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2025.12.19

その「かわいい」、伝わってる?女のかわいいと男のかわいいの微妙なズレ

「これ、かわいいよね!」といったとき、相手の反応が「え、そう?」だったこと、ありませんか?
「かわいい」という言葉は、老若男女関係なく日常的に使う言葉ですが、実は男性と女性では「かわいさ」にちょっとした温度差やニュアンスの違いがあります。そのため、同じ「かわいい」でも、込められた意味や受け取り方が異なることも。
今回は、男女で微妙に違う「かわいい」の感じ方と、その違いを楽しむヒントをご紹介します。

コマツマヨ

「かわいい」の感じ方、男女でこんなに違う?

女性にとっての「かわいい」は、「見た目の可愛さ」だけでなく、「雰囲気」「世界観」「生き方」など広い意味を持ちます。ファッション、持ち物、口調、しぐさなど、細やかなニュアンスのなかにある「かわいさ」を大切にする傾向があります。

例えば、友人が使っているちょっとレトロなデザインのポーチを見て「それかわいい!」というとき、単にデザインだけでなく、その人のセンスや選び方、持ち物との組み合わせ方まで含めて「かわいい」と感じています。また、「あの子の笑い方かわいいよね」のように、姿勢やちょっとした仕草にもかわいさを見出します。

見た目だけでなく、その人の在り方や考え方にも「かわいい」を感じるのが、女性の特徴といえるでしょう。

一方、男性にとっての「かわいい」は、第一印象やルックス重視で、見た目の可愛らしさや「愛嬌がある」といった感覚が中心になることが多いようです。

笑顔が明るい、話し方が柔らかい、少し天然なところがあるなど、親しみやすさやギャップなどにかわいいさを見出す傾向があります。

ただし、女性が大切にしているファッションとしての「かわいい」や内面の「かわいい」は、なかなか男性には伝わりにくいことも。「このバッグ、今年のトレンドカラーでかわいいでしょ」といっても、「そうなんだ」と軽く流されてしまうのは、こうした感性の違いが背景にあるのかもしれません。

男女で違う、「かわいい」のギャップあるある

(c) Adobe Stock

男女で「かわいい」の感じ方が異なるからこそ、日常の中でちょっとしたギャップが生まれます。よくある、「かわいい」のすれ違い模様をご紹介します。

服選びのすれ違い

女性が「くすみカラー×シアー素材は今っぽくてかわいい」と思うのに対し、男性は「地味じゃない?」と感じることもあります。

トレンドを押さえた繊細な色合いや素材感、絶妙なシルエットは、女性同士なら「分かる!」と共感し合えても、男性にはピンとこないことがあるのです。

逆に、男性が「かわいい」と思う服は、女性から見ると「ちょっと子どもっぽい」と感じるものが多い場合も。パステルカラーなどダイレクトにかわいい色合いや、フリルやリボンなど可愛いを象徴するモチーフなどが使われているものが「かわいい」の対象です。

「デートだから喜ばれるかな」と思って選んだ服が、彼にハマらなくてモヤモヤするなんてことは、こうした「かわいい」の感性の男女差にあるのかもしれません。

褒め言葉の温度差

女性同士の「かわいい」は、「センスが素敵」という意味合いを持ちます。友人に「そのバッグかわいい!」というとき、それはデザインが可愛いのはもちろん、雰囲気やコーディネート、持っている人に似合っているかなど複合的な意味合いがあります。一方、男性の「かわいい」は、先述のようにダイレクトにかわいいデザインのものを指し、単純に見た目の印象を伝えていることが多いよう。

同じ言葉でも、込められた意味がまったく違うため、受け取る側の印象も変わります。女性同士なら「分かってくれてる!」と嬉しくなる「かわいい」も、男性からいわれると「なんで?」と思ってしまうこと、ありますよね。

伝え方の違い

女性は素敵だと思ったものを素直に「かわいい」という人が多いのに対し、男性は見た目に「かわいい」と認識できるものでないと「かわいい」といわない人が多いよう。そのため、彼氏に「かわいいよね?」と伝えてもなかなか共感してくれないことがあります。

また、女性が男性に対して「かわいい」というときも注意が必要。これまでお伝えしたように、男性の思う「かわいい」は少女や子供っぽい可愛さをイメージすることが多いため、女性に可愛いといわれると戸惑ったり「馬鹿にされた」と誤解されることも。褒め言葉として伝えたいときは、「その気遣い、かわいいですね」「そういうところ、素敵だと思います」のように、具体的に何がよかったのかを添えると誤解なく伝わります。

「かわいい」をめぐるジェンダーバランスの変化

近年、「かわいい」という言葉や価値観にも、少しずつ変化が見られます。

“かわいい=女性らしい”ではなくなってきた

男性の間でも「かわいいアイテム」や「かわいい感性」を好む人が増えています。キャラクターグッズやパステルカラーの小物、柔らかい雰囲気のファッションなど、以前は女性的とされていたものを楽しむ男性も珍しくありません。

SNSでは、男性インフルエンサーが「これかわいくないですか?」と紹介する投稿も増え、「かわいい」を表現することへのハードルが下がってきたり、男女の共通認識が似通ってきているようにも見えます。「かわいい」がジェンダーレスな価値観に変わりつつあり、性別に関係なく「好きなものを好き」といえる時代に変化しているといえそうです。

「かわいい」をシェアする時代へ

SNSでは男女問わず「これかわいい!」が共感のきっかけになっています。動物の写真、インテリア、食べ物、風景など、シェアや「いいね」、コメントを通じて、「かわいい」という感覚を共有することが、新しいコミュニケーションの形になっているのです。

誰もが自由に「かわいい」を楽しめる時代は、より豊かで多様な感性を尊重する社会につながっています。

(c) Adobe Stock

「かわいい」の違いを楽しむことが現代のコミュニケーション

「かわいい」の感じ方は、性別だけでなく、育った環境や価値観によっても人それぞれです。自分が「かわいい」と思ったポイントを相手が理解してくれなくても、それは感性の違いであって、どちらが正しいわけでもありません。むしろ、その違いを楽しむことで、相手の価値観や見ている世界を知るきっかけになります。

自分の「かわいい」を大切にしながら、相手の「かわいい」も尊重する。そんな柔軟なコミュニケーションが、お互いをもっと理解し合うきっかけになるでしょう。

TOP画像/(c) Adobe Stock

コマツマヨ

WEBサイトライティングをメインに、インタビュー、コラムニスト、WEBディレクション、都内広報誌編集、文章セミナー講師など幅広く活動。

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