライター・朝 ドラ子

朝ドラ『ばけばけ』今週の見どころと感想をレポ

朝ドラ『ばけばけ』ご覧になられてますか? ヒロイン・松野トキを演じるのは髙石あかりさん。「耳なし芳一」、「ろくろ首」、「雪女」──日本人なら誰もが知る怪談の数々を文学へと昇華した、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の妻、小泉セツがモデルです。怪談を愛する夫婦の、何気ない日常を描く物語。

朝ドラ大好きOggiチームきってのNHK「連続テレビ小説」ウォッチャー、ライター・朝 ドラ子が、毎週『ばけばけ』にグッときたポイントを自由きままに語りたいと思います!

先週のレビューはこちら:ラブコメの王道・看病展開キタ!けれど衝撃の台詞にショック…『ばけばけ』第10週

マーサって誰なのよ!? 第11週「ガンバレ、オジョウサマ。」を振り返ります

飛び立つメジロ
 (C)Adobe Stock

物語は新年を迎えました! いつもお世話になっている花田旅館に招かれ、お酒を酌み交わす松野家・ヘブン先生・そして錦織さん。和気あいあいとした雰囲気に和んでいると、ヘブン先生から衝撃の一言が発されます。いわく、「来年の冬には松江にはいない」と。この街にすっかり馴染んでくれたと思いきや、どこか他人ごとなその発表に一同ポカン。とくに、ずっと右腕としてそばでサポートしてきた錦織さんは、複雑な心境のようです。そしてヘブン先生が松江を去るということは、おトキちゃんの失業を意味するわけで。松野家、大ピンチ!?

そんなことがあっても、ヘブン先生に恋するお嬢様・おリヨは動じません。自分が先生を射止めさえれば、ずっと松江にいてもらえると強気です。その眼差しは本気そのもの。けっしてミーハーな気持ちではなく、かといって「国際結婚を踏み台にしてやろう」みたいな野望があったわけでもなく、純粋にヘブン先生のことを慕っていたんだな、おリヨ…。欲しいものは絶対に手にいれる!とでも言いたげな自信と強さは恵まれた環境で育ったからこそなんだろうけど、お百度参りをしてみたり、偶然を装って会いに行ったり、意外にも正攻法?な恋心がなんだかいじらしい。ただのクセツヨお嬢様だと思っててごめん。

…なんですが、ついに真剣な思いを告白したおリヨ、振られてしまいます(涙)。

少しずつ明らかになる、ヘブン先生の過去

おリヨの真剣な思いを受けて、ヘブン先生も、誰にも言えなかった過去を打ち明けて真剣にお断りします。「誰かと深く関わるのはやめた」のだと。かつてヘブン先生がアメリカで暮らしていたころ、黒人の血を引く女性・マーサとの出会いと別れがありました。人種差別が色濃く残る当時のオハイオ州。今じゃ考えられないけれど、異なる人種同士での結婚は違法でした。それでも、愛さえあれば、ふたりならきっと大丈夫…そう信じていたのでしょう。ひっそりと結婚式を挙げたヘブン先生とマーサ。しかし、ふたりに待っていたのは、苛烈な差別がもたらす残酷な結末でした。

ヘブン先生の話を聞きながら、「ですが…、今度はわからないじゃないですか」「私たちはきっとうまくいきます」と食い下がるおリヨが切なくて。今にも泣き出しそうな、でも「ふたりなら幸せになれる」と心から信じている表情といったら…。「ふたりなら幸せになれる」。それは、他ならぬかつてのヘブン先生が、信じて、挫折したことそのものなんだよなあ。おリヨがヘブン先生の心を動かすことは、とうとうできませんでした。

どうしようもないってわかっているけれど、ヘブン先生の心の傷が、今度は周囲の人を傷つけているのがやるせない。「誰とも深く関わらない」、その言葉を通訳する錦織さんの悲しげな顔がつらかった。ヘブン先生と長い時間をともにして、きっと友情のようなものを感じている錦織さん。そう思っていたのは自分だけだったなんて、ショックすぎます。通訳としてつとめて冷静にふるまう錦織さんですが、動揺がほんの少しだけ表情筋にあらわれ、目線を落とす姿には震えました。吉沢亮の演技はまさに〝国宝〟級。ちょっぴり気まずくなってしまったヘブン先生&錦織さんの関係も、これから見どころになりそうですね。

…と、ここまで書いていて思うのですが、ヘブン先生の過去が明かされる重要場面でヒロイン・おトキちゃんが不在ってすごいですよね(笑)。おリヨが一世一代の告白をしているころ、おトキちゃんはただただ悶々としていました。その理由は本人にもわからないみたい。進展があるのは、まだまだ先になりそうです。

でさ、次の日おリヨがおトキちゃんにお礼を言いにくるんだよね。「応援してくれてありがとう」と。最後まで筋を通すお嬢様、いい女じゃないですか…。本当、最初はただのクセツヨお嬢様だと思っててごめん(2回目)。おトキちゃんに「大変よ…先生を射止めるのは」とささやいてクールに去るおリヨ。彼女だけは、おトキちゃんの「悶々」の正体をわかっているのかもしれませんね。

そういえば、イライザとはどういう関係なの? 次週は「カイダン、ネガイマス。」

ドラ子はこの記事を書くためにトータル3回くらい放送を観ているんですけども、ヘブン先生とマーサの過去はつらすぎて配信を観返すのにとても勇気が必要でした(涙)。でもきっと誰もが思ったのではないでしょうか、「マーサ…?」と。じゃあ今、写真を大事に飾っているイライザとはどういう関係なの〜!? あと、これはドラ子の考えすぎかもしれないんですが、マーサとのやりとりにヘブン先生の「マザコン気質」を感じたのもひっかかってます。先生は母親との関係が希薄だったようなので、母性への憧れがあるのかもしれないなあ。このあたりも今後明かされていくのを期待しています。まだまだヘブン先生には謎が多い。

そして次週はいよいよ、おトキちゃんの特技「怪談」にスポットがあたりますよ〜!

番組公式サイト

朝ドラウォッチャー」ライター・朝 ドラ子

NHK「連続テレビ小説」(通称・朝ドラ)をこよなく愛するアラフォー。毎日退勤後に録画をじっくり観るのが日課。会議でのアツい朝ドラコメントが「天才的なウォッチャー」と編集長に認められ、この連載を開始。歴代ナンバーワン朝ドラは『スカーレット』(2019年度後期放送)。

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